「また再建しましょう」~諦めない強い心
日曜日の地震関係のニュースの中に、
今にも倒壊しそうな家から老夫婦と女性一人と犬が助けられた、というものがあった。
今回の地震で大変な状況にあったにもかかわらず、自衛隊員につれられて出てきたお爺さんは、報道関係者の「大丈夫ですか?」という問いかけに、笑ってこう答えた。
「大丈夫です。よかった」と答え、
さらに、
「もうあのチリ津波んときも体験してっから。大丈夫です。また再建しましょう」
こう笑顔で言った。本当に力強い言葉だ。
また再建しましょう。
阪神大震災の時も、がれきの山となった神戸やその近郊都市も、16年たった今、見事な復興を遂げた。
今、海外のニュースでは、「一つになった日本」ということで、日本人が大きなパニックを起こすことなく、被災地域の人たちだけでなく、被災地域以外の人たちが、自分に出来ることは無いかと一生懸命行動している姿に、賞賛の声をあげている。
みなさん、東日本大震災で負傷した人のための緊急輸血が不足しているということで、愛媛の松山市で行った献血に、一日で何百人もの人が行列をつくり、献血を申し出た話をご存じですか?
今、大変緊張して推移を見守っている福島原発に、定年が近いので最後に出来ることは無いかと、あえて志願して福島原発に向かった電力会社の人がいるという話しをご存じですか?
アメリカは、支援作戦に「トモダチ」と名付けました。
世界中から100カ国以上の国々が日本を支援したいと申し出ています。
また再建しましょう。
救出されたお爺さんの言葉に、本当に励まされました。本当の強さとは、こういう事を言うんだと。
少林寺拳法の開祖も「死ぬまでは生きている。生きている限り、なんとかなる。諦めるな」という言葉を残しました。
諦めない。強い心をもつ。
一日も早く、被災地の方達が安心して生活が出来るようなることを祈ります。
今、少林寺拳法グループとして何か支援できることはないか検討しているようです。
各地の道院に対して、義援金を募るとのお話しを伺っておりますので、詳細が出ましたらまた改めてご連絡とお願いをさせていただきますので、どうぞ皆さんのお気持ちと行動を宜しくお願い致します(-人-)合掌
■救出されたお爺さんの映像■
※元動画が削除されたようです。
(北野)