■修練レポ■ 2011年4月分(1名)合格証書授与式
昨日から六月入りということで金曜日の修練施設でもクーラーが使えるようになり、少し環境がよくなって来ました(^-^)
大会までの修練回数が昨日を入れてあと四回となり、だんだん最後の追い込みっぽい修練になってきました。
今年の大会は少年部、一般部共に初出場する拳士が多く、覚えることも大変多かったのでとても大変だったと思います。
大会の種目は、「単独演武」「組演武」「団体演武」と三種類あるわけですが、ただ単に一人でやるとか、二人でやる、とかそゆ分類で分けられているのではなくて、もう少し深く演武の区分を見つめてみると、もっと深い意味が見えてきます。
少林寺拳法のテーマは、「自己確立」と「自他共楽」です。
演武をやる拳士は、教えてくれる先生が演武をやるわけではないので、まず「自分」がしっかり修練しなくちゃいけない。
単独演武はその最たる例で、自分以外の誰も変わってあげることが出来ない。
つまり、単独演武に本気で取り組むというのは、まずは「自己確立」をしっかり目指す、ということになる。
次に、組演武は自分とあなた、の二人で行う。
どちらかが慌てて攻撃すると、相手がそれを受け止めることが出来なければ、演武としては破綻してしまう。
そこで、相手と呼吸・間合い・タイミングを合わせる。つまり、組演武ではまず相手との調和をめざす。
ここで「自他共楽」の精神が培われる。
この組演武が横の広がりを持った物が団体演武で、団体演武では目の前のあなた以外にも、すぐ隣にいる拳士や、それ以外の拳士全員に意識を向けて、呼吸・間合い・タイミングを揃える。
これは自分→自分と他人→周りのすべての他人、と意識を移していく行動で、実生活においても、最終的にはこゆ広がりがないと、意味がない。
少林寺拳法の大会は、賞状やメダルをもらうことが目的ではないのは、そんな些細な目の前の結果だけを追い求めているものではなく、上に書いたような「自己確立・自他共楽」を目指す修行の道だからだ。
組演武でも、団体演武でも、呼吸・間合い・タイミングが揃うと、やっぱり気持ちいい(^-^)
■2011年4月分(1名)合格証書授与式■
というわけで、四月に昇級試験を受けた拳士の合格証書が追加で届きましたので、合格証書授与式を行いました(=゚ω゚)ノ
今回1級に合格したのは一般部のシンノスケ。
シンノスケが入門したのは去年の三月なので、気がつけばもう一年以上が経過しました。
なんだかんだと僕の代に変わってから入門した拳士が、一人ずつ確実に初段に近づいていってくれており、ちょっとずつちょっとずつ、自分たちで修練できるようになってきているのは、とても嬉しいですねヾ(^v^)k
今回の合格で、シンノスケは准拳士初段に一番近くになりました。
中学初段になれるかどうかは、これからのさらなるがんばり次第ですが、出来れば中学生の間に初段をとってもらいたいところです(-人-)
シンノスケ、一級合格おめでとう!
(北野)