大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

■修練レポ■ 8級合格おめでとう!&昇級試験は仲間と乗り越える

Posted on 2010年11月06日


合格証書授与1 合格証書授与2 合格証書授与3

今日は、先月の末に実施された昇級試験の合格証書が届いたので、合格証書授与を行いました。

今回合格したのは、リナ&アヤネの8級ペア。8級の試験は道院内で行ってもいいんですが、うちはあえてよその先生に試験をしてもらっています。

何故かと言えば、同じ道場内で試験を行ってしまうと、普段の稽古と試験とのメリハリもつかないし、できてなくても、それと無しに試験を通してしまいがちなんですね。

どっちみち6級からよその先生に試験をしてもらわなきゃいけないわけだし、普段の稽古と試験のメリハリをつけるためにも、小学1~3年生の小さい拳士でも、頑張って試験に取り組んでいます(^^)


少林寺拳法は昇級試験は一つの通過点で、昇級試験がすべてではないし、大会もすべてじゃない。

昇級試験を受けたくないと言うことであれば、受けなくてもいいといえばいい。

だけれども、少林寺拳法の技術修練は昇級をして次の段階に進む、という形になっているので、同じ技の修練を延々と二年も三年もやっているうにち、同じ頃に入門した拳士がどんどん昇級や昇段をしていって、期生は同じぐらいでも資格では上、ということになってくる。

すると、資格が上がっている分、下の資格の拳士に教える、という姿をよく見ることになり、だんだんだんだん自分が取り残された気分になってしまう。

そんな気持ちにならないためにも、同時期に入門した拳士というのはとても大切で、共に技術修練に励み、一緒に同じぐらいのペースで力を合わせて昇級・昇段をしていくと、自分だけでなく、相手も成長する、という素晴らしい結果が待っています。

昇級・昇段試験は一人で挑戦する物ではなくて、必ずそれを支えてくれる仲間や先輩、先生達がそばにいて、出来ないときには一生懸命出来るようにサポートしてくれているんですね。

達磨祭の法話の時にもお話ししたことですが、少林寺拳法の修行は一人じゃないんです。

自分が上手に出来ないときは、一緒に修練している友達に素直に聞くことが大切だし、聞かれた友達も、一緒になってどうやればよくなるか話し合って、実際にやってみる。

それはたとえ8級であっても同じで、出来る限り、自分たちがわかる範囲で、そこは右手だよ、そこは左足が前だよ、と教えてあげることが出来れば、一人で悩まなくていいんだ、という安心感につながると思うんですね。

少年部の修練は、一般部と違い、なかなかそういった「一緒に頑張る」という感覚を持つのが大変だと思うんです。

大人の拳士からしてみればものすごく簡単なことのように思えても、少年部の拳士にとってみれば、とてもとても難しく感じることもあります。

だからこそ、周りのサポートが大切なので、僕も精一杯頑張りますが、是非是非、拳士本人同士だけではなく、一般部の拳士も、保護者の方達も、彼らが悩んでいるとき、「一人じゃないんだよ」とアドバイスしてあげてください(-人-)合掌

8級に合格した、リナ、アヤネ、一生懸命よくがんばりました(^^)

合格おめでとう!

■おまけスナップ写真■

合格証書授与4

(北野)