■修練レポ■ 2024年 5月度入門式&開祖忌法要
先週の日曜日に本山での開祖忌法要に参列してきましたが、今日は大阪高槻道院の開祖忌法要の日でした☺️
専有道場で活動を始めてから二回目の行事で、今回は新入門の拳士をお迎えする入門式も一緒に執り行いました。
今までは行事の様子は固定カメラで録画して、入門者の方にDVDにして記念にお配りしていましたが、今年は奥さんがスマホで行事の様子を撮影してくれたので、それを編集してブログ用の動画を作ってみました。
写真だと結構厳粛な雰囲気があって、ちょっと近寄りがたそうな感じがしますが、動画にするとそこそこ和気あいあいとやっているんだな、というのが伝わりますね☺
■この記事の動画■
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日本語で書いているブログなので、ブログを読みに来てくれているのは、日本人が中心なのは当たり前なんですが、Instagramでは日本人より外国の拳士、武道家の方達と沢山繋がっているので(8割ぐらい外国の方ですね)、今回の動画は日本語のテロップの下に英語の解説文もいれました。
海外に伝わっている少林寺拳法は、武道としての少林寺拳法で、金剛禅ではないんですよね🤔
そういった意味では金剛禅の入門式の様子を外国の拳士が目にする機会はほとんどないので、金剛禅の入門式や開祖忌法要はこんな感じだよというのが、少しでも伝わればと😊
もちろん、少林寺拳法に興味を持って大阪高槻道院のサイトを見に来てくれている日本人の方達にも、金剛禅ってこんな雰囲気というのが伝わるんじゃないかと思います。
大阪高槻道院に入門してくれる人たちは、金剛禅の持つこの雰囲気が、ただの武道やスポーツではない、何か別の良い経験をさせてもらえるのではないか?と感じたからなんじゃないかと思います。
特に専有道場に移ってから、むちゃくちゃ目立つ金剛禅全力推しの祭壇があるので、なおのことこの祭壇がイイ!と思っていただける方が、見学や体験に来てくれるんだと思います😉
今回は7名の新しい拳士を迎え入れました。
親子で入門した方や、姉弟で入門した方、他武道を経験を積まれてきた方、一年以上前に体験にきてご縁に恵まれて入門した方、身内🤣と、性別も年齢も、入門動機もまちまちですが、こうして皆さん揃って入門式を執り行えたのは、良かったですね😊
なにより、今中高生達は中間テスト真っ盛りですが、そんな中でも入門式だけでも来て下さい!という声かけに応じて、何人かの拳士が忙しい合間を縫って、入門式に来てくれたのが、とても嬉しかったですねぇ😆
日曜日のクラブ活動が始まる前に少しだけでも!という事で来てくれた拳士もいて、こういう人のつながりが築けるのが、少林寺拳法の魅力ですね☺️
(北野)
■修練レポ■ 2024年 新春法会&ふるまいぜんざい会
新年、あけましておめでとうございます😊
昨日は大阪高槻道院の稽古始めで、新春法会&拳歴表彰と、9年ぶりに復活したふるまいぜんざい会でした。
専有道場が自分の会社の中にあるので、結構準備が必要な行事でも、事前に準備できるのはものすごく助かりますね、やっぱり🤔
今まではクロスパル高槻まで行事の道具を運び込んでは、借りている時間の間に準備をしてって感じだったので、どうしても行事の開始時刻が20~30分遅れてスタートすることが多かったんですが、今回の行事は修練開始時刻前には、いつでもスタートできる準備が出来ていました。
いや、準備が早く終わっても拳士が集まっていないんですが🤣
今年の新春法会は、後半にふるまいぜんざい会をするということでご家族で参加していただき、ありがとうございました!
普段、なかなか皆様お忙しくて少年部の拳士達が修練をしている姿を目にする機会もありませんし、少林寺拳法や金剛禅が一体なにをやっているんだろう、というのがぼんやりとしてしか伝わっていなかったかも知れません。
昨日は行事と言うこともあり、金剛禅色全開の雰囲気の中、少林寺拳法で何をやっているのか、どういった教育をして、どんな人間を育てたいのかといった法話や、毎年恒例の干支のお話なんかをいりまぜて、短い時間ではありましたが、少しでも少林寺拳法の活動を知ってもらえたのは、とてもよかったと思いました☺️
毎年新年の門信徒代表挨拶は、昨年新中1になった拳士にお願いしているんですが、今年は行事開始がかなり早かった関係で新中1の子が間に合わず、早くから参列してくれていた別の中学生にお願いをしました。
急に振られた門信徒代表挨拶でしたが、一生懸命年頭の挨拶をよみあげ、頑張ってくれました😊
新春のご挨拶が終わったところで、毎年恒例の年始の拳歴表彰を執り行いました。
本当なら10年表彰を受ける一般拳士がもう一名いるはずだったんですが、体調不良と言うことでこの日に賞状と記念品の授与はできませんでした😣
今回精勤賞を授与されたのは、精勤三年を授与されたヒロト、拳歴表彰を授与されたのは拳歴10年のアラタ、ソナ、拳歴5年のダイチ、ハルトの5名に賞状と記念品を贈呈致しました。
拳歴表彰の言葉としてお話ししたことですが、拳歴表彰は道院長が「表彰してあげている」のではなく、「これだけ長い年月頑張ってくれて、ありがとう」という感謝の気持ちを込めて、表彰しています☺️
少年部は三年まで表彰していますが、一つの習い事を三年間、諦めること無く通い続けるのは結構大変だと思うんですね。
まして大阪高槻道院の修練は専有道場になってから週三回10時間というかなり長い時間やっていますが、そのうちの半分近くが少年部の修練時間になります。
一ヶ月休まずに道場に通っている子は20時間は修練をしているわけですし、それを三年となると単純計算で720時間は道場の中で仲間と共に切磋琢磨しているわけですよね。
これだけの努力を重ねている子供達に対して、やっぱり僕としては「よく頑張ってくれたね」という気持ちしかありません😊
もちろん少林寺拳法の修行はずーっと続いていくので、中学生になって一般拳士になれば、そこから先もまた5年10年と、今回表彰された先輩拳士達のように表彰されていくわけですね。
10年続けると正拳士四段も到達可能な目標といて目の前に見えてきますし、15年続ければ指導者に仲間入りしても良い時期にもなります。
入門した頃は小さくて、きかん坊だった子供達も、確実に成長して行く姿を見ることが出来るのも、道院という世界なのかも知れませんね😉
新春法会&拳歴表彰の行事が終わったところで、皆さんが待ちかねていたふるまいぜんざい会でした。
行事用に並べていた椅子を子供達が六つに分け、その場にいた一般拳士や保護者の皆様と協力し合ってテーブルをセッティングし、時間のゆるすかぎりそれぞれのテーブルで、色んなお話をして楽しんでいただけた姿を見て、やっぱりこういう大人&子供、拳士&保護者が一緒になって楽しめる会はやってよかったな、と思いました☺️
今回は事前申込みで54名ほどの参加者の方がこられましたが、専有道場にテーブルを並べてみたところ、余裕も余裕。
これだけの人数を収容できるかな?と心配していましたが、全く問題なかったですね。
テーブルや椅子に余裕があるなら、たぶん80人ぐらいは軽く収容できそうでした😆
いや、そんだけ来て頂いたら、今度は靴箱があふれますが(笑)
少年部が帰った後も、一般拳士は22時近くまで色んな話を楽しんで、昨日の新春法会はお開きとなりました。
さて、本格的な実技の修練は明日1/7(日)より開始します!
一月は少年部も一般も色々取組が多い月ですが、皆さん気を抜くこと無く頑張って修練に励んでくださいね😉
(北野)
■修練レポ■ 2023年 10月度入門式&達磨祭
のーどーがー痛ーい( ̄▽ ̄;)
久々にこんだけヒリヒリする喉の痛みが出ましたが、金・日と道院の修練が続くと、ずーっとしゃべりっぱなしなので、喉を痛めることもあるかという感じですね(-“-;)
熱は出ていないので、インフルエンザとかではない感じですが、声がれが酷いのなんの(*_*)
とはいえ本日は少年部に一年生の子が体験に来てくれるということなので、頑張って修練には行きます!
さて、もんんのすごくご報告が遅れましたが、10/20(金)に新しい専有道場で、2023年10月度入門式と達磨祭の行事を執り行いました。
今までの専有道場は広さと場所の問題もあって、なかなか少年部・一般の拳士が揃って専有道場で行事を執り行うというのは難しかったですが、新しく移転した専有道場は、修練もそこで行うことを目的に作り上げた専有道場なので、儀式行事も全てここで完結することが出来るようになりました(^^)
祭壇の向きが室内の中央を向いているので、並べた椅子の形が扇形というちょっと変わった感じになっていますが、これも回数を重ねて色々試行錯誤をして使いやすい配置を考えていきたいですね(^_-)-☆
10月の行事のご報告が今になったのは、僕自身がおっそろしく忙しい状況に今おかれていて、優先しなきゃいけない課題がてんこ盛りになっていたからですね。
大阪高槻道院の拳士にはそのあたりの事情はなんとなく伝わっているかと思いますが、ようやく一つのめどがついて、ちょっとずつ道院活動を報告できる時間も取れるようになってきたので、遅ればせながらではありますが、10月の行事についてご報告ブログをアップしました(^o^)
■ 2023年 10月度入門式 ■
最初にご報告するのは2023年 10月度入門式についてになります。
今回は10月に入門した少年部拳士を対象とした入門式で、この日はまだ道衣が手元に届いていなかったので、僕の娘の道衣を使って入門者代表の誓願文奉読を頑張ってくれました(^^)
最近学校帰りに直接道院に来てくれる拳士も多く、道衣が手元に無いっ!って事もちょくちょくあるんですよねぇ。
こういう事がたびたびあるなら、道場に貸し出し道衣を用意しといた方がいいのかな?とちょっと思いました。
特に新入門の拳士が、年三回の行事直前に入られたときなどは、道衣が間に合わないこともありますしね。
誓願文奉読を聞いていて感じたことは、声がとても良い(^^)
アナウンサーみたいな聞き取りやすい発音と声だったので、市民大会の司会補助なんかも出来るんじゃないかと思いました。
今回入門者代表を頑張ってくれた拳士は、高学年ということもあり、難しい漢字や言い回しの多い誓願文でも、しっかりと読み上げてくれました(^o^)
入門式の導師法話は毎回同じテーマの「少林寺拳法で一番難しいことは何か?」というお話をするんですが、何せ入門して数回目の時に執り行った入門式だったので、入門者本人に投げかける質問にしては回答に困る中身だと思ったので、法話の主題は変わりませんが、今回は拳士全体に問いかけるという感じで法話を進め、続けることの意義、環境に流されない強い意志を持つこと、中学生になっても続けている拳士が多いこと、などをお話ししました。
■ 2023年 達磨祭 ■
入門式が終わった後は、少年部拳士の一部は帰る時間だったためそっと退出してもらい、引き続き達磨祭を執り行いました。
達磨祭と言えば祖師達磨大師についてのお話をする行事になりますが、今までの行事の際に用いていた達磨大師像は、持ち運びしやすいよう実は一回り小さい達磨大師だったんですが、今回から専有道場での行事と言うこともあり、本来の五具足の達磨大師を前に、行事を執り行いました。
と同時に、新しい専有道場での活動を開始して間もない時期での行事でもあったので、五具足の後ろに掛けている二つの盾卍についてのお話もしました。
後ろに飾っている盾卍は、表と裏の二種類の卍を用いており、この並びは金剛禅総本山少林寺の本堂に掛けられているカーテンにも用いられています。
本部道院の礼拝施設にも、同じペア卍が使われているので、ある意味力と愛の調和を目指す金剛禅教団の活動拠点には、本来であれば必須なのかも知れません。
色や大きさなどは、それぞれの専有道場の環境に合わせないといけませんが、大阪高槻道院の新しい専有道場は礼拝施設の壁面一面を使い、禅宗らしいシンプルな装いにするため、こういったデザインの祭壇をつくりました。
達磨祭の時の話ではありませんが、新しい専有道場で活動を始める直前に、高校入試があるという子で休眠した中学生が何人かいたんですが、専有道場での活動を開始した初日に、わざわざ道場を見に来てくれたんですね。
そのときこの祭壇を目にした後、すぐに祭壇の目の前に立って礼拝をしてくれたのは、少し嬉しかったですねぇ(^o^)
祭壇がより祭壇らしい装いをしているのは、日本人が本能的に持つふんわりとした宗教観に訴えかける何かがあるのかも知れませんね。
さて、今回は10月の行事のご報告となりましたが、今年も残すところあと三週間!
