■修練レポ■ 4月分(2名)合格証書授与式
大会に向けた修練が続いており、来週の水曜日は追加の修練日になったわけですが、少林寺拳法の修行は大会だけが目的ではないので、大会に出ない拳士も、自分でしっかりと目標をたてて、参加できそうなときは積極的に参加して下さいね(^^)
さて本題。
月曜日に四月に実施した昇級試験の合格証書が二名分届きましたので、合格証書授与式を行いました(=゚ω゚)ノ
今回の合格証書から、世界で統一した証書を、という感じになったのでしょうか、書かれている文言が日本語に加えて英語も併記されるようになりました。
あと、従来の合格証書は「第二世 宗道臣」と、開祖のお名前が書かれていたんですが、今回から「第二世師家 宗由貴」と総裁のお名前になったようです。
今回合格証書を授与されたのは、少年部から8級に合格したヒナタと、一般部から6級に合格したカズヤの二名。
ヒナタは友達や兄弟での入門をしたわけでもなかったので、最初の頃は一人でどうしたらいいのかなぁという不安でいっぱいで、なかなか自分からみんなの中に入っていくことが出来なかったんですが、一ヶ月二ヶ月三ヶ月と、一生懸命修練に通っていくうちに、ちょっとずつ友達も増え、最近では新しく入門した年下のハルフミなんかとも一緒に修練できるところまで、成長しました(^^)
兄弟がいないとか、いても末っ子だったりすると、小学一年生とか二年生からしてみれば、自分より年下の子の相手をする機会ってあまりないと思うんですね。
でも、少林寺拳法の道場は、道場全体が大人も子供も、みんなが兄弟、みんなが姉妹、みんながお父さんお母さん、みんながおじいちゃんおばあちゃん、といった「家族」的な要素が強くあります。
それだけに、まず技術の修練を通じて、自分の家族にはいない世代や性別の拳士と一緒に修練することで、気がつけばお兄ちゃんになっていたり、時には沢山増えたお孫さん、みたいな感じなって修練が出来る。
一方的にアレやれコレやれと、言われたことだけをするわけではなく、最終的には組手主体の修練を通じて、性別や世代を超えて自分たちで考えて修練をする。
今大会に向けて演武の修練をしているわけですが、演武というのはまさに「自分たちで考えて、行動する訓練」そのものだと僕は思います(^^)
一方のカズヤは新制度に変わって初めて一般部から昇級試験を受けた拳士で、大阪高槻道院で初めての一般六級の拳士になります。
カズヤがとてもえらいなぁと思うのは、制度が切り替わるギリギリのところで入門し、旧制度と新制度の両方の話を聞いた上で、時間がかかっても初段を目指したい、という意欲で取り組んでくれているのが、行動でとてもよく分かるところだと思います(^^)
カズヤの行動で感心していることは、修練を休まない事、出来るかどうか分からない不安があってもまずやってみる姿勢、入門したときからずっと続けている挨拶などの礼儀をキチッと守る事。
旧制度では3ヶ月~4ヶ月で三級になるわけですが、その間に習う技術の量もかなりあるので、結構忙しいままに昇級試験を迎えることになるんですが、新制度は2ヶ月でわずか数個の技術しか習得する必要がなくなりました。
もちろんそこには狙いがあるので、僕は悪いことではないと思いますが、一方で稽古を始めた拳士からしてみると、単調と言えば単調になりがち。
でも、カズヤは文句一つ言わず、しっかりと単調な技術修練でも頑張ってくれていること。
カズヤだけに限らず、自分の中でしっかりとした目標を持って、焦らずに自分に出来る範囲で、こんな風に真面目で一生懸命な姿勢を続けていけば、必ず技も上手くなるし、精神的にも立派に成長していくことが出来ると僕は思います(^^)
というわけで、長くなりましたがヒナタ、カズヤ、昇級試験合格おめでとう!
ps.
四月に昇級試験を受けた拳士はもう一名いますが、合格証書がまだ届いておりませんので、届き次第、合格証書授与式を行います(-人-)
(北野)