■修練レポ■ 2015年11月度合格証書授与&一般 修練風景
毎回天気の話から始まるのもアレなので、今日は会報のコラムのお話を(=゚ω゚)ノ
今月号の会報の一番最後に、「だっこ」についてのコラムがあったのは読まれたでしょうか(^^)
あのお話、ちょうど今「だっこ」を必要としている子供の子育てをしているまっただ中と言うこともあって、非常に関心を持って読んだんですが、「だっこ」は抱きかかえるだけでないというお話は、とても新鮮でしたねぇ。
人を褒める、という事に通じるコラムだと思いますので、まだ読まれていない方は、是非一度目を通してみて下さい(=゚ω゚)ノ
さて、今日の本題に。
今日の本題は11月度合格証書授与式についてにです(=゚ω゚)ノ
今回昇級試験に合格したのは、少年部から2級に合格したシンノスケ、5級に合格したミノリ、ソノコ、6級に合格したアキ、ユウカ、カナル、7級に合格したミキヤの7名。
今回三名が六級に合格したと言うことで、だんだん黄色帯の拳士が少なくなってきましたが、見学・体験のお問い合わせとともに、実際に道場に来られる方がちょいちょいいるので、新しく白帯拳士が増えるといいなぁと思う今日この頃です(^^)
11月は、初段受験組と今回合格した子達、新入門の子が入り交じっての修練ということもあり、普段の稽古も前半の全体修練は色々と中身があれこれ飛んで、試験に関係ない子達も色々大変だったかと思います。
もう少し一般の拳士が少年部の時間帯にいれば、資格を分けて修練も出来るんでしょうが、なかなかそうもいかず、また修練場所もこれだけの人数がわけて修練できるほどの広さもないので、当分はこの状況が続くかと思います(-ω-;)うぅ
でも!
だからこそ、毎回指導実習の時間の中で、今いる茶帯・黒帯の少年拳士たちが、一般の拳士の代わりとなって、自分たちが長い年月をかけて修得してきた技術、少林寺拳法の考え方を、実際に手を取って相手に伝えると言うことが大切だと思うんですね。
修行期間の差があると言うことは、それだけ年齢の差もあるということだし、いつも同じ相手と修練をするわけではないので、相手に合わせて伝え方を変え、自分が白・黄色帯だった時を思い出しながら、どうすれば相手が長く少林寺拳法の修行に励めるのか、そして、どうすれば自分たちのように自発的に行動できる拳士になれるのかを、毎回考える場でもあるんですね。
適当に教えていれば、相手が勝手にやってくれる、ではないんですね、指導実習というのは。
教え方によっては、その瞬間から少林寺拳法への興味を失わせ、その次の修練から来なくなる、ということも十分ありえますよね。
これは少年部の修練だけでなく、一般の修練でも同じで、相手が何を求めているのか、相手の体力や嗜好を正しく読み取る訓練を積まないと、自分が興味あることだけを伝えようとすると、相手の求めていることとミスマッチし、結果的に、相手の修行意欲を減退させ、毎回修練に来ていた相手が、気がつけば二週間に一度になり、そのうち来なくなる、という事が往々にしてあります。
他のスポーツや習い事と、少林寺拳法が大きく違うところは、少林寺拳法は「自主性を養う場」だということ。
一方的に先生から何かを教えられたのを、個人的に勉強していくのではなく、自分もまた人に影響を与えて生きている人間である、と言うことを、修練を通じて実感し、良い影響を与えられる人格を形成するために、少林寺拳法の修練を行う、というもの。
なので、自分の行動が共に修行する相手に影響を与えていると言うことを自覚し、自分だけでなく相手も自分の足で歩いて行けるように、手を取り合いつつ、時には離れ、時にはついてを繰り返しながら、生涯修行を続けていくわけですね。
拳士それぞれに思い悩むことも多いかと思いますが、その思い悩んでいる気持ちにさっと気がつき、手をさしのべてあげられる人が一人でも多く育ってもらえることを願っています(-人-)合掌
■2015/12/4 の一般修練風景■
本文が長くなったので、一般の修練風景は写真だけで(=゚ω゚)ノ
年の瀬が近いせいか、なかなか普段の修練には人が集らないですが、忘年会はみんな楽しくワイワイ出来るといいですねっ( ゚∀゚)o彡°
(北野)