来年1/5(金)の稽古始めの日は、大阪高槻道院の新春法会を執り行う日でもあります。
今年から9年ほど途絶えていたお正月のふるまいぜんざいを用意して、少年部の拳士はご家族の方もご招待して、専有道場らしい行事にしたいと思っています(^^)
まだ冬休みが終わっていないかと思いますので、是非1/5(金)は皆様揃ってご参加いただければ幸いです(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2023年 6月度入門式&開祖忌法要
先週の金曜日は、台風の影響もあって修練が出来るか?というぐらい集中的に雨が降りましたねぇ(*_*)
そのまま梅雨空が続くのかと思えば、結構晴れている日も多く、あんまり梅雨入りした感じもなく穏やかな天気が続いていますね(^^)
天気がコロコロ変わるせいか、先週の末には原因不明の高熱に襲われ、急遽修練を幹部拳士の皆さんに変わってもらいました(*_*)
最初はインフルエンザか?と思いすぐに病院で検査しましたが、インフルエンザは陰性。
コロナの可能性もない事は無かったので抗原検査キットで検査してみましたが、こちらも陰性。
昔は扁桃腺が腫れて高熱が出ることはよくあったんですが、道院長になってからはケアを心がけているので、あまり喉が原因で高熱が出ることも無く、今回も扁桃腺とかには異常なし。
原因がよく分からないまま41.1℃とかまで熱が出たのだから、夏風邪にしては酷いもんです(^^;
■ 2023年 6月度入門式 ■
さて、今週の月曜日は雨で延期していた2023年6月度 精勤賞授与式・2023年6月度 入門式・開祖忌法要を執り行いました。
コロナの扱いがインフルエンザ並みという事になった事もあり、見学希望の方もちょくちょく増えてきて、五月には新しい仲間も増えました(^o^)
今回は五月に入門した拳士の入門式でしたが、小学二年生という事もあり誓願文奉読の際には六年生の先輩拳士に横についてもらい、一人で読み上げ出来るところを頑張ってもらいました。
おうちでかなり練習してきてくれたみたいで、大人でも難しい言い回しの文言を、スムーズに読み上げることが出来たのはとてもよかったと思います(^^)
金剛禅の入門式は、結構独特の雰囲気のある行事ですが、金剛禅が育てたい拳士は単なるスポーツや武道の競技者では無いという思いを伝える場としては、こういった雰囲気の中執り行うのは大切な事だと思います。
入門式の導師法話は、必ず「少林寺拳法で一番難しいこと」というテーマでお話をしますが、この法話を10年以上聞き続けてきた中学生達が、この日の行事のために少年部の時間帯から参加してくれたのは、少年部の子供達に「続けると言うこと」を行動でもって伝えてくれた形になったと思います(^o^)
これからいつどういうタイミングで新しい仲間が増えるか分かりませんが、今回入門した拳士も来月にはもしかすると年下の拳士が入門して、ちょっぴり先輩として頑張らなきゃいけなくなるかも知れません。
そういったときに一緒に手を取りながら、くじけること無く日々の修練を頑張っていってもらえればと思います(-人-)合掌
■ 2023年 開祖忌法要 ■
入門式が終わったところで、早帰りしなくちゃいけない少年部拳士は退出してもらい、引き続き開祖忌法要を執り行いました(^^)
今回は少年部の早い時間帯から入門式を執り行ったので、いつもなら帰る少年拳士も最後まで参列してくれました。
開祖忌法要はその名前の通り、開祖の事を拳士に伝え、金剛禅の原点をしっかりと振り返る場になります。
僕は開祖を直接知らない世代の道院長ですし、これから道院長になっていく拳士達も、おそらく開祖と直接会ったことのある拳士が道院長になる可能性は、低い時代になってくると思います。
それだけに「開祖との思い出」という点については、僕の経験ではお話しすることは出来ませんが、幸い僕の先生は山門衆として開祖の元で修行に励まれていた事のある先生なので、田邊先生から開祖との思い出話は沢山聞く機会がありました。
そういう開祖エピソードについては、日々の修練の中でも法話として話すことも多いので、今回は行事に参加出来なかった拳士も、日頃の修練の中で開祖の人となりについて学んでもらえればと思います(^o^)
さて今回の開祖忌法要の法話では、開祖エピソードを話すと言うよりは、金剛禅創始当時の時代背景や、修練場所として「道院」を定めた理由などについてお話しました。
金剛禅が生涯修行を通じて、自己改革と他人への慈悲心養う事を目指す団体である事。
その目的が競技スポーツが求める「勝敗」にはない事。
金剛禅の原点を振り返る、開祖忌法要の法話だったと思います(^^)
さて、今回は雨の都合で本来は五月に執り行う開祖忌法要が六月になりましたが、次回は十月に達磨祭を執り行います。
達磨祭では、金剛禅が何故本尊として達磨大師を祭壇に祀っているのか、達磨大師と金剛禅との関係についてお話しできればと思います(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2023年 1月度入門式&新春法会&拳歴表彰
2023年に入って二週間が経過し、学校も仕事もそろそろ落ち着いてきたかな?という感じではないでしょうか(^^)
さて、稽古始めは1/6(金)だったのでこの記事を書く頃には、今まで通りの修練が始まっていますが、1/8(日)に2023年度の新春法会&拳歴表彰と2023年1月度の入門式を執り行いましたので、そのご報告させていただきます(^o^)
今回の入門式は、昨年の達磨祭の時に家庭の事情で入門式に参加出来なかった小学生&年長さんの兄弟の入門式を執り行いました。
お兄ちゃんもまだ1年生と言うことで、さすがに漢字てんこ盛りの誓願文を一人で読んでもらうのも難しかったので、大西拳士のサポートを受けながら一生懸命誓願文を読み上げてもらいました。
誓願文に書いてある事は通常の修練の時に読み上げる教典と似ていますが、金剛禅総本山少林寺に入門する決意を表明し、金剛禅の教えを守り日々精進をしていくという誓いを先輩拳士達の前でたてるという、そこそこ仰々しい行事ではあります(笑)
仰々しいからこそ、新しい拳士を受け入れる先輩達もまた、同志として温かく向かい入れ、かつては自分たちが同じように入門式に参列し、そのときの先輩達に受け入れてもらってきたことを、思い起こす良い機会になっているのではないでしょうか(^o^)
僕も三十数年前、当時は湯浅学園という夜間学校の跡地にあった大阪高槻道院の修練場所で入門式に参列し、道服を着た田邊先生に入門式を執り行っていただいた事を今でも覚えています。
写真に残っていないのが残念ですが、なんとなく僕が執り行っている入門式よりも、当時はぐっと宗教寄りというか、独特の雰囲気があった気がしますねぇ。
たぶんやっている事は同じはずなんですが、沢山の大人の拳士に見守られながら、中学生という子供が達磨大師とロウソク、香炉などを置いた祭壇の前で、田邊先生の表白文や法話を聞き、当時は師弟盟杯という、師と弟子が同じ杯を交わす(入っていたのはお酒ではないですが)儀式もやったような気がします。
当時の田邊先生の年齢より、今の僕の年齢の方が上なんですが、重厚感が全然違いますね(笑)
入門式は金剛禅に入門した拳士が一生に一度参加する行事でもありますし、何回も参列している先輩拳士とは異なり、最初に経験する金剛禅の行事だけに、やはり思い出に残りやすい行事だと思います。
今回新しく金剛禅に入門した二人も、体と心の成長と共に、金剛禅で学んだことが日常生活で活かせるように、仲間と共に一生懸命修練に励んでもらえればと思います(^^)
■ 2023年 新春法会&拳歴表彰 ■
入門式が終わった後は、引き続き2023年度の新春法会と拳歴表彰を執り行いました。
今年の門信徒代表挨拶は当初は別の拳士にお願いしようと思っていたのですが、本人が言うには「去年やったから、今回は別の人に」という依頼もあり、急遽その場でバトンタッチした中学生拳士が、門信徒代表挨拶にチャンレンジしてくれました(^o^)
いつ頃からか覚えていませんが、結構前から新春法会の門信徒代表挨拶は前の年に一般に編入したの新中1の拳士が担当する流れになっていて、今年は昨年の新中1の拳士が行事の時間帯に間に合うかどうかよく分からなかったので、今年は中学2年生の拳士にお願いしました。
いきなりバトンを渡された形になりましたが、嫌な顔一つせずに一生懸命挨拶文を読み上げてくれたのたのは、とても立派だったと思います(^^)
今年の新春法会の導師法話は、毎年定番の干支のエピソードでした。
今年は卯年ということで、ウサギと卯、卯の持つ意味と方角、自然のエネルギー循環という、ずいぶんと壮大なところまで話が広がっていきましたが、こういう法話を聞いた上で改めて今年一年どのような取り組みが出来るだろうか?と考えるきっかけになったのであれば、僕としては満足ですね(^o^)
新春法会の途中で、2023年 1月度の精勤賞授与式、2023年度の拳歴表彰を執り行いました。
今回精勤賞を授与されたのは、精精勤二年を授与されたヒロト、拳歴表彰を授与されたのは拳歴30年のヒロセ拳士、拳歴10年のソラ、トワ、拳歴5年のリュウセイの5名に賞状と記念品を贈呈致しました。
昨日の修練が終わった時に、拳歴10年の拳士に当時一緒に修練に参加していた拳士の話を聞く機会があったんですが、みんな色んな人生を歩んでいるんだなぁと、改めて10年という時の長さを感じましたねぇ(・・)(。。)
拳歴表彰を受けた二人のように、今でも道場に来て修練に励んでくれていれば、ちょっとずつ体も心も成長していくのを見守り続けられますが、5年とか7年飛んで今の状況を聞くと、そんな風に変わったんだ(゜ω゜;)と思うような事もありますね(笑)
この年になると、10年前も今も白髪が増えたぐらいでそんなに変わった感じはしませんが、やっぱり小学生→高校生とか、小学生→大学生とかいう感じで比較すると、モンのすごい成長したんだなと改めて思います。
拳歴10年はそのぐらい大きな成長を経て授与された表彰なので、どうぞこれからも1日でも長く少林寺拳法の修練に励み、拳歴30年の拳士のように人生の半分以上は少林寺拳法と共にある生活に喜びを感じてもらえるようになってもらえることを、切に願います。
さて、2023年最初の行事は無事終わりましたが、これからの活動についてはウィズコロナの時代という様々な社会変化に柔軟に対応するとともに、今年も一年拳士の皆さんが安心・安全に途切れることなく修練を続けていけるよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い致します(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2022年10月度入門式&達磨祭
ずいぶんと天気が良く涼しい日が続いて、秋深まるって感じになってきましたねぇ(^o^)
10月はスポーツの秋と言うことで地元の小学校は月の前半に運動会、うちの子の小学校は何故か月の後半の平日って言う変則的な運動会の開催日でしたが、どの日も天気に恵まれてよかったと思います(^^)
さて、毎年10月は金剛禅総本山少林寺の行事として達磨祭を執り行うんですが、大阪高槻道院でも10/17(月)に精勤賞授与式、入門式、達磨祭の行事を執り行いました。
■ 2022年 10月度入門式 ■
今回入門式の対象となった拳士は少年部から1名、一般から1名の二名を予定していましたが、少年部の子は当日ご家族の体調が悪いということで欠席となり、2022年 10月度の入門式は一般の拳士一名での入門式となりました。
今回欠席になった子の入門式は、来年1月の新春法会で執り行えればと思います(^^)
今回の入門式は少年部の時間帯で執り行ったので、一般拳士の参加はほとんどいませんでしたが、その分入門者への法話は子供達にも分かるお話をしました。
といっても話している内容は基本的に毎回同じで、「少林寺拳法で一番難しい事は何か?」というテーマでしたが、やはり続けるという事をつきとおすためには、自分自身が強い気持ちを持って取り組みを続けないことには、なかなか達成できることでは無いと思います。
時にはどんなに少林寺拳法が好きであったとしても、そのとき置かれている環境が修練に参加することそのものを難しくする場合もありますよね。
それでも「いつかまた機会があればもう一度修練を再開したい」という強い気持ちは、環境がどんなに変化しても、持ち続けることは可能だと思います(^^)
実際こういった思いを何十年も胸に秘めて、そして数十年ぶりに復帰される方もおられます。
入門式の法話では「少林寺拳法を続ける事」についての法話なので、少林寺拳法を続けたいと思う強い信念についての話になりますが、これはなにも少林寺拳法の修練だけに限った話ではなくて、何かを成し遂げるためには、自分自身が強く実現を信じて行動する必要がありますよね。
これこそが自己確立の原点だと思います(^o^)
今回入門された一般拳士も、今は体を整え、健康な肉体を手に入れたいというところからスタートしていますが、いつか健康な体を手に入れたときに、同時に自分の心の中にも何かを成し遂げる強い意志を持った、本物の拳士に成長してもらえればと思います(-人-)合掌
■ 2022年 達磨祭 ■
入門式が終わったところ頃で、少年部の拳士で低学年子達は帰宅してもらい、残った高学年のこと後から参加した一般拳士を対象に、2022年度達磨祭を執り行いました(^^)
最近の少年部は高学年の子が少ないので、今回の達磨祭も門信徒の献香に少年部拳士も加わってもらいました。
なかなかこういった厳かな場で子供が前に出てくるという機会もないので、良い経験になったんじゃないでしょうか(^^)
献香一つとってみても、祭壇の前に行くまでの作法、祭壇の前での作法、献香の作法、終わってから席に戻るまでの作法と、礼儀正しく落ち着いて献香を行うために必要な動作がいくつもありますが、これら一連の流れは全く違う外部の表彰式などで表彰を受けるときも、同じ作法が応用出来るんですね。
少林寺拳法の修練は、技術の習得も大切な要素の一つですが、それ以上に日常生活において道院で学んだことを生かす事が大切だと思います。
合掌礼は道場の中で行う礼ですが、道場の外に出ても年上・年下関係なく挨拶をする、靴を揃えて家にあがる、丁寧な言葉遣いで他人と接する、すべてが人間としての品格に関わる行動に繋がっていることだと思います。
道院の中で「道場での心得」という法話をよくしますが、僕はこれは「人間としての品格を高めるために身につけるべき素養」だと毎回伝えています。
さらに道院の中では金剛禅らしい宗教的な法話もかなり良くします。
どれをとっても、全て「人間の品格とは」、という一貫したテーマにもとづいて話している内容なので、少林寺拳法=武道の一つ、として認識して道場に来られた方も、大阪高槻道院に入門して長く修練を続けていくと、明らかに単なる武道ではない事はよく分かるかと思います(^o^)
今回の達磨祭でも、もちろん祖師達磨大師についてのお話をしますが、達磨大師の人物像やエピソードについて話をするだけだと、そもそも金剛禅教団において「本尊が何故達磨大師でなくてはいけないのか?」という事が伝わらないですよね。
達磨大師が禅を中国に伝えたその理由、達磨禅そのものについてもある程度理解してもらう必要がありますので、今回の達磨祭でも参列した子供達にも分かるように、達磨禅のエッセンスについて法話でお話をしました(^^)
とはいえ、子供達は達磨大師の話よりは終わった後にもらえる御供えの方が気になっていたようなので、達磨大師のお話がだいたい済んだところで、今回の達磨祭の行事を閉会し、先日の大阪高槻道院設立50周年記念帰山の時に買って帰ってきた、少林寺拳法印のお土産を皆さんに配布して、この日の行事は終了となりました。
【参考】
■ 久々に一般の修練写真を載せてみる ■
今回はあまりあれこれ写真は撮っていないので枚数が少ないですが、達磨祭が終わったら一般拳士はいつも通り修練を行いました(^^)
これだけ広い施設であれば、一般拳士が20人ぐらい参加しても余裕なのはやっぱりいいですねぇ(^o^)
さて、次の行事は来年1月に新春法会を執り行います!
