■修練レポ■ 2011年7月分(3名)合格証書授与式
いやぁ、この週末は台風で直撃したということで、ほとんど引きこもりっぱなしでお出かけとかしなかったんですが、直撃した割には、金曜日の夜とか土曜日はあんま雨も降らず、風はきつかったけれども、なんかこう、台風がきた!!っていう感じはしなかったなぁ。
個人的には台風なんかよりも、出産予定日が9/5に控えていたので、そっちのほうが気になって気になって( ̄▽ ̄;)
で、今日がその出産予定日なんですが、未だ出てくる気配なし(笑)
かーちゃんのお腹のなかの居心地がいいのはわかるんだけれども、そろそろ出てきて顔を見せて欲しいなぁ( ´・ω・)
と、いうわけで本題。
先週の金曜日、台風の影響もあって修練は半ばお休み状態ではありましたが、それでも台風のさなか合格証書を受け取りに三人の拳士が道場に来てくれたので、少ない人数ではありましたが、合格証書授与式を執り行いました(^-^)
今回合格証書を授与されたのは、一般部から二級に合格した、フミさん、タスクさん、ミナさんの三名。
三人とも社会人でなかなか修練に参加出来ない時期などもあったりして、最短でというわけにはいきませんでしたが、それでも一生懸命諦めずに通い続けて、ようやく無事2級に合格することが出来ました(^-^)
三人は年が近いというのもあり、またフミさんとミナさんは一般部の社会人の女性ペアというのもあり、お互いになんとなく近い関係にいるのも、頑張って続けられる理由なのではないでしょうか(^o^)
いつも言っていることですが、少林寺拳法の修行は一人ではありません。
一人じゃないというよりも、一人ではないと「自分が信じる事」と言った方がいいかも知れません。
たとえば、資格が近い、年齢が近い、家が近い、性別が同じ、なんていう要素は、少林寺拳法の修行そのものとは直接は関係ないのですが、諦めずに少林寺拳法の修行を続けるという目的のためには、これほど重要な要素はないと思います。
これは僕の経験談ですが、僕は30代になってからストリートダンスのスタジオに通い始めました。
当然、その当時は誰もハウスダンスを一緒にやれるような友達もいなかったので、一人でスタジオに通い始めたわけですが、元々ストリートダンスというのは、十代~二十代が中心となってやっている世界で、少林寺拳法とは違い、「個人主義」がものすごく強い世界です。
ダンスが上手い下手というのが、そのダンサーの価値を高める最大の要素、上手いダンサーの周りには自然と人が集まってきます。
そゆ世界に一人、年齢が大きく離れた、ダンス経験の乏しい僕なんかが飛び込んでいくと、よそ者扱いされるのは致し方ないことで、二年近く通っていても、なかなか打ち解けたーという雰囲気にはならなかったですねぇ( ´・ω・)
ダンスを習いに来ている子供たちにしてみれば、僕は相当年上の大人なわけで、ダンサーの先生でも彼らから見れば大人な年齢な人たちなんですが、僕はその先生の一回り近く年上になる。
話しかけにくいのはごくごく当たり前のことだし、ダンスのレッスンが「個人の努力でまず習得する」というスタイルでレッスンが進められていくので、少林寺拳法のように、出来る人が出来ない人を助けていく、という仕組みがありません。
なので、ダンスの世界では、チームを組んだりしない限りは、ひたすら孤独なところがあります。
でも、少林寺拳法は「自他共楽」を体感して貰うための場として道院が存在しており、道院の中での修練は、「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」という、少林寺拳法の理念を背景に、組手主体でもって、常に誰かと一緒に修練するスタイルをとっています。
だからこそ、上の方に書いた「修行は一人ではない」という事を心の底から信じる事で、諦めずに長く長く修行を続けることが出来る道なんだと思います(^-^)
社会人の拳士の皆様は、お仕事の都合、ご家庭の都合、ご自身の体調の都合等々、様々な困難な事があるかと思いますが、どうぞ無理をせずに、でも、諦めずに少林寺拳法の修行に励んでいってもらえればと思います(-人-)合掌
フミさん、タスクさん、ミナさん、昇級試験合格おめでとう!
(北野)