大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

■修練レポ■ 2013年5月度入門式&開祖忌法要

Posted on 2013年05月14日

■2013年5月度入門式■

2013年5月度入門式1
2013年5月度入門式2 2013年5月度入門式3 2013年5月度入門式4
2013年5月度入門式5 2013年5月度入門式6 2013年5月度入門式7

 

さて、GWの間、一週間半ほど修練がお休みになり、五月に入ってから最初の修練日は5/10。

5/12が開祖が命日ということもあり、5/10は2013年5月度入門式と開祖忌法要、4月分の合格証書授与式を執り行いました(=゚ω゚)ノ

 

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今回入門式の対象となった拳士は6名で、全員この四月に入門した拳士になります(^^)

今回正式に入門となった拳士達は、ご兄弟や現役拳士からの紹介など大阪高槻道院に縁のある子達が多く、少林寺拳法の輪が口コミで広がっていっているんだなぁと、改めて思いました。

 

また、今回の行事には、たまたまですが山口の高校で少林寺拳法をしていたという拳士が見学に来られたり、昨年の六月の大会の後、受験のため休眠していた拳士が、大学合格の報告と復帰の希望を伝えに来たりしてくれました(^o^)

こういった方達が道場を訪れてくれると、少林寺拳法がわずかな期間だけやる単なるスポーツ教室ではなく、生涯を通じて自分の目的に合わせて修行を続けることが出来る団体だということが、よくわかる気がします。

 

入門式での道院長法話で毎回いうことですが、少林寺拳法で一番難しいのは「続けること」です。

人は成長と共に、必ず今自分が置かれている環境が変化していきます。

小学生であれば、中学生になり、高校生になり、大学生になっていきます。

大学生であれば、高校生とは比べものにならないぐらい、自分の周りの世界が広がります。

社会人になれば、自分だけのために時間が使えなくなる日が来ます。

 

こういった常に変化し続ける環境の中で、少林寺拳法の修行を続け、金剛禅の教えと共に実生活を頑張って生きていくためには、本当に強い自分の意思がないといけません。

だからこそ、僕は入門式では、「少林寺拳法の修行で一番難しいのは、続けること」という言葉を入門者にお話ししています。

 

今回正式に金剛禅に入門した六名も、是非生涯諦めることなく続けたい!という強い意志を持って、少林寺拳法を続けていってもらえればと思います(^^)

 

■開祖忌法要■

2013年開祖忌法要1 2013年開祖忌法要2 2013年開祖忌法要3

 

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入門式が終わった後、合格証書授与式を執り行い、最後に開祖忌法要と行事が執り行われました(^^)

 

開祖忌法要というのは、少林寺拳法の開祖宗道臣先生の命日前後に執り行われる行事で、開祖のお話をしつつ、少林寺拳法の原点をもう一度振り返り、修行目的のブレを修正していく行事となります。

 

少林寺拳法は武道の一派である以上、突いたり蹴ったりを修練の中心に行います。

ですが、ただ技術の向上のみを目指し続けていくと、究極的には暴力とスポーツが紙一重の状況になります。

我々は少林寺拳法を主たる行とする金剛禅総本山少林寺という団体であり、その目的は人間教育による平和な世の中をつくる、ということにあります。

 

今回の開祖忌法要の法話では、色々なお話をしましたが、どうぞ少林寺拳法の原点を忘れることなく、互いが協力し合って、諦めることなく少林寺拳法の修行を続けていってもらえればと思います(^o^)

 

■2013年4月度合格証書授与式■

2013年4月度合格証書授与式01 2013年4月度合格証書授与式02 2013年4月度合格証書授与式03
2013年4月度合格証書授与式04 2013年4月度合格証書授与式05 2013年4月度合格証書授与式06
2013年4月度合格証書授与式07 2013年4月度合格証書授与式08 2013年4月度合格証書授与式09
2013年4月度合格証書授与式10 2013年4月度合格証書授与式11

 

最後に、4月受験分の昇級試験の合格証書授与式についてです(^^)

今回昇級試験に合格したのは、少年部から1級に合格したトシキ、4級に合格したシュンジ、6級に合格したマキ、7級に合格したトワ、ナツキ、ソラ、オト、一般部から2級に合格したアツキ、マサヤ、6級に合格したワカサさんの10名です。

 

今回特に合格おめでとうございます!と言ってあげたいのは、やっぱり一般部で6級に合格したワカサさんですね(^^)

ワカサさんは50年前に立命館大学の同好会で少林寺拳法を始められ、50年の月日を経て70歳を過ぎてから大阪高槻道院の存在をしり、改めて一からやり直したいという事で、少林寺拳法に再度入門なさいました。

そして、一年をかけてじっくりと取り組み、今回晴れて6級となられました(^o^)

 

僕は、50年間持ち続けた少林寺拳法に対する熱い思い、70歳を過ぎていていようとも、どうしても少林寺拳法をもう一度やりたいと思ったその意欲、そしてほとんど休むことなくきっちりと修練に参加されている行動力、どれをとっても本当に素晴らしいと思います。

同じ事を真似できますか?と問われれば、今の僕ではとても真似することは出来ないと思います。

 

入門式の法話でも言いましたが、今大阪高槻道院に所属している拳士の方達の中には、ワカサさんのように何十年もの間熱い思いを胸に抱き続け、今なお強い気持ちを持って少林寺拳法の修行を続けてられる方が何人もいます。

少林寺拳法が突いたり蹴ったりするだけの単なるスポーツや武道であるならば、なかなかこうはいかないとおもいます。

 

諦めない強い心をもった人間を育てる – 少林寺拳法

 

この言葉をそのまま体現なさっている方がいると思うと、大阪高槻道院を廃院にせずに引き継いでよかったと心から嬉しく思いますヾ(^v^)k

 

(北野)