新春法会の開催場所は開催日が近づいてきたら、またご案内します(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2022年5月度入門式&開祖忌法要
五月に入ってから急に暑くなったかと思えば、長袖が必要なぐらい夜冷え込む日があったりと、体調を崩しそうな日がちょいちょいありますねぇ(-ω-;)
うちの子供ら二人も、喉痛い!熱出た!すぐに回復した!という感じで、夏風邪なんだかなんなんだかという感じの体調ですが、念のため自宅で新型コロナウィルスの抗原検査をしても特に何も出ないので、やっぱり普通の夏風邪かと(笑)
コロナ前であればこゆ時はすぐに病院に連れて行けたんですが、今は熱が出た→まずは様子見しましょう、か、陰性かどうか確認してから来院してください、なんて言われちゃうので、なかなか気軽に診察してもらうわけにもいかないのが…(-“-;)
さて、そんな我が家の風邪ひきさん達の話はこれぐらいにして、先週の日曜日に執り行った2022年5月度の入門式と開祖忌法要のご報告をさせていただきます(^^)
■ 2022年 5月度入門式 ■
今年の四月から大阪高槻道院では日曜日にも施設を変えて修練を行っているんですが、日曜日という曜日が特殊なのもあって、この日しか修練に来ることが出来ないという拳士も何人かいます。
新しく入門した拳士の中にも日曜日しか修練に参加出来ない拳士がいたため、今回の行事は日曜日の修練場所にて執り行いました(^^)
月金の修練に参加している子はこちらには来たことがない子も沢山いるんですが、「今回入門式をするので、是非仲間は他にも沢山いるんだよ!ってのを日曜日の拳士達にも知ってもらうためにも、出来るだけ参加してくださいねっ」、て声かけしたら、少年部や一般から沢山の拳士が集まってくれました(^o^)
嬉しいですよね、こうやってこの行事のためにわざわざ日曜日の予定を合わせて来てくれるのは。
こういう横のつながり、何かあったら少林寺拳法の拳士は集まって協力し合える、こういう人間関係を築いていけるのが、少林寺拳法のよいところだと思いますヽ(゜▽、゜)ノ♪
今回入門式の対象となったのは4名で、1月の新春法会の時に入門式を執り行わなかった関係で入門からだいぶ経ってからの入門式となった拳士もいましたが、新型コロナウィルスがまだまだ収まりを見せないなかでも、こうやって無事行事を執り行えたのはよかったと思います。
入門式の導師法話は毎回同じ「少林寺拳法で一番難しいことは何か?」というテーマでのお話になるんですが、今回は新入門した一般拳士が2名に、日曜日の修練が始まったことで、辞めるか辞めないか悩んでいた中学生拳士が、諦めることなく修練を継続してくれている拳士などもいたので、いつもよりグッと身近に感じられる「続けることの難しさ+少林寺拳法が結果を求められるスポーツとは違う」という法話になったのではないでしょうか(^^)
■ 2021年 開祖忌法要 ■
入門式が終わった後は、時間が少年部終了の時刻だったので少年部拳士達は御供えのお土産をもらって退出してもらい、引き続き開祖忌法要を執り行いました(^^)
今回の開祖忌法要は中学生達が多く残ってくれたので、中学生達に向けての開祖忌の法話となりました。
開祖忌の法話で話すことは、開祖が何故金剛禅を作り、少林寺拳法の拳技と教えを伝えようとしたのか?という話をするわけですが、その前提として第二次世界大戦の戦争経験がありますよね。
今、日本は直接の戦闘の当事者ではありませんが、今日この時点においてもウクライナでは本当の戦争が行われています。
第二次世界大戦と違うのは、高度に発達した情報伝達技術により、日本にいながら現地の悲惨な状況を映像として見ることも出来るため、この戦争の行方やその中で起きている出来事は、開祖が第二次世界大戦中に経験したことと、何ら変わりは無いということを知ることが出来ます。
そことを踏まえ、開祖が戦争経験を元に作った金剛禅と、これからの金剛禅教団のあり方、少林寺拳法の修練を通じて学ぶべき事、「与えられた正義を盲目的に守ることではなく、正しい正義感を養い、自分で考えて行動できる人間になること」についての法話をしました。
ウクライナ戦争がこれからどのような方向に進んでいくのか、様々なシナリオがマスコミを通じて報道されていますが、世界が大きく分断されることがないことを祈りたいですね(-人-)合掌
■ おみやげをもらう子供達 ■
いつまでも争いごとや大きな災害もなく、子供達の幸せそうな姿を見届けられる日が続くといいですね(^^)
(北野)
■修練レポ■ 2022年 新春法会&合格証書授与&拳歴表彰
前回修練レポ記事を書いたのが年末の稽古納めで、今回の記事は新春法会のご報告になるわけですが、この間たった二週間ちょっとしか期間が空いていないのに、大阪府の新型コロナウィルスの新規感染者数が70人→7000人と実に100倍にふくれあがりましたね(*_*)
あまりにも急激に新規感染者数が増えたもんだから、今週から再びまん延防止等重点措置が適用されることになり、大阪高槻道院の修練も変更が生じることになりそうなので、必ずお知らせはしっかり読んで対応してくださいね(-人-)合掌
さて、今回の記事は上に書きましたが2022年 新春法会のご報告と、同時に執り行った拳歴表彰のご報告となります(^^)
今年の新春法会は僕にとってはちょっと特別な新春法会でした。
何が特別だったかというと、丁度12年前の新春法会が僕が道院長になって初めて執り行った行事で、そのときのDVDを改めて見直してみると、まず参列者の人数が全然違いますね(笑)
新入門拳士3人と一般拳士3人、司会の拳士1名と田邊先生という、本当に引き継いだ直後はとても小さな道院だったと今でも思いますね(・・)(。。)
それが三年目には72名にまで膨らみ、自然減、自然増を繰り返しながらも、今でも50人前後の拳士に囲まれて活動できているのは、やっぱり古くから大阪高槻道院を支えてくれている幹部拳士のおかげでもありますし、僕に変わってから入門した拳士達が、立派に成長してしっかりと新しい拳士に指導をしてくれているからでもあります(^^)
12年の年月って、結構な年数ですよね。
小学一年年生で入門した拳士も、大学生になるわけですから。
12年経っても、なんだろう、当時のDVDを見直してみても、あまり僕自身は時間の経過を感じないんですが、確実に周りの環境は色々変化したんだと思います(・・)(。。)
周りの環境が変わりながらも、今でもなお少林寺拳法の修練を続けることが出来、多くの仲間達が楽しく修練を続け、去年今年と今までに無いややこしい時期であったとしても新しい拳士を向かい入れる事が出来ているのは、本当に幸せなことだと改めて思います(-人-)感謝
次にまた12年経ったときにどんな道院になっているのか全く分かりませんが、今小学1年生の子達がそのとき立派な青年に育ってくれていれば、こんな嬉しいことはありませんよね(^^)
もしかすると、その頃には僕の代で入門した小中学生だった子達が、子供を連れて道場にきてくれるかも知れません。
そのときは僕はおじいちゃん先生?になるんでしょうか(笑)
その頃になれば、今でも現役で活躍されている古い先生方の気持ちが、今以上によく分かるかも知れません。
それまで、一日でも長く少林寺拳法の修練に励み、いずれ交代する事になる大阪高槻道院の三代目道院長を育てていく努力を続けていこうと思いますので、これからも皆さんの応援、ご協力、よろしくお願い致します(-人-)合掌
さて、今回の新春法会の法話は上に書いたような内容を話しつつ、寅年にちなんだ法話をしました(^^)
今回は早い時間から行事を始めたので少年拳士が中心だったこともあり、寅年の法話もあまり難しい話はしませんでしたが、高学年も子供達は興味深く話を聞いてくれました。
低学年の子は寝ていた子もいましたが(笑)
新年の道院長法話が終わった後は、各種表彰と言うことで、まず最初に少年部の12月度の合格証書授与式を執り行いました。
今回昇級試験に合格したのは、少年部から8級に合格したリイチです(^^)
リイチは年長さんの半ばぐらいに入門した拳士で、他に未就学の拳士がいないなか、分からない言葉がいっぱいの修練でも、一生懸命参加して頑張ってくれました(^o^)
11月に開催された高槻市民演武会にも出場し、未就学の拳士でもちゃんと頑張れるところを見せてくれたのは、とてもえらかったと思います。
まだまだ甘えん坊の小さな小さな拳士ですが、四月から小学生になりますし、徐々にお兄ちゃんらしく成長してもらえるのを、今から楽しみにしています(^_-)-☆
…あれっ、12月より前の11月度の合格証書授与式の記事書いたかな?( ̄▽ ̄;)
新春法会がおわったところで、拳歴表彰を行う前に退席する拳士に毎年恒例のお年賀の紅白餅を配りました。
つきたてのお餅を送ってもらっているので、結構美味しいお餅で僕は結構好きですねヽ(゜▽、゜)ノ♪
■ 2022年度 拳歴表彰 ■
新春法会が終わった頃に、拳歴表彰を授与される拳士が揃ったので、改めて2022年度拳歴表彰を執り行いました。
拳歴表彰をするようになってから確か三回目になりますが、初回は拳歴の年度が中途半端な状態の拳士が多かったので綺麗な年数での表彰しか出来ませんでしたが、今年はキチッと年数を合わせた拳歴表彰を行うことが出来ました(^^)
今回拳歴表彰を受けるのは、拳歴40年のヤマイ拳士、拳歴35年のコバヤシ拳士、拳歴5年のケイトの3名に賞状と記念品を贈呈致しました。
道院長は長いこと道院長を続けていれば本山から道院長勤続表彰を受けることが出来ますが、一般拳士は特に本山から何か表彰されるわけではないので、やっぱり道院として長い年月一生懸命修練に励み、金剛禅の活動に携わってきた拳士には敬意を払いたいですよね(・・)(。。)
拳歴40年とかになってくると、僕よりもずっとずっと先輩になるわけですから、ここまで長い年月頑張ってこられたのは、本当に素晴らしいことだと思います(^o^)
新春法会の道院長法話は終わっていたんですが、拳歴表彰の時もこの表彰を行っている思いについて、さらにしゃべりたおしました(笑)
それだけ特別な表彰だったんですよっ(^o^)
さて、2022年最初の行事は無事終わりましたが、これからの活動については新型コロナウィルスとどうつきあっていくのか、という事を考えながら、拳士の皆さんが安心・安全に途切れることなく修練を続けていけるよう頑張っていきますので、どうぞ今年一年、よろしくお願い致します(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2021年11月度入門式&達磨祭
なんだか11月に入ったというのに、あんまり寒くないですねぇ(゚゚)
寒くないのにクロスパル高槻の空調は暖房になっているのか、修練場所が暑いのなんの( ̄▽ ̄;)
真冬の方が夏場よりも暑い環境なので、飲み物は必ず持参してきてくださいねっ。
さて、本日の本題に入りますと、クロスパル高槻での修練が再開したとはいえ10月はまだ時短修練が続いていたため、本来であれば10月に執り行う予定の達磨祭を11月に執り行うことにしました。
ちょうど11/1(月)が修練日だったので、この日に2021年11月度入門式と達磨祭を執り行いました(^^)
■ 2021年 11月度入門式 ■
前回入門式を執り行ったのが8月で、このときも本来は5月に執り行う予定だった開祖忌法要がずれにずれて8月になりました。
8月に入門式をやって次が11月だったので、普通なら入門者がいなくても不思議はない月数なんですが、今回は緊急事態宣言が終わるという特別な時期でもあり、9月に体験に来てくれていた子達が10月に入ってすぐに入門してくれたため、前回とあまり期間はあいていませんが、入門式を執り行うことが出来ました(^^)
今回の入門式対象の拳士は小学一年生と年長さんということで、誓願文奉読をどうしようかちょっと悩んだんですが、せっかくの入門式なので、一年生の拳士に前もって誓願文のふりがな付きの用紙を渡して、おうちで一生懸命練習してきてもらいました(^o^)
一人で誓願文奉読をするのも心細いと思ったので、今回は補助としてお兄ちゃん拳士に横についてもらい、誓願文の巻物にふりがながない部分については、お兄ちゃんにサポートしてもらいながら頑張って最後まで読み上げてくれました。
小さい子が一生懸命難しい言葉を読み上げていたのは、微笑ましなぁと思いながら見ていたんですが、あと何年かすれば、このぐらいの子は早い人では孫の世代になるんですよね、僕の年齢から言えば(笑)
なので、自分の子供を見ていると言うより、孫を見ているというのはこういう気持ちなのかなぁとか思ったりするのは、うん、歳食ったせいですね(笑)
いつもの入門式であれば誓願文奉読が終われば新入門の拳士は席に戻り、彼らに向かって「少林寺拳法で一番難しいことは何か?」という定番の法話をするのですが、今回は小さい子供達が入門者ということもあったので、自己紹介が終わったらその場で入門式 導師法話を行いました。
小さい子供達は、離れたところに座ってお話しするよりはより近い場所から本人達に向かってお話しする方が、伝わりやすですしね(^_-)-☆
彼らは入門していきなり演武会に出るって言う、今までの新入門の拳士が経験しなかったような結構ハードなスケジュールで修練を行っていますが、前回の修練で一人で演武の修練を頑張ってみるよう促してみたところ、ちゃんと鏡に映った自分の姿を見ながら、一生懸命単独演武の修練をしてくれていました。
こういう真面目な取り組みが出来る子達は、演武会が終わって本格的にいつもの修練が再開した後は、どんどん新しいことを吸収して、あっという間に先輩拳士に追いついてくれるかも知れませんね(^o^)
■ 2021年 達磨祭 ■
今回は入門式対象の拳士が少年部の拳士だけだったのと、普段であれば入門式前に執り行う精勤賞授与式も8月に10月分も一緒に執り行っていたこともあり、入門式終了後まだ十分時間があったので、少年部の時間帯に達磨祭を執り行いました(^^)
例年であれば達磨祭に参加しているのは一般拳士が中心なので、そこで行う導師法話も大人向けの言葉と内容でお話しするのですが、今回は小学生が中心かつ低学年の子供達も多い中での達磨祭ということもあったので、彼らが知っているだるまと、達磨大師についてのお話を、優しくわかりやすい内容をお話しました。
とはいえ、話している内容は達磨禅のことなので、そーんな子供向けな内容ではないんですが、それでも時々子供達に質問を投げかけながら、彼らが理解した範囲で自分たちの言葉で発言した内容を踏まえての達磨禅のお話だったので、いつもと違う法話に子供達も結構興味を持って聞いてくれたようでした(^o^)
達磨祭は行事の途中で門信徒献香というのがあり、いつもであれば一般の黒帯拳士に献香してもらうんですが、今回は少年部の拳士が中心の行事だったので、門信徒献香は茶帯以上の少年拳士に執り行ってもらう事にしました(^^)
当然彼らは金剛禅式の献香のやり方なんて、見たことはあってもやったことはないので、まず最初に副道院長に見本をやってもらい、言葉で何回か手順を説明したあと実際に献香してもらいましたが、みんなそれなりにキチッとやってくれるもんですね。
立派な献香だったと思います(^o^)
今回献香した拳士達は、普段は見ているだけの行事だけに、自分たちが呼ばれて前に出るって事ですごい緊張していた子もいましたが、それでも献香することが出来た、という特別な経験は、きっと良い思い出になってくれるんじゃないかと思います(・・)(。。)
さて、次の行事は何事もなくクロスパル高槻が開館してれば、1月に新春法会を執り行います!
