大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

■修練レポ■ 2014/11/7の修練風景

Posted on 2014年11月08日

大阪で少林寺拳法なら 金剛禅総本山少林寺 大阪府教区」のサイトに掲載される道院数が増えてくるにつれて、大阪府教区のサイトに自動的に各道院のブログの新着記事があがってくる件数が増えてきました(^^)

新着記事をつらつら見ていると、結構皆さん修練風景の写真とかを記事にしていたりして、大阪高槻道院の記事も、案内・告知と合格証書授与式の様子ばっかでもイカンなぁと( ̄▽ ̄;)

というわけで、昨日の修練を写真に撮ってみました(=゚ω゚)ノ

 

■ 大阪高槻道院の修練形態 ■

大阪高槻道院の修練は、大きく分けると少年部と一般の二つの区分で修練しています。

施設の広さの問題もありますが、やってることが少年部と一般とではだいぶ違う(特に学科の中身の深さが違う)ので、混ぜて修練するとどちらかに負担がかかるので、僕の代に変わってからは、完全に分離して修練しています。

少年部も四つの区分に分けて修練していて、

 

  • 白、黄色帯を対象とした全体修練を行う一部 (18:30~19:00)
  • 上位資格の拳士が下位資格の拳士を指導する二部 (19:00~19:30)
  • 緑、茶帯を対象とした二部 (19:30~20:00)
  • やる気のある子だけを対象としたハイクラス (20:00~20:30)

 

の四区分。

元々は18:30~19:30の一本の時間帯で、やる内容にも特に区分はなかったんですが、昨年末に色々保護者から意見が出たので、思いっきり変えて四部制になりました。

四部制になってから、それぞれの拳士の資格にあった修練が出来るようになったのと、二部の修練を通じて、自分の資格に自覚を持つことが出来るようになったと思います(^o^)

四部のハイクラスには少年初段、六年生は参加必須にしているんですが、この時間は一般とあえて重ねて、一般の中に混ざって修練を行っています。

一般に混じって一般科目を行うので、小学校卒業後のギャップもなく、中学に進学した後も、継続して道院に通ってもらうことに役立っているんじゃないかと思います(^^)

 

■ 少年部の修練風景 ■

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少年部の最初は、全員で作務。洗いを担当する子達と床ふきを担当する子達は自主的に分かれて担当。

一度もあれしろこれしろと指示したことはないんですが、本当に自主的にわかれてやってますねぇ。

 

いっぺんに全員が床ふきをすることは出来ないので、3回転ぐらいかけて全員が担当。

遅れてきた子達も、床ふきは必ずやってます。

 

作務が終わったら、準備運動をして全体基本。

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全体基本が終わったところで休憩タイム。

こんだけ子供がいると、道場狭いんで、走り回るから危ないのなんの( ̄▽ ̄;)

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休憩が終わると、第二部の指導実習

茶帯以上は白帯を担当し、4~5級は黄色帯、余った拳士はお互いに組んで修練。

この指導実習、最初の頃は戸惑いもあったようですが、一年続けてくると各々が自分の役割をしっかりと理解して、一生懸命相手の立場に立って指導をするようになりました。

指導実習は白・黄帯の技術しかやらないので、茶帯が技を忘れたとか言ったら、けっこー厳しく言われるので、怒られないようにするために必死なところもありますが(笑)

うまく教えることが出来るようになった子は、やっぱり技術に関しての理解もしっかりしていて、自分の技術の習得にも大いに役立っていますね(^^)

 

この指導実習の時間帯は、相対になった子達がお互いに教え合い/学び合うだけでなく、班長に任命された拳士は、全体を巡回してさらにサポートする、という形になっています。

指導実習全体を見ていると、やっぱり班長だけは別格ですよね、雰囲気が(・・)(。。)

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昨日は「もしかして、40人越えてから初めて全員揃ったかも?(゜▽゜*)」というぐらいみんな来ていたんですが、おしぃ一人お休みがいました(笑)

まぁ、また揃う日もあると思うので、そのときに期待しつつ、子供らのリクエストもあり、何となく全員で写真撮ってみました(=゚ω゚)ノ

最前列には班長の三名。

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一部、二部が終了したので、緑・茶・昇級試験の補講組以外の拳士はここで退出。

