■修練レポ■ 2023年 6月度入門式&開祖忌法要
先週の金曜日は、台風の影響もあって修練が出来るか?というぐらい集中的に雨が降りましたねぇ(*_*)
そのまま梅雨空が続くのかと思えば、結構晴れている日も多く、あんまり梅雨入りした感じもなく穏やかな天気が続いていますね(^^)
天気がコロコロ変わるせいか、先週の末には原因不明の高熱に襲われ、急遽修練を幹部拳士の皆さんに変わってもらいました(*_*)
最初はインフルエンザか?と思いすぐに病院で検査しましたが、インフルエンザは陰性。
コロナの可能性もない事は無かったので抗原検査キットで検査してみましたが、こちらも陰性。
昔は扁桃腺が腫れて高熱が出ることはよくあったんですが、道院長になってからはケアを心がけているので、あまり喉が原因で高熱が出ることも無く、今回も扁桃腺とかには異常なし。
原因がよく分からないまま41.1℃とかまで熱が出たのだから、夏風邪にしては酷いもんです(^^;
■ 2023年 6月度入門式 ■
さて、今週の月曜日は雨で延期していた2023年6月度 精勤賞授与式・2023年6月度 入門式・開祖忌法要を執り行いました。
コロナの扱いがインフルエンザ並みという事になった事もあり、見学希望の方もちょくちょく増えてきて、五月には新しい仲間も増えました(^o^)
今回は五月に入門した拳士の入門式でしたが、小学二年生という事もあり誓願文奉読の際には六年生の先輩拳士に横についてもらい、一人で読み上げ出来るところを頑張ってもらいました。
おうちでかなり練習してきてくれたみたいで、大人でも難しい言い回しの文言を、スムーズに読み上げることが出来たのはとてもよかったと思います(^^)
金剛禅の入門式は、結構独特の雰囲気のある行事ですが、金剛禅が育てたい拳士は単なるスポーツや武道の競技者では無いという思いを伝える場としては、こういった雰囲気の中執り行うのは大切な事だと思います。
入門式の導師法話は、必ず「少林寺拳法で一番難しいこと」というテーマでお話をしますが、この法話を10年以上聞き続けてきた中学生達が、この日の行事のために少年部の時間帯から参加してくれたのは、少年部の子供達に「続けると言うこと」を行動でもって伝えてくれた形になったと思います(^o^)
これからいつどういうタイミングで新しい仲間が増えるか分かりませんが、今回入門した拳士も来月にはもしかすると年下の拳士が入門して、ちょっぴり先輩として頑張らなきゃいけなくなるかも知れません。
そういったときに一緒に手を取りながら、くじけること無く日々の修練を頑張っていってもらえればと思います(-人-)合掌
■ 2023年 開祖忌法要 ■
入門式が終わったところで、早帰りしなくちゃいけない少年部拳士は退出してもらい、引き続き開祖忌法要を執り行いました(^^)
今回は少年部の早い時間帯から入門式を執り行ったので、いつもなら帰る少年拳士も最後まで参列してくれました。
開祖忌法要はその名前の通り、開祖の事を拳士に伝え、金剛禅の原点をしっかりと振り返る場になります。
僕は開祖を直接知らない世代の道院長ですし、これから道院長になっていく拳士達も、おそらく開祖と直接会ったことのある拳士が道院長になる可能性は、低い時代になってくると思います。
それだけに「開祖との思い出」という点については、僕の経験ではお話しすることは出来ませんが、幸い僕の先生は山門衆として開祖の元で修行に励まれていた事のある先生なので、田邊先生から開祖との思い出話は沢山聞く機会がありました。
そういう開祖エピソードについては、日々の修練の中でも法話として話すことも多いので、今回は行事に参加出来なかった拳士も、日頃の修練の中で開祖の人となりについて学んでもらえればと思います(^o^)
さて今回の開祖忌法要の法話では、開祖エピソードを話すと言うよりは、金剛禅創始当時の時代背景や、修練場所として「道院」を定めた理由などについてお話しました。
金剛禅が生涯修行を通じて、自己改革と他人への慈悲心養う事を目指す団体である事。
その目的が競技スポーツが求める「勝敗」にはない事。
金剛禅の原点を振り返る、開祖忌法要の法話だったと思います(^^)
さて、今回は雨の都合で本来は五月に執り行う開祖忌法要が六月になりましたが、次回は十月に達磨祭を執り行います。
達磨祭では、金剛禅が何故本尊として達磨大師を祭壇に祀っているのか、達磨大師と金剛禅との関係についてお話しできればと思います(-人-)合掌
(北野)