次回もまた二ヶ月後なので、なんだか行事ばっかやっているような気がしますが、行事も金剛禅の大切な修練の一つなので、次回の行事も皆さん参加してくださいねっ(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2021年8月度入門式&開祖忌法要
ようやく梅雨みたいな天気がおさまって、さあこれから夏…と思ったら、もう八月終わりで夏が終わりそうな雰囲気に( ̄▽ ̄;)
今年の夏休みは、コロナ自粛もあって子供らはひたすらおうちにこもっていたので、全く夏休みらしい思い出もなくなんだか寂しい夏休みでしたねぇ( ´・ω・)
さて、緊急事態宣言が再発令されてからクロスパル高槻での活動は中止して、臨時修練場所での活動をしているわけですが、臨時修練場所は自社物件ということもあってほぼ専有道場みたいな環境なので、長いこと執り行えていなかった入門式と、先送りになっていた開祖忌法要を執り行いました。
■ 2021年 8月度入門式 ■
久々の入門式で、最後に執り行った入門式は2020年10月なので、約一年ぶり?になるんですねぇ。
その間にも新入門の拳士はいたんですが、年齢が幼すぎて誓願文奉読が難しいなぁという判断で入門式はその次の行事の時に..,と一回飛ばしたら、まさかここまで先延ばしになるとは思っていませんでした( ̄▽ ̄;)
クロスパル高槻が開いている限りは、たとえ閉館時間がめちゃくちゃ早くなっていても技術修練はなんとかこなしてはいたんですが、さすがに行事となるとそれなりに時間も必要ですし、やっぱり厳粛な雰囲気というか、バタバタ時間に追われて慌ただしく執り行うものではないので、閉館時間が早まっている間は執り行うのは難しかったですよね。
今回はそういう時間の制約はないなかで執り行った行事なので、いつものように落ち着いた雰囲気の中で執り行うことができました(^^)
今回入門式の対象者は11月~8月に入門した4名+転籍1名の五名が対象で、緊急事態宣言が何回も宣言されたり、クロスパル高槻が時短営業になったりと、非常に不安定な活動のさなかでも、こうして新しい仲間が少しずつでも増えたことはとても嬉しいですね。
入門式の導師法話は毎回同じ「少林寺拳法で一番難しいことは何か?」というテーマでのお話になるんですが、今回は年齢の幼い子も多かったので、続けることの難しさ+少林寺拳法が結果を求められるスポーツとは違う、という事を主題にお話をしました。
何十年も金剛禅の世界にいてると、すごく当たり前の事を話しているに過ぎないんですが、やっぱり新入門の拳士は普段から目にしたり、慣れ親しんでいるスポーツのイメージを持って、少林寺拳法の世界に飛び込んでこられますから、入門式の時に改めて単なる武道やスポーツではない、金剛禅って何だろうっていう話はとても大切だと思います(^^)
特に「少林寺拳法を続ける」というのは、道衣を着て道場の中で技術修練を続けるということではなく、むしろ道場の中にいる時間なんて言うのは、普段の生活のほんの一部でしかないですよね。
金剛禅で学ぶことは、体力向上や護身の技術を学ぶと言う目的で少林寺拳法の技術を学ぶという側面は当然ありますが、他人とともに手を取り合って修練に励み、他人と共に生きると言うことを学ぶ、「行としての少林寺拳法」を学ぶのが金剛禅を学ぶと言うことなので、道場の外の世界で学んだことを生かしてもらうことが、活動の本意なわけですよね(^^)
なので、「少林寺拳法を続ける」ということは、こういった金剛禅の活動の趣旨を理解して、少林寺拳法という技術にとらわれることなく、強い心をもって自分の足でしっかりと歩いて生きていくという事に他ならないので、「少林寺拳法を続ける」というのは、生涯続く道であって欲しいと願って、僕は毎回の入門式の法話で同じ話をさせていただいているんですね(-人-)合掌
■ 2021年 開祖忌法要 ■
入門式が終わった後は、時間が少年部終了の時刻だったので小さい子達は退出してもらって、引き続き開祖忌法要を執り行いました(^^)
まあ小さい子達が退出といっても、大部分の少年部の拳士は残って開祖忌法要まで聞いて帰ってくれたので、それはそれで嬉しいですね(^o^)
今回の開祖忌法要は、たまたまではありますが8月という「戦争」と関わりの強い月での開催となったため、開祖忌法要の導師法話では開祖の話をしつつも、少林寺拳法の原点は開祖の戦争体験にあるというお話をしました。
いや、ガチでこのあたりの話をし始めたら一時間でも二時間でも話が出来るテーマなので、今回はさわり部分というか、入門式で話をした「単なる武道やスポーツではない」事と、戦争体験から生まれた金剛禅というものについて、話はつながっているんだよ、って感じのお話でしたね。
あとはこれからの少林寺拳法は開祖を知らない世代が守っていく世界に入っていくので、そのあたりについても少し触れました。
開祖を知らない世代というのは、当然戦争を体験していない世代になりますし、戦争を体験していないからこそ、戦争体験から生まれた金剛禅という部分が、長い年月をかけて抜け落ちていく可能性がありますよね(^^;
戦争を体験していないから、戦争中の話を出来ないかと言えばそうではなくて、リアルタイムに起きている戦闘行為や地域紛争はあるわけですね。
一般の修練の時はこういった話はかなり良くする方ですし、今現実に起きているパンデミックもまた、非日常の世界に無理矢理ほりこまれたのと同じですよね。
今皆さんが置かれている状況を「単なる自粛やマスク生活」と思ってなんとなく日常生活を送るのか、パンデミックが起きたことで世界がどんな風に変化し、これからどんな世界が訪れるのか、そういったことに目を向けて生きていくのとでは、やっぱり心の成長が違ってくるんじゃないかと思います(・・)(。。)
縁あってこうやって何十人もの人多達が一所に集まり、様々な話をお互いにしながら、感染症という目に見えない敵と共に手を取り合って戦っている経験は、コロナ後の世界が訪れてそこから5年10年経ったときに、また新しい世代につないでいく貴重な経験として語り継ぐことが出来るかと思います。
これは開祖が第二次世界大戦で経験した戦争体験と同じように、開祖を知らない世代が後世に伝えることが出来る「金剛禅のあり方」を学べる良い経験なんじゃないでしょうか(^^)
■ 久々に一般の修練写真を載せてみる ■
まあそんな代わり映えのする写真ではないですが、行事後の一般の修練はこんな感じでした(^^)
さて、次回の行事は10月の達磨祭なんですが、何せ今この状況なので果たして10月に修練が行えているかどうか、全く分かりませんよね(^^;
なので、自分に出来ること、自分がやらなくてはいけないことをしっかりと考えて、一回一回の修練を大切に頑張って修練に励んでいってもらえればと思います(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2021年新春法会&各種表彰
寒いっ、むちゃくちゃ寒いっ( ̄▽ ̄;)
朝起きてお湯だそうとしても配管凍っててお湯が出ないなんて、いつぶりなんだろう?
そんな極寒の稽古始めに、新春法会の行事を執り行いました(=゚ω゚)ノ
去年は新型コロナウィルスの感染拡大で施設が閉館になったために、少年部の卒業生に渡す予定だった全体写真を撮影することなく卒業してしまったため、今年は早い目に記念の全体写真を撮ろうと言うことで、行事が始まる前に少年部の全体写真を、行事が終わってから一般の全体写真を撮りました(^^)
念のためと言う事で撮った全体写真でしたが、あんまり全体写真自体取ることがないので、これ、毎年の行事にしようかなぁ?
