■修練レポ■ 2014年9月度合格証書授与式
毎年10月に入ったら衣替えするんですが、今年の10月はなんか暑いですねぇ(-ω-;)
未だに会社では半袖シャツ+扇風機で仕事をしているので、気分はまだまだ9月って感じ。
道場の中も、窓を開ければ涼しいような気もするけれども、人が動き出すとやっぱり暑いっ!( ̄▽ ̄;)
さて、そんな蒸し暑い話はおいといて、今日の本題の9月度合格証書授与式についてに入ります(=゚ω゚)ノ
今回昇級試験に合格したのは、少年部から2級に合格したミヅキ、5級に合格したシンノスケ、8級に合格したソノコ、一般部から三級に合格したタツオさんの四名。
この日の昇級試験は小教区の講習会も後に控えていたこともあり、会場には一般の拳士も多く、なかなか賑やかな雰囲気の中で昇級試験が実施されました(^^)
特に今回3級に合格した一般のタツオさんは、73歳!
怪我でお休みなさったりすることもありましたが、それでも諦めることなく修練に励んで、今回無事合格となりました(^o^)
小教区の講習会のテーマが「生涯修行の形態」についてで、小教区長がタツオさんの事を講義の中にとりあげておられました。
修行の心得の中に一番最初に「目的を持つ」というのがあり、最後の方に「体力に応じて修行を続ける」と「永続して行う」という項目があります。
この三つは生涯修行として少林寺拳法をとらえた時には、ものすごく密接な関係にあると思うんですね。
たとえば、10代の元気盛りの子達は、とにかくやり合って勝ちたい、というぐらいの感覚で修練に励んでいますが、70代になってくると、修行の目的が10代の子とは大きく異なりますよね。
前回4級の試験は小教区長が担当したんですが、そのときに「楽しんで修行をなさっておられますか?」とタツオさんに聞かれたそうです。
その時タツオさんが「楽しいです!」と即答したのが、とても良かったと仰っていました(^^)
楽しみ方というのは人それぞれで、自分の目的に合った修行を行わないと、やっぱり楽しくない。
自分の目的は体力に合わせて設定されるべきだし、目的と体力にあった修行を行う事で、長く続ける事が出来る。
長く続けるためには、自分の目的を持たなくてはいけないし、その目的が自分の体力に合っていないと、挫折する原因にもなる。
この三つのバランスを上手くとっておられるからこそ、今回の3級の合格につながったんだと思います(^^)
少年部の子達には遙か先の話かも知れませんが、生涯修行として少林寺拳法に取り組む時は、どんな拳士であっても必ず考えなくてはいけないことだと思うので、どこか頭の片隅において、たまに振り返って自分の修行のあり方を見つめ直してもらえればと思います(^o^)
(北野)