人は追い詰められると死をも忘れる
Posted on 2010年02月02日
警察庁が1/26に発表した報道によると、昨年の自殺者数は3万2753人(暫定値)で、12年連続で3万人を超えたらしい。今回の人数は過去五番目というから、様々な自殺防止の取り組みがなされていても、自殺者はそう容易に減らないことがよくわかる。
■自殺のニュースはとても多い■
自殺と書くと、なんとなく「何かに追い詰められて自殺する」というイメージがある。
借金苦であったり、病気であったり、家族や親戚の問題であったり、その他の人間関係であったり、自殺には本当に色んな理由がある。
ついこないだのニュースで、崖っぷちで自殺しようとしている人を5時間にわたり説得を試みるも、最後にはそのまま30m下の崖に身を投げて自殺してしまった、という話もあった。
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説得5時間、「ごめんなさい」と男性投身自殺
(2010年1月20日11時37分 読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100120-OYT1T00435.htm
19日午後3時5分頃、静岡県西伊豆町安良里の黄金崎公園展望台近くで、海に面した斜面の手すりの外側に60~70歳くらいとみられる男性がしゃがみ込んでいるのを観光客が見つけた。
~~ 中略 ~~
「生きていればいいことがある」などと言葉をかけ続けたが、男性は午後8時10分頃、「ごめんなさい」と言い残して約30メートル下のがけ下に身を投げた。
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この男性は病気を苦に自殺したらしい。
あるいは、タレントの後藤真希の母親が自殺をしたり、声優の郷里大輔が自殺をした、というニュースも記憶に新しい。