その方が「新春法会」でブログ検索したら、毎年の様子が分かりますしね(^o^)
さて、新春法会と言えばお年賀の挨拶と、干支に絡めた導師法話をするのが毎回のパターンなんですが、そろそろ道院長を引き継いで干支が一周した頃なので、前回のが使い回し出来るかなぁと昔のDVDを探してみたら、11年前のが一番古かった(笑)
法話の使い回しは来年に先送りになったので、今年は新しい「牛」にまつわる仏教説話を二つご紹介しました(^^)
説話っていうのは聞き手のとらえ方によって解釈が変わる部分もあるので、お話しした内容に答えなんてないんですが、それでも子供達にもわかるように少しお話しをコミカルにして、子供達が自分たちで考えられるお話しに仕上げました。
話し終わった後何人かに、どう考える?と質問してみたところ、それぞれなりに色んな返事を返してくれたのは良かったと思います(^o^)
導師法話が終わったところで、今年の表彰は2020年11月度の合格証書授与、2021年1月度精勤賞授与、2021年班長任命式の三つを執り行い、少年・一般の拳士がたくさん集まった中での表彰となりました。
普段は少年と一般は別れて修練しているので、誰がどんな活躍しているかなんてお互いに知ることはあまりないですが、一同が介したこゆ機会であれば、みんなの前で頑張っていることを表彰できますしね(^_-)-☆
今回精勤賞を授与されたのは、少年部から精勤三年を授与されたシオリ、一般からは精勤五年を授与されたリオンの二名。
シオリは少年部で活動しているので精勤賞授与式自体は経験があるのでそれほど目新しい感じではなかったようですが、リオンは初めてこういった形で表彰されたので、えっ、自分が呼ばれるん?みたいな感じで少し驚いていましたねぇ(笑)
元々は精勤賞は少年拳士しか対象にしていませんでしたが、去年から一般拳士も五年区切りで表彰することにしたので、来年もまた誰かが表彰されることになるとおもいます(=゚ω゚)ノ
続いて2021年度の班長に任命されたのは、去年に引き続きレオとユウヒの二名でした。
去年は市民大会も開催される事がなかったのと、二ヶ月修練停止、三ヶ月の分散修練などもあり、あまり班長として活躍できる場がありませんでしたが、今年はなにか班長として活躍できる場があればいいですねぇ(・・)(。。)
今年少年初段の黒帯の子達が半分卒業してしまうので、残る3名の黒帯拳士にはさらなる活躍を期待したいですねっ(^^)
他にも合格証書授与式を執り行いましたが、まだ2020年10月度分のご報告が終わっていないので、10月分の報告が終わってから、11月分として改めて報告させていただきますね(-人-)合掌
■ 一般修練風景と集合写真 ■
今回は入門式がなかったので比較的早い時間で行事も終わり、一般の修練時間がたっぷり残りました(^^)
なので、久々に一般の修練写真をとりつつ、最近本部が配信しているオンライン講習会の一部をお試し的に体験してみよう会をやってみました。
基本、僕は写真の撮り手なので自分が修練している姿なんてほとんど写真に残っていませんが、今回は一般拳士が気を遣って写真を撮ってくれたので、もの凄く貴重な技術を教えてる写真が残りましたヽ(゜▽、゜)ノ♪
…今気がつきましたが、これカメラの設定がPOPモードで取られているので、妙に鮮やかで後ろボケがキツイ写真になってますねぇ( ̄▽ ̄;)しまった
さて、来週の月曜日は祝日なので修練はありませんが、その次の金曜日から本格的に2021年度の修練がはじまります。
今年も新型コロナウィルスの感染拡大の状況によっては変則的な修練になる可能性がありますが、どんな状況になったとしても、しっかりと自分の目標に目指して一生懸命取り組んでいってもらえればと思います(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2020年10月度入門式&達磨祭
最近仕事関係がちょっと忙しい事が続いていて、道院ブログの記事を書くのが遅くなっていますが、やっと少し落ち着いてきた感じなので、先日執り行った2020年10月度 入門式と達磨祭についてのご報告をします(=゚ω゚)ノ
本来なら五月に開祖忌法要と2020年5月度入門式を執り行うのが例年の行事なのですが、今年は新型コロナウィルスの感染拡大により五月は修練そのものがなかったため、今回の2020年10月度入門式と達磨祭が今年二回目の行事となりました。
コロナ禍の中での行事と言うで全員マスク姿での行事となり、密な状況で入門式から達磨祭終了まで参列してもうらうのもアレなので、入門式は入門式対象の拳士に早いめに来てもらって少年部の時間帯に手短に済ませ、達磨祭の方は一般の拳士と一部の少年拳士のみ参列しての実施となりました。
今回の入門式の対象者は2~10月の間に入門した7名が対象で、中には半年以上前に入門された方がようやく入門式を執り行うことが出来た、という感じになりました(^^;
それでもコロナ禍の中、新しい仲間を大阪高槻道院に向かい入れることが出来、こうして少し状況が落ち着いてきたので、入門式を執り行うことが出来たのは良かったと思います(^^)
一番残念だったのは、何よりマスクをつけたままでの行事だったことですねぇ。
入門式って、入門したときに一度しか主役になることは無いわけですから、顔が半分隠れた状態で記録に残るというのは申し訳ない気がしました( ´・ω・)
とはいえコロナ禍があろうとなかろうと、入門式で新入門の皆さんにお話しすることは、いつもと同じように「少林寺拳法で一番難しいことは何か」というテーマでの法話をしました。
今回の法話は、「何故道院長は、先生では無く導師と呼ぶのか」といったところから法話が始まったんですが、このあたりのお話しはいつもと違う切り口だったと思います(笑)
結構大事なことだと思うんですよね、このことって。
導師と呼ぶ理由を理解すると、金剛禅に入門するというのは、単に突いたり蹴ったりするのが早いだの強いだの、そういったことを学ぶために入門するわけではないんだな、という事が少し分かって頂けるんじゃないでしょうか(^o^)
入門式が終わった後続けて執り行った達磨祭の法話でも、話の始まりは達磨大師についてのエピソードから始まりましたが、最終的には入門式でお話しをした「道」につながる話になっていたと思います。
入門式の法話と達磨祭の法話が全然繋がってないと、そもそも何のために達磨祭をやってるんだって事にもなりますしね(笑)
■ 2020年10月度 允可状授与式 ■
達磨祭の法話が終わったところで、一般拳士の允可状授与式を執り行いました(^^)
今回允可状を授与されたのは、中拳士三段に合格したアラタ。
同じ時期に准拳士初段に合格した少年部拳士の允可状授与式のご報告もありますが、撮影した日にちが別の日なので、少年部の拳士のご報告はまた後日させて頂きます(-人-)合掌
アラタの昇段試験は、感染症対策を強化した時期での昇段試験で、ペアとなる拳士もいなかったため一人での受験でしたが、他道院の拳士に混じってしっかりと学んだことをやって見せ、ほとんど注意されることもなかったので安心して試験を受けている様子を見ていることが出来ました。
まあ、彼は学校でも道院でも本当に熱心に修練に励んでいるので、全く心配はしていませんでしたが、事前レポートがちゃんと問題を読んでいなくて追加で提出になったのは、今後の反省点としてちゃんと学んでおきましょう( ̄ω ̄)
■ 久々に一般の修練写真を載せてみる ■
全ての行事がそこそこ早い時間で終わったので、行事終了後は片付けをしてからいつものように一般の修練を行いました(^^)
普段であれば、鎮魂行や学科・法話が修練の合間に差し込まれるので、それなりに実技の時間は短くなりますが、この日は行事の方で両方終わっていたので、かなり長い時間技術修練をしていた気がします(笑)
時間に余裕があったので、普段あまりやらないような技術を皆さんに取り組んで貰ったんですが、ああいう修練をすると、少林寺拳法の技術は応用できる範囲が広いんだ、と感じてもらえたんじゃないでしょうか(^o^)
さて、次回の行事は1月の新春法会になりますが、今の雰囲気だと新型コロナウィルスの感染拡大がおさまってマスクなしでの行事…とは行かない気がしますが、道場の中だけで無く日頃の生活の中でも、マスク・手洗い・密を避けるはしっかり守って頂いて、次の行事の時も全員揃っての新年のお祝いが出来る事を楽しみにしています(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2020年1月度入門式&新春法会
先週末に金剛禅総本山少林寺で執り行われました承継式から大阪に戻ってきた次の日ぐらいに、胸がヒューヒュー言う感じですこし痛みがあるなぁと思ってたら、火曜の晩ぐらいから急激に体調が悪化、その次の日には39度越の熱が出まくりで、病院に行ったところインフルエンザA型の診断が( ̄▽ ̄;)
日曜日の大阪武専の先生達も三名ほど、承継式から帰ってきたらインフルエンザになって寝込んだ先生もおられたとのことで、あれだけの人数が一所に集まって、窓も閉め切っていたら、そりゃあ、まあうつるわな、と(笑)
タミフルをそこそこ早い段階から飲んではいたんですが、それでも39度越の熱が丸三日続いたので、体がやられると気力もやられるというのを、久々に実感しました(-ω-;)
そんな体調絶不調のまっただ中に、家の方では、壁紙のリコールにあたった対処と言うことで、家中の壁紙すべて張り替えの工事が行われまして、インフルで寝てるなかでも、壁紙剥がしたり家具動かしたりの音はうるさいわ、上の子の扉の開け閉めの音が死ぬほどやかましいわ(-ω-;メ)、全然落ち着かない週末でした…(-ω-;)うぅ
で、週明けの昨日は大阪高槻道院の2020年1月度入門式・新春法会の開催日で、この日のためにわざわざ予定をあけて参加してくれる拳士もおられたので、日にちも変更するわけにもいかず、手足が震え、かなりぼーっとした状態ではありましたが、なんとか執り行うことが出来ました。
経典唱和の代読をして頂いたり、手短な導師法話でしたが、まぁそれでも当初思っていたよりはまだお話しすることが出来て良かったです(^^)
■ 新春法会と各種表彰 ■
入門式が終わった後は、引き続き2020年度新春法会を執り行いました。
例年であれば新春法会といえば、干支を絡めた導師法話がメインなんですが、昨日は体調不良もありましたが、それ以上に今年から年始に一般拳士も精勤賞の授与を執り行う予定になっていたので、どちらかと言えばこの各種表彰をメインの行事にするつもりだったので、道院長の出番はそこそこに、まずは12月に昇級試験を受験した拳士の合格詔書授与式から執り行いました(^^)
今回昇級試験を受けられたのは、一般から5級を受験したマサヒロさんとクリスの二人になります(^^)
年末の忙しい中、大野先生に道場に来ていただいて、何回かに分けて試験となったため、本人達もいつ試験が終わったんだろう、という感じの雰囲気で試験が終了していましたが、ちゃんと合格しているから大丈夫です(笑)
1月の昇級試験も、当初昇級試験実施日が承継式と重なっていたので、高槻市連でも試験が中止になると思っていたので、12月受験分の拳士と同じように、1月受験分の拳士達も、バラバラにとにかく大野先生が来られた日に、試験を受けることが出来る拳士から試験を見て貰ったので、1月受験組の拳士達も、いつ試験を受けたんだろうという感じになっている子達がいましたが、試験に合格していた拳士には、ちゃんと合格の案内が届いていると思うので安心して下さい(笑)
合格詔書授与式がおわったあとは、引き続き精勤賞授与式を執り行いました。
拳歴45年のモリ拳士から精勤2年のシオリまで11名の拳士の精勤賞を授与致しました(^^)
表彰順にご紹介すると、拳歴45年モリ拳士、拳歴35年ヤマイ拳士、拳歴30年コバヤシ拳士、拳歴25年ヒロセ拳士、拳歴20年シンタロウ拳士、拳歴15年ホマレ拳士、拳歴10年ミオ拳士、精勤5年ソナ拳士、精勤5年アラタ拳士、精勤3年ルルカ拳士、精勤2年シオリ拳士の11名に賞状と記念品を贈呈致しました。
その他にもまだ表彰の対象拳士がおられるんですが、体調不良で休みまくりで、彼らには後日また元気になって道場に来たときに授与したいと思います(-人-)合掌
今回は第一回目だったので、厳密には5年刻みの拳歴ではない拳士ばかりでしたが、中途半端に37年とか記載するのもあれなので、まずは5年刻みの賞状を授与させていただいて、何年か後にそれぞれの拳士が5年刻みの年になりましたら、また新しい賞状を授与できればと思います(^^)
モリ拳士が5年後の拳歴50年に到達されたときは、やはりデカトロフィーを差し上げたいなぁと思いますね(笑)
拳歴50年って、すごくないですか?
