■修練レポ■ 入門式&2011年度開祖忌法要
いやぁ、関西も梅雨入りしたとかでこのところ本当に雨が多いんですが、昨日は雨が降る中入門式&2011年度開祖忌法要にご参列してくれた拳士の皆さん、保護者の皆様、お疲れ様でした!
少年部が始まってから本格的な儀式・行事というのは、昨年の達磨祭・新春法会に続いて今回で三回目となりますが、昨日は参加した拳士の数は43名と、大阪高槻道院に所属するほとんど全ての拳士が参列していただき、道場が本当に狭く感じられました(^^)
少年部の拳士の半分ぐらいは、おそらくこういった金剛禅の儀式というのは初体験で、法衣を見ただけでテンションがあがっている子がいたりと、普段とはまた違った雰囲気がいい経験になったのではないかと思います(^O^)
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■5月度入門式■
ということで、昨日はまず最初に入門式を執り行いました(=゚ω゚)ノ
入門式の対象者は今年に入ってから入門した7名の拳士で、入門者代表は一般部からカズヤが行いました。
入門式の自己紹介につづけて、急遽転籍してきた拳士の方々の自己紹介も行い、今年前半に大阪高槻道院の仲間になった13名の拳士全員に、皆さんの前でご挨拶していただきました(^^)
入門者紹介が終わった後は、簡単に道院長法話を。開祖忌の法要が後に続くので、入門式の法話は簡単に。
毎回同じ話をしているんですが、少林寺拳法に「入門する」というのは、普通の武道団体になんとなく入るというのとは全然違うんですね。
法衣姿を見てもらっても分かるように、少林寺拳法は「金剛禅」という禅宗の一派としての活動を行っています。
その中の主たる行の一つが「少林寺拳法」という技術であって、技術だけが中心の団体ではありません。
禅宗の一派であるわけですから、心の修行もとても大切にしています。
入門式というのは、「金剛禅の修行に入るんだ」というのを改めて認識してもらうための大切な儀式であり、同時にそこに参列する他の拳士の皆さんに顔通しするというのは、それだけの覚悟をもって修行に励んで下さい、という意識付けの場でもある。
少々仰々しいかも知れないけれども、儀式には儀式としての意義や目的がしっかりとあるので、皆さんこれからもこういった儀式は大切にしていって下さいね(^_-)-☆
■2011年度開祖忌法要■
入門式が終わった後、引き続き2011年度開祖忌法要を執り行いました(=゚ω゚)ノ
開祖忌というのは開祖の命日前後に行われる行事で、開祖の思いを確認し、これからどうしていけばいいのかをしっかりと考える機会でもあります。
今年は晩年の開祖のおそばで山門衆として修行なさっていた、初代道院長の田邊眞裕先生に来ていただきました(^^)
田邊先生には開祖についての御法話をいただいたんですが、今回は少年部からの参加者も多数いたため、急遽話の内容を変更して、開祖宗道臣先生がどうして少林寺拳法をつくったのか、というお話しをしていただきました(^^)
お話しの後半は、社会人として求められること、少年時代にするべき心がけについてのお話しをしていただき、短いセンテンスながらも、とても分かりやすいお話しでした。
(田邊先生の法話に聞き入る拳士達)
ちょうど来月市長杯高槻市民少林寺拳法大会が開催されることもあり、今年の開祖忌の法要の締めとして奉納演武も行いました。
僕の記憶にある限りでは、大阪高槻道院の儀式・行事の中で、法衣を着ての奉納演武というのは10年以上なかったのではないかと思います。
法衣というのは一見すると単なるコスプレのように見えるかも知れませんが、これを着てダーマの掛け軸と本尊の前で演武を行うというのは、神社の前でまわしを着けて執り行う奉納相撲と同じぐらい神聖な儀式の一つになります。
金剛禅の儀式では必ず奉納演武を執り行うのが決まりとなっており、そこで法衣を着て演武をする拳士は、それを着ると言うことに大変な責任を負います。
法衣というのは、何となく着ているわけではなく、まして単なるコスプレ的衣装として遊びで着ているわけではありません。
道院長は金剛禅の導師であり、法衣姿というのは正装でもあります。
同じように、金剛禅の僧籍に入った拳士もまた、法衣に輪袈裟というのが儀式・行事のときの正装となります。
普段の稽古で法衣を見ることはありませんが、こういった儀式・行事の際には必ず法衣を着用していますので、その時は儀式・行事の意味や意義、法衣を着る意味を是非思い返して考えてみて下さい(^^)
次の儀式・行事は、10月に行います達磨祭となります。
昨日はバタバタしていて皆さんと一緒に集合写真が撮れませんでしたが、是非10月はみんな揃って記念写真も撮りましょう(^_-)-☆
(北野)