■修練レポ■ 2014年5月度 精勤賞&入門式&開祖忌&修練風景
5/23の修練は、精勤賞授与式に入門式に開祖忌法要と、行事が盛りだくさんでした。
というわけで、早速精勤賞授与式の様子からご報告します(=゚ω゚)ノ
今回精勤賞を授与されたのは、精勤三年を授与されたハルフミ、ミヅキ、精勤二年を授与されたナツキ、トワ、ハルヤ、ソラ、オトの7名。
賞状と記念品の授与するのは今回で三回目で、次の行事の時に表彰してもらえる、と楽しみにしていた子もいたようです(^^)
精勤賞は頑張って続けていれば必ずもらえるものではありますが、この二年とか三年とかいう期間、諦めることなくずっと続けるというのは、一番難しいと思うんですね。
道場に来て修練を続けていくと、昇級試験も何回もあるし、技術だけでなく学科もちゃんとやらなくちゃいけない。
年を追う毎に年齢が下の子、資格が下の子が増えて、自分の修練だけでなく、下の子達の修練相手もしっかりしなくちゃいけない。
さらに長く続けて、資格が上になると、下の子達をまとめるリーダー役もやらなくちゃいけない。
長く続ければ続けるほど、どんどん責任も重たくなってきます。
だからこそ、続けていればもらえる精勤賞ですが、その中身は他の何よりも価値のある物だと僕は思います(^o^)
■2014年5月度入門式■
次は2014年5月度入門式について(=゚ω゚)ノ
今回の入門式は、新入門の拳士が少年部の拳士だけでしたので、入門式は少年部の時間帯に行いました。
今回新しく入門した拳士は三名に加え、他道院からの転籍してきた三名の、計六名の入門式となりました。
導師法話も、毎回入門式でお話ししている内容と同じで、少林寺拳法で一番難しいことは何か、という事をお話ししました。
それに加えて、少年部を中心とした入門式でしたので、少林寺拳法で学ぶべき事は「品格」であるというお話もしました。
品格の具体的な内容や、それを少林寺拳法でどう学ぶのか、そして道場を離れたところでどう生かすのか、そんな法話だったわけですが、こういう内容って、少林寺拳法に入門しないと、伝わらないと思うんですよね。
実際、少林寺拳法=武道、というイメージでお問い合わせをしてくる人が多いわけですし、それ自体間違ったイメージでもないです。
だけれども、少林寺拳法の本質は突いたり蹴ったりするところにあるわけではないことを、今回新しく入門した三人も、修行を通じて理解を深めていってもらえればと思います(^o^)
■2014年 開祖忌法要■
続いて開祖忌法要について(=゚ω゚)ノ
開祖忌法要は開祖のなくなられた五月に、開祖を偲び、また開祖の説いた少林寺拳法の原点を改めて振り返る、そんな行事になります。
開祖忌法要は一般部の拳士もまじって執り行われたので、少年部の拳士・保護者を含め、全体で60名ぐらいの方が参列なさっていました。
開祖忌法要の法話は、毎回初代道院長の田邊眞裕先生にお願いしているのは、田邊先生は開祖の元で直接開祖から指導を受けられた先生で、開祖を直接知らない僕が色々お話しするよりも、より開祖の事を正確に皆さんに伝えて頂けると思うからなんですね。
今回のテーマは、事前に僕の方から「力愛不二」についてお願いします、という事でして頂いた法話で、力愛不二の意味と、実際の行動についてのお話をして頂きました。
今回の法話は、少年部の拳士も多数参加していたので、事前にお話をお願いしていた「軍事力と力愛不二」についてまでお話しをして頂くことは出来ませんでしたが、今回の会報(2014年6月号)の開祖法話の所に、少し関係のある記述がありましたので、是非そちらをご一読頂ければと思います(-人-)合掌
■久しぶりに修練風景を載せてみる■
行事が一通り終わって時計を見たところ、丁度少年部のハイクラスの時間時刻でもあったので少年部の拳士はここまでで終了。
残りの時間は一般部は通常の修練を行いました。
といっても、十分な時間があったわけではないので、いつもと少し違う感じのメニューを。
参加人数が22,3人ほどいたし、黒帯もそこそこいたし、九月に四段を受験する拳士が二人とも来ていたので、彼らにすこーし難しいお題を与えてみる。
最初に二人にやってもらったのは準備運動代わりに、単独演武を左右全部やるというもの。
その次に、ユウタに「逆手で握る抜き技をすべて指示する」、トシユキさんに「送りの手で握る抜き技をすべて指示する」というお題をがんばってもらいました。
僕が四段を受けた時に確信したことは、少林寺拳法の技術は科目表に出てきた順番で覚えていくだけだと、技のつながりが途切れてしまう、ということ。
四段を受験するということは、五段の閂系の技を除いた基本的な技術はほぼ網羅していますよね。
だけど、ものすごいたくさんある技術を、この技は何段科目で~、なんて覚え方をすると、必ず抜け落ちてくる技が出てきます。
なので、すべての技は基本法形があって、そこから相手の攻撃・体勢が変化したことによって、技が変化していくという事を、一連の流れで覚えると言うことが大切。
逆手で握る抜き技をすべてやろうと思うと、それぞれどんな手の握り方、攻撃の仕方があるのかを理解しなくてはいけないし、それぞれに対応した抜き技があり、その先に逆技がでてくることが分かる。
こういう技術の一連の流れをつなげて正確に理解するようになると、柔法乱捕りが非常にやりやすくなります。
という狙いもあって、上に書いたお題を与えた後、最後はそれぞれ10人連続柔法乱捕り、という修練を行い、休憩タイムにはいりました(^^)
修練の後半は市民大会向けの修練をする人、その他の人と色々みんな自分たちで考えての修練となりました。
全然関係ない話ですが、僕はあんまり修練日記かかないですよね。
書きたくないんじゃなくて、単に基本的に一般部の修練は僕が巡回しながら指導して回ってるのに、それをせずにカメラ抱えて写真撮ってまわったりすると、指導出来ないから、という次元の話です(笑)
あとは何だろう、むかーしむかし、10年以上前に、このサイトとは全然関係ないところに個人的にブログを立ち上げていて、色々技術的なことも書いたりなんだりしていた時期もあったんですが、書いた内容に「それは違う」という人が多少は出てきたと言うこと。
今の一般部みたいに東京だ四国だ山口だと、他府県から転籍してくる拳士が増えてくると、やり方や指導されてきた内容が微妙に違っているのがあたりまえ、という感じになってきているので、技術的な修練内容を書いても仕方ないなぁと思っているところも。
道院の記事としては書いてないですけど、教室で指導している様子のムービーとか撮るのは結構好き。
みんな楽しそうにやってるのが動いている映像で残るし、自分がちゃんと出来てるかどうか、第三者の目線で見れるし(笑)
僕の動いている映像、ほとんど法衣着てしゃべってる映像しか残ってないしー( ̄▽ ̄;)
とりあえず道院の記事として、みんなが修練している写真だけガンガン載せていってもいいんだろうけど、ほら、毎回毎回写る人はそんな変わるわけでもないし、少年部でカメラ構えると、俺も俺も、写りたがる子が多数…(笑)
どっちにしても修練にならないので、誰かまんべんなく写真撮れるカメラ班やってください(笑)
手が空いてるなら、法話してるとこ以外のムービー撮って(笑)
まぁ、どぅでもいい話題なので、このあたりでお開きにしときますm(__)m
(北野)