少林寺拳法の歴史が70年ちょいなんですから、その大半を拳士として過ごされている訳ですしね(・・)(。。)
こういった表彰って、本山は道院長が勤続何十年とかいう時には表彰してくれますが、少林寺拳法を支えてくれている個々の拳士は特に何の表彰もされないんですよね。
僕個人的には、拳士一人一人の活動が長きにわたれば渡るほど、それだけ多くの拳士を育て、少林寺拳法の普及に尽力されてきたわけですが、こういった拳士の皆様こそ、表彰すべきだと思います(・・)(。。)
さて、新春法会も終わりましたし、金曜日から2020年度に本格的に取り組んでいこうかと思います(=゚ω゚)ノ
体験希望のお問い合わせもちょくちょく来ていますので、新年度(4月)に向けてそろそろ新しい習い事を探される人も増えてくるかと思いますので、拳士の皆さんもそれぞれに忙しいかと思いますが、今年の目標を何か一つたてて、それにむかって一生懸命励んでもらえればと思います(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2019年10月度入門式&達磨祭
昨日は朝からすごい寒かったですねぇ( ̄▽ ̄;)
何日か前が10月とは思えない暑さだったので、いつものように半袖で会社に向かったら、寒いのなんの(-ω-;)
急に秋になったかと思えば、大きな台風がこちらに向かっているとかで、来週のスポーツ祭は開催されるのかどうか、色々と気になる日々が続いています(・・)(。。)
■ 2019年 達磨祭 ■
さて、季節のお話はこれぐらいにして、昨日執り行いました行事のご報告に入ります(=゚ω゚)ノ
昨日は少年部の時間帯は、合格証書授与式&精勤賞授与式を行い、その後は全員が参列する達磨祭&2019年10月度入門式を執り行いました。
いつもなら入門式を先にやってから達磨祭を執り行うのですが、今回の入門式は一般に入門された拳士が多数おられたので、一般の時間帯に入門式を執り行いました(^^)
その関係で、いつもなら達磨祭の法話を聞かずに帰る少年部の拳士も、昨日は最初から最後まで残って行事に参加してくれました。
子供達が多い時間帯での達磨祭だったので、法話も子供達向けに少し簡単に、でも、達磨大師が伝えようとした、心のありようについてのお話をしました。
ダルマとカタカナで書くと、どうしても選挙の時に出てくるあの赤いダルマを思い出しますし、選挙のダルマを想像すると、出てくる言葉が七転び八起きというものだったりしますよね。
七転び八起きから、不撓不屈、諦めない心なんていうイメージにつながってくるのですが、達磨が伝えたかったのは、そういうこととはまた違う次元の話も含まれているので、昨日の法話は、一般的に知られていること以外の部分についてのお話が中心となりました。
こういった法話をすると、改めて金剛禅の修行というのは実に仏教的だなぁと毎回思いますねぇ(・・)(。。)
■ 2019年 10月度入門式 ■
達磨祭を先に執り行ったのは、一般の新入門の方が揃うのを待つという事もあったんですが、皆さん「早い目に来てもらえると助かります」というお願いに応えていただけたのもあって、達磨祭の法話が始まる頃には皆さん集まってくれました(^^)
いつもならもうちょい長く話す法話なんですが、新入門の方も揃っていましたし、入門式でも法話をするので、達磨祭の法話はそこそこに切り上げて引き続き2019年10月度入門式を執り行いました(^o^)
今回の入門式の対象者は5~10月の間に少年に入門した14名が対象でしたが、10月に入門された一般拳士の方が、お仕事の都合で入門式には間に合わなかったので、今回は13名で執り行い、次回1月の新春法会の時に、あらためて10月入門の方の入門式を執り行うことになりました(^^)
例年であれば五月度の入門式が一番新入門の方が多いんですが、今年は六月ぐらいから毎回の修練のたびに体験に来てくれる拳士が多くて、体験に来てくれた人たちが一人、二人と入門し、この時期としては最多の人数での入門式となりました。
誰が入門するのか、なんて言うことは事前にわかりませんし、すべてご縁あってのことなので、今回多くの方が大阪高槻道院の仲間として入門して頂けたのは、何か法縁を感じますねぇ(・・)(。。)
また市民大会前と言うこともあり、少年部に入門した子達は、問答無用に市民大会に参加することになって、よくわからないままに普段の修練とは違った修練が毎回行われていますが、こうやって行事の時に金剛禅の修行とはなんぞな、という事に触れてもらうと、単なる武道やスポーツ教室に入会したわけじゃないんだな、と実感して頂けたんじゃないかと思います(^o^)
今回入門式に参列した新入門の方の中には、僕の代に変わってから初めての外国人拳士の方もおられ、信仰する宗教が異なっていても、皆さんと同じように達磨大師の前に立ち、献香を行い、合掌で礼拝してくれている姿を見ると、正しい教えをちゃんと伝えていく必要があるな、と身が引き締まる思いで見ていました(-人-)合掌
入門式の法話は、いつもの「少林寺拳法で一番難しいこととは何か」というお話でしたが、この話の途中で「技術的なことは繰り返しやれば必ず出来るようになる」という事を話したときに、うちの娘が食いついてきたのは、ちょっと意外でした(笑)
本人的には大車輪がどーしても上手くいかなくて、困っていたみたいなんですが、日曜日の少林寺拳法教室の会場で大車輪をやってみたところ、思っていたよりもずっと上手くなっていたので、それを褒めたのが、印象に残っていたようです。
家に帰ってからも、この話をまたしていたので、大車輪だけでなく普段の勉強やピアノなんかも含めて、娘的にはとても感じるところがあったんだなぁと。
少林寺拳法の修行、言い換えれば金剛禅の修行を生涯続けていくということは、こういうことの繰り返しだと思うんですね。
少林寺拳法という拳技の修練が修行の中心にはありますが、技術修練と法話が何かのきっかけで結びついて、道場での外での生活によい影響が出てくれば、それが本当の意味での金剛禅の修行の成果なんじゃないかと(・・)(。。)
なので、入門式や各種行事でのちょっと特別な法話というのは、また長い話が始まるのか、と思って聞くのではなく、その中で話したことの何か一つでも心に留めておいてもらえれば、いつか(゜ω゜;)はっ!と何かの気づき、になることもありますので、皆さん積極的に参加して下さいねっ( ゚∀゚)o彡°
■ 久々に一般の修練風景を載せてみる ■
あまり修練風景の写真を撮ることがない(そんなに写っている雰囲気が変わるわけではないから)ので、修練中の様子はよくわからないかと思いますが、久々に行事の後の修練風景の写真を載せてみます(=゚ω゚)ノ
最近一般の拳士が増えた&中学生達がやめずに頑張ってくれていることもあってか、去年は数人しか参座していない日もあった一般の修練が、最近は20人以上参座してくれる日もあったりして、何年か前のような賑わいになってきています(^^)
この日は僕が行事で使用した祭壇とかを片付けしている間は、若手拳士に基本やら指導やらをお願いしていたんですが、若手拳士の中で一番ベテランの子が解説をし、その解説をするためにもっと若い黒帯拳士達が、実演してみせるという感じの修練をしていたんですね。
なんかいいですね、こういう若い拳士が、実技指導をしている姿というのは。
この若手達も三段の拳士が中心で、技術にそれぞれに自信を持って取り組んでいるので、中学生の初段ぐらいの子達が前で基本をやるのとは違う、なんだろう、安定感というか、ああ、これが昔の10代20代が中心に活動していた少林寺拳法の道院の姿だったんだろうな、と思いました(・・)(。。)
とはいえ、今の大阪高槻道院の一般拳士は10代20代も多くなりましたが、40歳以上の新入門&ベテラン拳士も同じぐらい在籍しているので、そこまでハードな修練はしていませんが、年齢を超えて皆さん楽しそうに修練をしているのは、道院を続けていてよかったな、と思う瞬間でもありますね(^o^)
というところで、今回の行事はこれで終わりましたので、次回は1月の新春法会が行事となります(=゚ω゚)ノ
上にも書いていますが、今回参加出来なかった10月入門の拳士の拳士のために入門式を執り行う予定となっていますで、もし可能ならば今回入門式に参加してくれた新入門の一般拳士の方達全員が来てもらえれば、みんな一緒に同期拳士の記念写真が撮ることができるので、是非宜しくお願いしますねっ(^_-)-☆
(北野)
■修練レポ■ 2019年 開祖忌法要
五月に入ってから、ほんっと雨が降らなくて、快適な日が続いていていいですねぇ(^o^)
今年のGWは改元もあって、10連休というところも多かったようですが、みなさんはどんな休みを過ごされたのでしょうか?
うちは、大きな旅行は七月に予定しているので、今回の休みは比較的近場で赤ちゃんでも楽しめそうな場所ということで、白浜アドベンチャーワールドに行ってきました(=゚ω゚)ノ
がっ!
高速道路は、行きも帰りも20Km越えの大渋滞!( ̄▽ ̄;)
白浜アドベンチャーワールドも人がてんこ盛りで、前回は待ち行列なしで乗れたケニア号も最低の待ち時間が一時間と、とてもじゃないけど赤ちゃん連れで耐えられるような状況でもなく、結局アニマルショーやイルカショーの二本のショーを見て、比較的まだ待ち時間が短かった乗馬をやって、その他では背中しか見せないパンダみて、予定よりも一時間早く切り上げて、歩いてホテルに戻り、ホテルのカフェで休憩してから、大渋滞の中帰った二日でした(-“-;)
あれですね、上の子が保育園時代は、GWの真ん中にある平日に旅行をしていたんですが、世間全体がお休みの時の連休は、こんなに大変なのかと痛感しました(-ω-;)うぅ
さて、GWネタはこれぐらいにして、本日の本題に入ります(=゚ω゚)ノ
今週の月曜日は、精勤賞授与式と開祖忌法要の行事デーでした。
今回の行事デーは、新入門の拳士がいなかったので入門式はなく、また昔と違って一般の参加者が少ない月曜日にしか行事が出来ないので、一般の時間まで待っての開催はせず、少年を対象にした行事となりました。
今までは開祖忌法要と言えば、田邊先生をご招待して一般の拳士向けに、開祖との思い出などを話してもらっていたんですが、今年は完全に子供向けに話をする感じになったので、僕が法話を行うという感じで執り行いました。
話した内容は、読本には「金剛禅総本山少林寺の開創の動機と目的」という部分がそれに該当するんですが、開祖の幼少期の話、青年期の話、中国大陸に渡ったときの話、そして戦中、終戦直後の話と、読本に書かれていない部分についての話を中心に行いました。
その中で、戦争は何故起こったのか、過去の戦争で起きた悲劇や、正義と正義感の違いなどなど、話せば話すほど、あー、単なる武道ではないな金剛禅は、と自分でも思いました(笑)
子供達に分かるような話の仕方をしたのもあって、子供達から「なんで? それでどうなったん?」と、結構法話に食いついてきたのは、良かったですねぇ(・・)(。。)
話の中には、学校では出来るだけ触れないようにしているだろうなぁと思われる、過去や現代の戦争の現実についてもちらほら話したんですが、結構生々しい話のところに食いついてきたのは意外でしたね。
こういう生々しさは、高校の歴史の授業ぐらいになれば学校の先生によっては詳しく話をしてくれるんでしょうけど、義務教育の間は無理だろうなぁと。
でも、金剛禅が創始された根底には、開祖の人生経験と戦争体験があるわけですから、単に読本の言葉だけを拾って、正義感が~とか人・人・人~とか言っても説得力に欠けますし、何より「身近な出来事であり、また将来の自分達がおかれる環境」を想像できなければ、金剛禅の教えを実生活で生かす、なんてのはなかなか難しいと思うわけです。
そういった意味では、一般拳士だけを対象としていた行事ではなく、子供達を対象とした行事を執り行うのは、とても大切なんじゃないかと思います(^^)
(北野)
■修練レポ■ 2019年 新春法会&各種表彰
去年のこの時期は、娘の小学校の入学説明会に参加したという記事を書いていたようですが、あれからもう一年が過ぎたんですねぇ。
保育園の時の一年よりも、小学校に入ってからの一年の方が早く過ぎ去っていく感じがしますね(・・)(。。)
さて、昨日は新春法会の開催日だったんですが、平成最後の新春法会でもあったんですよね。
昨日の新春法会にあわせて、2019年1月度 精勤賞授与式と、班長任命式なんかも行ったんですが、賞状に書いてある日付を読み上げたときに、改めて、平成最後の表彰なんだなぁと思いました(^^)
次回は5月の開祖忌法要の時にまた精勤賞授与式を執り行いますが、そのときは新しい年号での最初の精勤賞授与式だなぁと思うんでしょうね(笑)
さて、昨日の行事は精勤賞授与式 → 班長任命式 → 新春法会 → 各種表彰という流れで執り行われました。
順番は入れ替わりますが、まずは新春法会からご報告します(=゚ω゚)ノ
毎年新春法会の道院長法話は仏教と干支にまつわるお話をするんですが、猪がテーマになっている仏教説話というのがあまりないようで、結構話のネタに困りました(笑)
仏教と猪で調べたところ、摩利支天の話が色々出てきたので、昨日は摩利支天の話を絡めつつ、猪と、猪に関する言葉を題材に、みなさん一人一人が今年一年の目標をしっかりをたてて、一生懸命その目標に向かって頑張って下さいね、という感じのくくりで法話を締めくくりました。
で、干支の話などなどが終わったところで、話題を変えて、今年は大阪高槻道院の道院長が交代になって、10年になるという話をしました。
僕自身は10年という数字にはあんまりこだわりも思い入れもありませんが、この10年間、大阪高槻道院を支えてきたのは、道院長ではなく拳士のみなさんであることに感謝の言葉を述べさせていただきました(^^)
新春法会の道院長法話では話しませんでしたが、新春法会が終わった後の一般の修練の時の法話では(二回法話やったんかい、という感じですが(笑))、僕がどういう気持ちや考えで道院長をやっているのか、道院長という立場はどういうものか、という僕自身の考えなんかをお話ししました。
新春法会で話していない、一般で話した内容をかいつまんで書いてみると、
・僕は、「少林寺拳法を教えている」のではなく、「少林寺拳法を学びに来ている拳士の手助けをしている」という事。
・道院は道院長の物ではなく、拳士が集まっている場であること。
・拳士が何かを学びたいと思って集まってくれているから、その手助けをするために道院長をやっているんだ、ということ。
という感じでしょうか。
なのでみなさんが一生懸命頑張って何かを学ぼうと努力してくれているから、僕が道院長をやっている大阪高槻道院が成り立つわけですね。
当然、道院長が変われば、道院に対する考え方も変わるでしょうし、拳士に対する考え方も変わると思います。
僕は「拳士のみなさんの活動を手助けをする立場」だ、という考えがあるので、少林寺拳法教室の時も着替えも一般拳士と同じところでしますし、拳士に何もかも丸投げして、自分は椅子に座って何もしない、という事はしないですね。
ようするに、道院長は別格という意識はなくて、道院長といえども、一拳士に過ぎないな、というわけです。
こんな考えで10年道院を運営してきて、幸い、今でも、「何かを学びたいと思って一生懸命頑張ってきてくれている拳士達」に恵まれていることに、感謝することが出来た昨日の行事は、とても素晴らしい一日だったと思います(^o^)
これからも、こういった拳士の皆様に恵まれることが出来るのであれば、こんな幸せなことはないですよね(・・)(。。)
仏教では三年が一つのくくりで、三年が三回回った九年を大関節年というそうです。
大関節年は昨年超えたので、次の大関節年を目指して、これからも頑張っていきたいともいますので、どうぞよろしくお願い致します(-人-)合掌
■2018年12月度 允可状授与、合格証書授与式■
さて、話題は変わって新春法会の中で執り行った各種表彰のご報告をさせていただきます(=゚ω゚)ノ
今回の表彰は、少年から2018年12月に合格した初段二名、6級1名、8級2名の5名を表彰させていただきました(^^)
今回表彰されたのは、准拳士初段に合格したカイト、ソノコ、6級に合格したタイチロウ、8級に合格したアラタ、アツシの五名。
初段に合格した二人は、当初は2019年の春頃に試験受けられればいいかなぁと思っていたんですが、本人達の強い希望もあって、12月の受験となりました。
時期を早めると言うことは、それだけ短期間で実力をつけていかないといけないので、それはそれで大変だったかと思いますが、施設の予約の都合もあり修練日がかなり少なかった11月も、自宅学習などを頑張り、無事今回合格することが出来ました(^o^)
新しく初段になった二人は、4月以降は、卒業する現在六年生の黒帯の子達に変わって、班長として少年部を引っ張っていかなくちゃいけないので、色々大変かと思いますが、是非頑張っていって貰えればと思います(-人-)合掌
ちょっと長くなりましたので、精勤賞授与式と班長任命式についてのご報告は、次の記事で書きたいと思います!
