大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

見取り稽古&服部先生が来てくれました!

Posted on 2010年07月27日

うちの道院の修練場所は月曜日も金曜日も冷暖房完備で大変環境がいいので、とても修練がしやすいんですが、それでも最近の暑さはなかなか堪えるんだから、普通の体育館とかで修練している人たちは、ほんっと大変だと思います(・・)(。。)

今年は特に熱中症で倒れたり亡くなったりしている人が続出していたりしているので、修練中は遠慮なくどんどん水分を取って、体調が良くないと思ったときは、積極的に休憩とるのも大切なので、体調管理には十分気をつけましょう(=゚ω゚)ノ

余談を一つお話しすると、「見取り稽古」という言葉があります。

言葉の意味は文字通り、「見取りながら稽古をする」ということなんですが、要するに色んな人たちが稽古している様子を、横で座ってじっと観察しながら、今何をやっているのか、どこが良くないのか、どうすれば良くなるのか、そういうのを考えながら自分の稽古に生かす、というのが「見取り稽古」。

昨日は、大阪北道院の服部先生がサプライズ訪問してくれまして、服部先生が最後に皆さんの前でお話をしてくれた中に、「教えてくれている先生の手元ばかりを見ずに、足の運びはどうなっているのか? 身体全体はどんな風につかっているのか、そういうのを注意してみるのも大切です」というお話をしてくれました。

これは見取り稽古の重要なポイントでもあって、昔の武道なんかは「見て盗む」というのが技術を自分のものにする、一つの方法でした。

少林寺拳法の技術もそれは同じで、ほかの武道よりはやたらと色々教えてくれる世話好きな先生や先輩が多い団体なので(そういう思想で活動している部分が大きい)、昔の武道みたいに盗まなきゃ技術を教えてもらえないってことはないんですが、その一方でとにかく手取り足取り教えてもらえるもんだから、下手をすると自分から教わるという積極性に欠け、受け身でひたすら聞き続けると言うことになることがよくある。

これはあまり良いことではなくて、受け身で教わるというのは、教えてくれている先生や先輩のコピーでしかなく、身長体重も年齢も性別も違う先生達の技術が、そのまま自分にあっているとは限らないんですね。

なので、見取り稽古の神髄でもある、「技を盗む」というのを一生懸命がんばって、積極的に自分にあった技術を学ぶ努力もあわせてやっていくことが、上達への早道だと思います(=゚ω゚)ノ

僕は、個人的には人が技をやってるのをひたすら見るのと、先生にひたすら技をかけられまくるのが好きであります(=゚ω゚)ノ

色んな先生達に何百回と技をかけられまくっていると、不思議と手を握られた瞬間に、その技がかかるかかからないかわかるようになる。

ただ技がかかるかどうかわかるだけじゃなくて、どうすればかかるのか、というのも同時にセンサーが反応してわかるので、相手を誘導してあげながら説明するのにとても便利だったりしますヽ(゜▽、゜)ノ♪

(北野)