といっても、今回昇級試験を受ける拳士が16名もいるので、白・黄色帯もそこそこ残っていましたが(笑)

 

三部は緑、茶は分けての修練。

このあたりからお互いに同期という意識が強くなってくるんですよね。

みんなが残るなら、私も残って頑張る、みたいな感じで(^^)

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三部が終了すると、ハイクラスの時間に。

この時間帯は自主的に残ってやる拳士と、少年初段、六年生だけが残って一般に混じって修練するわけですが、いつの頃からか茶帯組は茶帯組の延長修練の時間になってます(笑)

まぁ、自主的に残ってやってるのは間違いないので、それはそれでいいですが(^o^)

なかなか偉いなぁと思うのは、この茶帯組の面倒を見ているのは、一般の中学生達なんですよね。

 

はじめの頃は一般の大人に指示をして指導してもらっていたんですが、いつの頃からか一般の中学生達が、自主的に彼らの面倒を見てくれるようになったんですね。

今三部でやってる指導実習が、気がつけばハイクラスの指導実習にランクアップした感じで。

とても嬉しいですね、こういう形で回っていくようになったのは(^O^)

 

茶帯組とは別に、本来のハイクラスとして一般に混じって修練するのは、やる気のある緑帯と少年初段、六年生組って感じですねぇ。

一般の技術修練の時間なので、なかなかハードみたいですが、それでも毎回残ってやってるガッツのある子達は、楽しそうにやってます(^^)

こういう子達が、将来中学生や高校生になったときに、今の中学生や高校生達と同じように、自主性を持った自分の足で歩いて行く子達になっていくんだと思います(・・)(。。)

 

ハイクラスが終了すると、スタンプラリーのハンコ押して、少年部は完全に終了。

ここまでトータルで二時間、休憩は間にある五分だけなので、考えようによっては、ハードっちゃーハードですが、やってる内容が二時間の間どんどん変わっていくので、もう終わったの?みたいな子達も多いみたいです(^_^)

 

■ 一般の修練風景 ■

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ハイクラスが終了したところで、一般の鎮魂行を。

一日に二回鎮魂行をやるので、不思議な感じもしますが、まぁ少年部と一般を分けて修練しているので、それはそれで。

 

昨日の、主座は僕は写真撮るのに忙しかったのでマミにバトンタッチ。

色々作法を忘れていたようなので、再指導(-“-;)

 

鎮魂行が終わった後とは、学科の時間。

車座になって、11月号の会報に掲載されている開祖法話から一部ピックアップして、色んな話をしました。

毎回学科は欠かさずやっています。

読本の中身を読み上げるだけじゃあつまらないので、そこから一部をピックアップして、時事ネタ等々を織り交ぜての法話ですよね。

話が色々多岐にわたるので、元の話題からずいぶん離れるときもありますが( ̄▽ ̄;)

 

今度三段ぐらいの人らに学科やってもらおうかな(-Д-)

 

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学科の後は、資格別に分かれての修練。

この日は京都の道院から出稽古に来られている方もいらっしゃいました(^_^)

 

大阪高槻道院は、出稽古自由です!

人がたくさんいる方が、楽しいですしね(^_-)-☆

 

一般の修練、少年部に比べて書くことが少ないんかいな、と思われるかも知れませんが、時間的には少年ハイクラスと同じ二時間ちゃんとやってます(笑)

修練も、全体基本・鎮魂行・学科・資格別修練とわかれてるわけですが、大人はそれぞれが自分たちの中にあるテーマに沿って、自分たちで修練に取り組んでもらう、というスタンスでやっているので、少年部ほどあれこれ僕が考えを持って修練区分を決めているわけではないんですね。

 

自分のテーマが定まっていない拳士は僕が巡回しながら指導をして回ってますが、自分たちでテーマを見つけて修練している拳士達には、アドバイスにとどめています。

少林寺拳法の一般の修練は、人によって目的が違うので、僕が一方的にあーせーこーせー言ったところで、そのやり方に合わなければ、どっか無理が出てきますよね。

なので、大阪高槻道院では「自主性」を一番大切にして、道院長はそれをサポートする、という感じなのが一般の修練になっています。

 

放置しているわけではないですが、自分で立って歩けないとね(^_-)-☆

 

(北野)