(北野)
■修練レポ■ 2018年10月度入門式&精勤賞授与&達磨祭
昨日から急に冷え込んできて、道場に行くのに薄手の長袖一枚で行ったら寒いのなんの( ̄▽ ̄;)
中学生の拳士に至っては、半袖&サンダルという真夏仕様の格好で、自転車で山を下りて道場に来たみたいで、失敗した(-“-;)を連呼してましたね(笑)
さて、昨日は全体に事前告知するのを忘れていましたが、2018年10月度入門式&達磨祭の行事デーでした(^^)
■ 2018年10月度 入門式 ■
今回で新しい施設で執り行う行事は二回目になるわけですが、いつもは開始を19:00過ぎにして、一般の拳士が集まるのを待ってから行事を開始していたんですね。
だけども、この時間割で行事を執り行うと、どうしても後半の達磨祭に参加できない少年部の拳士達が多数出てきていたので、今回は少年部の拳士も達磨祭に参加してもらいたいと思ったので、開始をかなり前倒しにして施設の扉が開いたらすぐに行事の準備に取りかかり、16:40頃には精勤賞授与式を執り行い、16:45には入門式に入りました(^^)
今回の入門式の対象者は6~9月の間に少年に入門した5名が対象で、この時期に一番最初に入門をしたハルトが入門者代表を務め、堂々と誓願文を読み上げてくれました(^o^)
誓願文、今までは結構ぶっつけ本番でお願いすることも多かったんですが、今回はふりがな付きの誓願文コピーを用意して、事前に練習してきてもらったので、大きく詰まったりすることもなく、とてもいい感じでした。
今回の入門した四人は兄弟が二組、同い年が一組という感じなので、比較的絡んでいきやすメンバーなのか、結構休み時間でも鬼ごっやらなにやらをして、なじんでいるようです。
どんな習い事でもそうですが、最初になじめないと、続けていくのが本当に難しいので、ちゃんとなじんで遊んでくれているのは、一安心ですね(^^)
■ 2018年達磨祭 ■
入門式が終わったところで引き続き達磨祭を執り行いました。
いつもより開始時刻が早かったので一般の拳士はちらほらしか参加できず、司会もないまま進行しましたが、まあ特に大きな混乱もなく、スムーズに執り行えたと思います(^o^)
今回は少年部の拳士全員が参列しての達磨祭でしたので、導師法話も大人向けの難しい表現は避けて、できるだけわかりやすい言葉を選んでお話をしました。
テーマはもちろん菩提達磨についてなわけですが、毎年達磨祭での法話は、
「達磨は何のために中国に来たのか」
「なぜ中国に来る必要があったのか」
「達磨が伝えた禅とは」
この三つを主題にしていて、子供達には「今日本に伝わっている仏教」と「達磨の伝えた仏教」の違いをかみ砕いて話をしつつ、繰り返し伝えたキーワードは、「自分がどうなのか」という事でした。
金剛禅の教えの実践とは、「自己確立」と「自他共楽」を追求する事になるわけですが、達磨禅はこの「自己確立」を座禅を通じて体得するものですよね。
金剛禅の主たる行は座禅ではなく、易筋行という動禅になるので、この易筋行を通じて、いかにして「自己確立」に目覚めるか、というのも一つの考え方になると思います(・・)(。。)
■ 2018年10月度 精勤賞授与&允可状授与式 ■
さて、次は各種表彰についてのご報告になります(=゚ω゚)ノ
まずはじめは、入門式の前に執り行った精勤賞授与式から。
2018年10月度精勤賞授与式で精勤賞を授与されたのは、精勤二年を授与されたラン、アツキの二名。
二人とも本当にお休みすることなく一生懸命道場に通って修練に励んでいるので、二年の精勤賞は中身が十分伴った内容でとてもよいと思いました(^^)
精勤賞の授与は僕が道院長になった頃から行っているんですが、昔賞状を授与された拳士の保護者の方がこんな感想を聞かせてくれたことがありました。
「学校やほかの習い事では、なかなかこういった賞状をもらうことが出来ないのですが、本人も少林寺拳法の練習だけは休まず頑張ってくれています。
そんな日々を気がつけば二年も続けていて、他では他人から認めてもらえる機会のない子でも、少林寺拳法だけは息子を認めてもらえたのは、とても嬉しく思いました」
と。
精勤賞って、やめずに続けていれば誰でも貰えるやん、と思う子供達もいるかと思いますが、中にはこういった思いで賞状を受け取ってくれる拳士もいる事を知ると、地道な活動ではありますが、やっていてよかったな、と思いました(^o^)
精勤賞の時に渡す記念品も、初回の頃から変わっていなくて、二年目はタオル、三年目はキーホルダーを渡しています。
タオルは市民大会で毎回もらうので、家で余りたおしててそこまで値打ちはないかと思いますが、キーホルダーはそうそう貰うものではないと思うんですね。
まして三年間諦めずに道場に通って初めてもらえる記念品なので、使う使わないは別にしても、捨てることはあまりないと思うんです。
たとえ様々な事情で少林寺拳法の修練に通うことが出来なくなったとしても、あるひふと机の片隅に片付けてあったこのキーホルダーを見て、一生懸命修練に励んだ仲間や道場の人たちのことを思い出して貰えればいいな、とそんな思いを込めて精勤三年の賞状と一緒にプレゼントしています(・・)(。。)
さて、長く続けていて授与されるものと言えば、昇段試験の允可状もそうですね。
こちらは続けるだけじゃなく、ちゃんと技術と学科の両方の試験に合格して初めていただけるものですが、今回允可状を授与されたお二人も、長い長い年月を経て、ついに中拳士三段を印可されました。
今回三段の試験に合格したのは、一般の拳士でシンタロウとミオの二人。
二人とも元々は大阪摂津峡道院に小学生の頃入門し、最初の先生は堀田先生、中野先生とそれぞれに違う先生に師事して修練に励み、縁あってその後大阪高槻道院に転籍してきました。
それからシンタロウは初段、二段と大阪高槻道院で、ミオは今回の三段が大阪高槻道院で受けた最初の允可状になります。
二人とも入門してから10年以上経っており、共に環境が変わっても諦めることなく少林寺拳法の修練に励み、こうして中拳士三段になることが出来ました。
環境が変わるというのは本当に少林寺拳法の修練を続けていく上で、大きな壁になるのですが、それをものともせずに、休むことなく頑張っていたのはすごいと思います(・・)(。。)
三段取得後も、そこで燃え尽きることなく、新しい技術習得を目指して今まで以上に頑張ってくれているので、次の正拳士四段まではまた年数がかかりますが、これからもしっかりと自分の目的をもって、少林寺拳法の修練に励んでいいって貰えればと思います(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2018年5月度入門式&精勤賞授与&開祖忌法要
娘が小学校に入る前後からあれこれと習い事をやりはじめたんですが、あれですね、道院の子供達も習い事を複数やっているのは知っていますが、いざ我が子がやり始めると、なんと時間のタイトな事か(;゚ロ゚)
たまたま家の近くというところだから良いものの、車に乗って送り迎えをするとか言う場所の習い事だと、果たして通わすことが出来たかどうか(-“-;)うーむ
市民大会まで一ヶ月を切ったと言うことで、特別修練日を含めると週三回の少林寺拳法の修練日が丸一ヶ月続くわけですが、元々火曜日に習い事を入れていた子なんかは、特別修練日の開始時刻の時間帯はまだ他の習い事をやっていて、終わり次第飛んでくると言う、なんていう大変さ(笑)
いや、まぁ、少し遅れてくるとはいえ、お休みせずにちゃんと来て、20:30の終了時刻ぎりぎりまで残って頑張っているのだから、ホントえらいと思います(^o^)
特別修練日は、拳士の数を絞って指導する&一人一人を個別に指導していく日なので、僕もいつもよりもかなり激しく動くので、翌朝あちこち筋肉痛が(-ω-;)うぅぅ
トレーニングジムでバーベル上げとかがんがんやっても、こんなところは筋肉痛にならないのに、っていうところがフツーに痛い(笑)
そう考えると、少林寺拳法の動きを、ガチでちゃんとやると、トレーニングジムに行かんでもいいのかな、とかも思いますねぇ。
高校生とか大学生は、こゆのを週三~六回、延々と大会のために何時間も修練しているのだから、ほんっっとタフだと思います。
おっちゃんになってきた僕は、フツーにしんどいっす(笑)
■ 2018年5月度 入門式 ■
さて、今日の記事のメインテーマは、今週の月曜日に執り行った、精勤賞授与式&入門式&開祖忌法要についてのご報告となります(=゚ω゚)ノ
順番的には精勤賞授与式を最初に執り行ったんですが、最初に出てくる写真が、道院サイトのトップページや大阪府教区サイトに出てくるので、行事らしい入門式の写真が表に出るように、入門式から(笑)
今回の入門式の対象者は12~5月の間に少年に入門した4名が対象でした。
うちの娘が昨年末ぎりぎりに入門手続きをした関係で入門者代表となりましたが、GWの間、誓願文持たせて読む練習をしてきたので、まあまあそれなりに(笑)
でも、何回練習しても、開祖 道臣禅師、のところが読み上げにくいようでした(-“-;)
今回入門した子達は、市民大会の修練が始まった頃からの入門なので、その他の時期に入門した拳士達よりも、普段の修練が濃厚なせいか、打ち解けるのも早かったような気がします。
中には半年ぐらい他の拳士と話をしていない子とかもいたりするので、そういう意味では団体演武や組演武の修練は、同志相親しみ、相援け、相譲りを体感・実践するよい修練方法なんだと思いますね(^^)
■ 2018年5月度 精勤賞授与式 ■
さて、次は時間をさかのぼって2018年5月度 精勤賞授与式についてご報告します(^^)
今回精勤賞授与されたのは、精勤三年を授与されたミオちゃん、精勤二年を授与されたアキト、ユウヒ、ケイト、レオの5名。
賞状を授与しているときに気がついたんですが、授与する順番はレオ→ケイトという方が入門した順で良かったですね(^_^;
今回の精勤賞授与式での道院長法話で話したことですが、精勤袖章は一年目からあるんですよね。
でも、入門して一年は、まぁ一生懸命昇級試験や友達と仲良くなるやらに取り組んでいたらあっという間に過ぎますよね。
精勤二年をもらおうと思うと、少林寺拳法が好きになってないと、二年は続かないですよね。
そして精勤三年をもらおうか、というぐらいになってくると、人によっては准拳士初段という、子供達の中では結構大きな目標の黒帯、が見えていないと、ここまで続かないですよね。
なので、精勤三年を表彰された子達は、入門した年齢によるでしょうが、ほぼ全員が黒帯をいただくところまで、修練に励んでくれます(^o^)
精勤三年から黒帯取得までの間に、さらに二年ぐらい間があく子もいますし、その間に四年生を迎え習い事が大きく変わりやすい時期を乗り越えなくては、黒帯をとることは出来ないわけですから、精勤賞というのは本人の気持ちの成長と一番密接につながっている表彰だと思います(^^)
■ 2018年 開祖忌法要 ■
最後に開祖忌法要についてのご報告です(=゚ω゚)ノ
二月から修練場所がクロスパル高槻に統一されたこともあり、今回の行事は初めてクロスパル高槻で執り行いました。
前の修練場所と勝手が違うのが、前の修練場所は借りている時間帯が18:00~だったので、修練が始まるまでにそれなりに祭壇組んだり、式次第を書いたりする時間があったんですが、クロスパル高槻は申し込みしている時間の15分前ぐらいにならないと部屋が開かないですよね(^_^;
部屋があいてから、着替えをしてテーブルを出して云々をやり始めると、行事が始まるまでに結構手持ち無沙汰に(-“-;)うーん
なので、今回は小林さんが早く来てくれていたので、準備している間、間を持たせてくださいと無茶ぶりを(笑)
でも、逆にこれがよかったのが、準備している間開祖のお話をしてくれたんですよね。
いつも開祖忌法要は入門式が終わってから執り行っているので、時間の都合で少年部の子達は結構帰ってしまう子達がいるので、肝心な導師法話のところを聞いてもらえなかったりするんですが、今回は少年部が始まったところで小林さんがわかりやすく開祖のお話をしてくれたので、僕が別に法話しなくてもいいじゃないか、というぐらい良いお話しをしてくれました(-人-)感謝
で、今年の開祖忌法要の法話は、小林さんがお話ししてくれたところとかぶらないように、少林寺拳法の原点についてのお話しをしました。
少林寺拳法の原点は開祖の戦争体験にあるわけですが、戦争体験の部分だけを話し続けても、現在平和な社会で生きている少年拳士達にはイマイチぴんと来ないと思うんですね。
なので、開祖の戦争体験から少林寺拳法創始の話に続けたあと、じゃあ今ここにいる人たちが、大きくなって人の命を左右する仕事に就いたときに、どう考え行動できるのか?という問いかけをしてみました。
最近はなんとなく平和な雰囲気が漂っている隣国の問題だって、決して解決しているわけではないですよね。
戦争反対をいくら唱えても、望まない争いに巻き込まれることもありますよね。
少林寺拳法の原点を継承していくと言うことは、人としてどうあるべきか、という事を伝えることであり、「人・人・人 すべては人の質にある」ということを、我が事として体験し、未来を想像できる力身につけてもらう事に他ならないと僕は考えています。
なので、修練の時にしょっちゅう口にしていますが、技術のうまい下手や、大会での良い成績ということは、少林寺拳法の本質とは全く関係ないんだと。
もちろん技術も大切にしていますし、大会が近くなれば大会のために修練をしていきますが、それでもやはり上に書いた本質を外れた指導はしていないので、一般的な武道やスポーツの習い事として期待される事とは違う指導をしているなぁと感じることもあるかも知れません。
でも、少林寺拳法とは「真の人格者を育てる道」だとご理解いただけると幸いです(-人-)合掌
さて、いつもならここで一般の修練写真を掲載してお開きにするんですが、今回は撮り忘れました(^_^;
(北野)
■修練レポ■ 2018年1月度入門式&精勤賞授与&新春法会
年も明けて、気がつけばもう一月の半ばなんですねぇ。
