■修練レポ■ 2015年3月度少林寺拳法教室お疲れ様!
このところ、三月なのに大雪が降ったり、急に暖かくなったりして、体調崩しそうな気候が続いてますねぇ。
気象予報士に言わせれば、この寒暖の差が激しい日が続くのが春の訪れみたいですが、もうちょっと穏やかに春が来ないのかと(笑)
さて、そんな三月上旬な感じなんですが、先週末は少林寺拳法教室の開催日でした。
今回は大阪高槻道院が担当月という事もあり、少年・一般共に全員集合出来るように予定を調整してくださいねっ!(=゚ω゚)ノと声かけしていたのもあり、50人くらいは拳士が集まっていたんじゃないでしょうか(^^)
最初の一時間は少年部&高槻市民の一般方を対象とした少林寺拳法教室なので、剛法の基本等々を。
最近毎月高槻市民の一般の方が参加しているので、広報の月刊誌化の影響は大きいですねぇ(^o^)
来年からは、参加費も無料になるので、もっと参加される方が増えるといいですね。
剛法の基本が終わったところで、昇級試験組とそれ以外に分かれ、引き続き修練を行いました。
まぁ色々やったんですが、テーマとしては「後ろに下がらずに、連攻を行う」って感じかなぁ。
自由乱捕りやらせると、すぐに後ろに下がっちゃう子達が多いので、「攻撃 → 体捌きで避ける → 前に入って連攻」みたいな、攻撃パターンを、色々なコンビネーションで一般相手にまずは修練しました。
その後、それが実際に使えるかどうかを確認するために、自由乱捕りをやってもらったんですが、なかなか難しいですねぇ。
気の優しい子は、どーしても後ろに下がる&反撃しない、のドツボに陥るので、元気な女の子にボコボコにされたり( ̄▽ ̄;)
心の強さって、負けない心も大切ですが、自分に自信を持って、相手に臆さないという胆力も大事ですよね。
少年の時間が終わったところで、後半は一般の修練を。
今回は教室の開催日前に、今大学拳法部で活動している元大阪高槻道院の拳士に本部合宿で聞いた事を質問したところ、「本部で新井会長が三角形がなんとかっていう指導を受けました」という回答が返ってきた。
「意味はわかった?」と聞いたところ、「さっぱり」という返事が返ってきたので、じゃあもうちょい丁寧にそれを今回の教室でやろうか、という事になり、今回のテーマは「三角技法」について。
三角技法というというと、神戸の森道基先生が提唱した柔法の理論になるわけですが、この数年本山の講習会や道院長研修会でも、新井会長が何度も口にしている技術テーマでもある。
実際に本山で新井会長に手を取ってもらい、何度もぶん投げられたので、身体でどんな感じで投げられるかはしっかり覚えているのは覚えている。
最近本部が出したDVDにも、この理論を応用した技術についても収録されているので、本部としてもしばらくはこの理論を広げていこうという意欲があるのだろう。
森道基先生本人が解説している動画はYouTubeとかにアップされているので、理論を目で見て確認する事は出来るけれども、問題はなかなか再現できない&言っている意味がわからない、ってところですよね。
今回はあくまでも新井会長が実際に指導していた内容を踏まえて、それと同じ事を、丁寧にやってみる、というのに注力しました。
今回僕が思う三角技法を理解するために必要な事柄は、「巧者がどのような形で投げられるのか、を巧者自身が理解する事」。
ようするに、守者側の指導はいっぱいされるけれども、実際に投げられる方が指導されている風景は、映像ではアップされていない、あるいは講習会でもほとんど指導されないっていうこと。
守者の技術は頭で理解できても、巧者の方がどんな風に投げられているのかを理解していないので、お互いに歯車が合わず、何回やっても上手くいかない、なんていうドツボにはまりやすいのが、この理論の修練の問題点。
なので今回の教室の一番最初にやったのは、「三角技法で投げられたときの巧者の形(受身)を、巧者が自分一人で再現できるようになるまで、ひたすら受身を行う」というところから始まりました。
これは飛び受身の修練にも似ていますが、綺麗に飛んでみせる事が目的ではないので、やり方は似ていても、最終目的が全然違う修練になります。
最初にこれを結構時間を割いてやってから、具体的な三角技法(FD)の解説をし、秘密道具を使いながら、修練を続けていったところ、教室の終わり際には、何となく皆さん理解してもらえたみたいです(^^)
色んな技術に応用できるという例を挙げても、すぐにある程度使いこなしていたので、今回の修練のテーマを忘れずに、これからも道場内で再現するのを繰り返していけば、きっと自分の技術として身につくんじゃないでしょうか(^_-)-☆
さて、今回の大阪高槻道院が担当月の少林寺拳法教室はこんな感じでしたが、次回6/14(日)はまた違うテーマに取り組んでいきたいと思いますので、皆さん次回も出来るだけ参加してくださいねっ(=゚ω゚)ノ
(北野)