先日、娘の小学校の入学説明会で入学する小学校に行ってきたんですが、この小学校は僕が小学校を卒業した年ぐらいに新しく新設されたもので、今回初めて校内にはいりました。
驚いたのが、上履きがあるにもかかわらず、廊下は吹きさらし(笑)
僕が通っていた小学校は、廊下には窓があったんですが、これ、上履きにしてもめっさ汚れるだろうなぁと(笑)
これから上の子が六年、下の子は六年後に入学して六年なので、12年は通い続ける小学校なので、お世話になります(-人-)合掌、という気持ちになりました(^^)
さて、そんな我が家事情はこれぐらいにして、先週の金曜日は2018年 1月度入門式&精勤賞授与式&合格証書授与式&新春法会の行事デーでした。
■ 2018年1月度 入門式 ■
今回の入門式の対象者は11~12月の間に少年に入門した男の子が1名が対象でした。
入門者が1名と言うことで一年生ではありましたが、頑張って入門者代表をつとめてくれました(^^)
家で誓願文を読む練習をしてきたかいもあって、最後まで読み上げることができて良かったと思います(^O^)
入門式の方は毎回おなじみの「少林寺拳法で一番難しいのは続けること」というお話をしたんですが、今回は多度津工業高校出身で、開祖から直接手ほどきをされたことがあるというおじいさんのお話をしました。
このお話は、道衣を着て少林寺拳法の修練を続けることだけが、少林寺拳法を続けていると言うことではない、というたとえ話になるわけですが、道衣を着ていないときに少林寺拳法の魅力を何十年にもわたって伝え続けるというのは、心底少林寺拳法に魅力を感じていないと出来ないことだと思うんですね。
このおじいさんほどの年月ではないにせよ、子供時代に少林寺拳法を習っていて、大人になって子供が生まれてから、その子供に少林寺拳法を習わせようと思ってくれた保護者の方達も、このおじいさんと同じぐらい、少林寺拳法を愛してくれているんだと思います(^^)
そんな皆さん熱い思いが、今の少林寺拳法を支えてくれているんだと思うと、一人一人の入門者を大切に、これからも頑張っていかなくてはいけないなと思いました(-人-)合掌
■ 2018年 新春法会 ■
入門式が終わったところで、引き続き2018年度新春法会を執り行いました。
いつもなら行事の前に精勤賞授与式や合格証書授与式を執り行うのですが、今回は新春法会の間にある表彰というところで、精勤賞授与式などを行いました(^^)
■ 2018年1月度 精勤賞授与式 ■
今回授与されたのは、精勤二年を授与されたソウイチの1名でした。
ソウイチのお父さんは少林寺拳法の元拳士で、いつか復帰してもらえるだろう事を期待しているんですが、なかなかソウイチがお父さんと一緒になるのをイヤがっているので、復帰には至ってないです(笑)
親子二代で修練に参加するというのも、すてきなことだと思うんですけどねぇ。
今後に期待しましょう(-人-)合掌
精勤賞授与が終わったところで、続けて合格証書授与式を執り行いました。
今回は時間が合わず年末になかなか授与できていなかった2017年11月度分の拳士のぶんと、2017年12月度の二ヶ月分の合格証書授与となりました(^o^)
■ 2017年11月度合格証書授与式 ■
新春法会の時に合格証書を授与されたのは一名ですが、昨年度末に授与された拳士達も含めてご報告させていただきます(=゚ω゚)ノ
今回2017年11月度の合格証書を授与されたのは、一般から6級に合格したシンイチさん、少年部から3級に合格したミノリ、ミキヤ、4級に合格したソウイチ、レオ、4級に合格したケイスケ、7級に合格したアツキ、8級に合格したサアヤの8名。
合格証書を授与した日がばらばらだったので、そんなにたくさん受験したかなぁと言う感じがありましたが、並べてみるとたくさんの拳士が昇級試験に臨み、無事合格となりました(^^)
今回は初めてパパママクラスの時間帯での修練に励んでいるシンイチさんが一般の試験に臨まれたのは、記念すべき合格だったんじゃないかと思います(^o^)
■ 2017年12月度合格証書授与式 ■
2017年11月度合格証書授与式のあとに続けて2017年12月度合格証書授与式を執り行いました。
今回2017年12月度の合格証書を授与されたのは、少年部から4級に合格したサラ、5級に合格したユウヒ、アキト、6級に合格したランの8名。
六年生のサラは今回の昇級試験が、少年部での最後の昇級試験となりましたが、無事合格でよかったです(^^)
なんだか新春法会の写真より合格証書授与式の写真の方が多くて、新春法会の話題っぽくないですが、まあ、それはそれで(笑)
今年の新春法会の話を少しすると、毎年新春法会の時の道院長年頭挨拶には仏教説話と干支を絡めたお話をするんですが、犬が主人公になっている仏教説話があんまりないですよねぇ(-ω-;)うーむ
しょうがないので、今年のお話は、仏教説話の中に犬が出てくるものをチョイスしてお話しました(=゚ω゚)ノ
この話は、新春法会の時にも話しましたが、内容的にはどうも後世に新しく創作された仏教説話っぽくて、元になっているのは有名な釈尊のお話だと思うんですね。
まぁどちらにしても、本当に価値のあるものを得るために時間を使いなさいよ、限りある命なのだから、というお話なので、皆さんも自分にとって本当に価値のあるものを見極める目を養っていっていただければと思います(-人-)合掌
■というわけで、今回も修練風景を載せてみる■
今回はいつもよりも30分早くから入門式を行ったので、新春法会終了後はそこそこ修練する時間がありました。
そうそう、今回の行事に、学校進学のため休眠していた一般のナツキが、時間作って復帰しようと思います!というご報告に来てくれました(=゚ω゚)ノ
うれしいですね、こうやってまた懐かしい拳士に会うことが出来るのは(^^)
いつから復帰するか分かりませんが、その日が来るのを楽しみですね(-人-)合掌
(北野)
■修練レポ■ 2017年10月度入門式&精勤賞授与&達磨祭
10月も半ばを過ぎて、なんだか梅雨みたいな雨が延々と続いているなか、どんどん寒くなってきましたねぇ(-ω-;)
二人目ちゃんの出産が近づいていることもあり、産婦人科での検査も、えっ、そろそろ来るん!?( ̄▽ ̄;)みたいな検査結果も出てきたりして、我が家事情ではありますが、結構落ち着かない日が続いています。
こう、一応の目安の日は10/29と言われていても、早くもなれば遅くもなるものなので、毎回の検診が結構ドキドキ。
家でも赤ちゃんをお迎えする準備が着々と進んでいて、明日にはベビーベッド搬入!(=゚ω゚)ノ
これが置かれると、いよいよか(°ω°; 彡 ;°ω°)、という感じがしますね(笑)
さて、そんな我が家事情はこれぐらいにして、先週の金曜日は2017年 10月度入門式&精勤賞授与式&達磨祭の行事デーでした。
■ 2017年10月度 入門式 ■
今回の入門式の対象者は5~9月の間に一般に入門した男性が1名、少年に入門した男の子が1名、一般に復帰した中学生が2名の合計4名が対象でした。
復帰してきた中学生のうち1名はテスト期間かなにかでお休みとなりましたので、ブログで紹介と言うことにさせていただきます(=゚ω゚)ノ
今回の新入門の一般拳士は、一般拳士として入門しましたが、活動は少年部の時間帯を中心に活動されているので、直接手を取り合って修練をしたことがない方も多いかと思いますが、毎回お子さんと一緒に修練に参加されているので、これからの成長がとても楽しみですね(^o^)
復帰してきた中学生は、共に昔大阪高槻道院に少年部拳士として入門して、何年か修練に励んだ後、それぞれの事情により、一時休眠していましたが、中学生活が落ち着いてきたので、復帰という事になりました。
一人は去年まで少年部に所属していましたが、もう一人は五年前と結構期間が空いての復帰でした。
休眠するのは簡単ですが、復帰ってものすごいパワーがいるんですよね、実際。
まず、少林寺拳法が好きでないと復帰する気になりませんし、どんどん自分の環境が変わっていく中で、修練に通える環境を整えるのにもパワーがいる。
その上で、復帰したとしても、知っている人がいるとは限らない、軽い孤独感なんかもありますよね。
復帰を受け入れる側も、そういった復帰拳士の気持ちもくんで、日頃の修練に参加していかないと、復帰したもののなんだか部外者感しか感じられず、思っていたのと違うという感じになって、再び休眠になることもあるかと思います。
入門式の導師法話でも話しましたが、いつもは「少林寺拳法で一番難しいのは続けること」という毎回の法話もしましたが、今回初めて「休眠」と「復帰」についても言及しました。
この毎年、やむを得ない事情があって休眠される方がおられます。
それはそれで、事情があるわけなので、僕自身は特に引き留めたりもしないので、どこかあっさり(人によっては冷たく感じるかも)したところがあります。
続けたいという意欲がある、でも色々な事情があって難しい、どうすれば続けられるでしょう?という相談があれば、できる限りの提案をしますが、初めから事情があるので続けるのが難しいです、と言われると、その事情をどうにかして下さい、とは僕が言うことではないですよね。
だからこそ、休眠するときは、お互いに「再開を楽しみに出来る」という感じで休眠しないと、休眠=少林寺拳法とは二度と関わらない、という感じになるわけですね。
この何年かの間で休眠された方の中には、あー、これは戻りにくいだろうな( ̄▽ ̄;)と思うような途切れ方をされた方もおられます。
黙っていきなり休眠ボタンを押す人もいれば、頑張って昇級試験を受けて合格したにもかかわらず、受験に関する諸費を払わずに、そのまま休眠したり。
これらが本人の意志なのか、大人の都合なのかはわかりませんが、何年も一生懸命修練に励んだ年数を、なかったことにするのも、どうなんだろう、と思うわけです(-ω-;)うーん
僕が大切にしたいのは、現役だろうが休眠だろうが、道場に来たら「ずっと続けてきている拳士のように溶け込める環境」なんですね。
それをわかって頂けている拳士は、転籍・休眠していても、一年に1,2回、ふらっと道場に来て、道衣に着替えて、その瞬間を皆さんと一緒に修練を楽しんで、また自分の世界に戻っていく、これでいいじゃないですか(^^)
中には、大阪高槻道院の拳士ではない京都の道院の拳士が、仕事帰りだから寄ってみました、みたいな感じで道場に来て、気軽に修練して帰られた事も何回かありますね。
修練中は特にお客様扱いせずに、昔から大阪高槻道院の拳士であったかのように、冗談も言い合いながら、一緒に修練を楽しむんですよ。
ものすごい少林寺拳法らしい、光景でもあると思います(・・)(。。)
僕が休眠するときに引き留めないのは、「これでさよなら」ではなくて、いつもの修練と同じようにその日は終わって、ただ次に来るのがものすごく先になる、ただこれだけなんですね。
これから少林寺拳法の修行に励んでいく拳士を向かい入れる入門式の法話に、休眠や復帰の話をするのは、あんまり適切ではないと思いますが、復帰をしてきている拳士もいるからこそ、彼らの思いや復帰までに至ることが出来た、その背景にも少し目を向けて頂ければと思います(-人-)合掌
■ 2017年10月度 精勤賞授与式 ■
さて、話は変わって次は2017年 10月度の精勤賞授与式について。
いつもなら精勤賞授与式は入門式の前にやるんですが、今回授与される拳士たちが他の習い事を終わってからの修練の参加となりましたので、予定を変更して入門式が終わった後に、引き続き執り行いました(^^)
今回授与されたのは、精勤三年を授与されたアキ、カナル、ミキヤの3名と、精勤二年を授与されたケイスケの合計4名でした。
4名のうち2名は他の習い事と平行しつつ、来られるときは少林寺拳法の修練もしっかり頑張るという感じで、強い意志を持って諦めることなく修行に励んでの、今回の精勤賞授与となりました。
昔と違って、今は習い事多いですよね。
昔の少林寺拳法の修練は、週三回1回三時間があたりまえでしたが、最近は入門する前の問い合わせの段階から、他の習い事もあるので週1回でいいですか?と聞かれることも多いので、少林寺拳法だけ頑張るという時代ではないですねぇ。
それだけに、他の習い事との気持ちのバランスをとる必要もあるので、いくつもの習い事と平行して少林寺拳法の修行に励むというのは、これもまた大変なことだと思います。
精勤賞を授与するたびに、続けることの難しさ、続けている子達の芯の強さを感じます(^o^)
■ 2017年度 達磨祭 ■
精勤賞授与式が終わったところで、少し休憩。
少年部の修練時間を超過していたので、帰らなくちゃいけない拳士には速やかに退出してもらい、引き続き2017年度達磨祭を執り行いました。
毎回の達磨祭の法話は、少林寺拳法と達磨がどう関係あるの?というところから、達磨大師って誰やねんという達磨大師略歴みたいな法話をしたり、時には達磨大師の説いた教えについて少し深く取り上げたりと、達磨大師関連法話が多いんですが、今回は少しテーマを変えてみました(=゚ω゚)ノ
いや、達磨大師から思いっきり離れた話をしたわけではありませんが、達磨大師が生きていたとされる時代の仏教と、今の宗教はあんまりかわらないよ、というお話から始まり、具体的に今の宗教のおかしなところを、残って話を聞いてくれている子供達にもわかるように話ししました。
今回特に強調したのは、達磨大師は現代仏教の多くが採用している、転生後の仏様ではないということ。
達磨大師は生きた人間であり、仏教の修行者であり、実践を通じた修行によって自身の仏性に気がつけると説いた人物であること。
生きた人間が修行を通じて仏となれる道を説いた修行者であるからこそ、我々もまた達磨大師に続くことが出来るというお話でした(^^)
達磨祭は一年に一度しかありませんが、結構こーゆー話は一般の修練の時にもするので、金剛禅の道院らしい道院かも知れませんね(笑)
いや、法話ばっかじゃなくて技術もちゃんとやりますよっ!( ゚∀゚)o彡°
(北野)