■修練レポ■ 絵本読み聞かせをやってみた
今日は七夕。
他の修練場所で修練をしていたときは、施設から七夕の短冊を飾って欲しいと毎年依頼を受けていたんですが、今の施設に移ってからは特にそういう依頼を受けることもないので、七夕といわれてもあまりピンと来ないんですが、保育園とかではスゴイですね、七夕飾りが(^o^)
うちの娘も保育園の笹に、ぱんやさんになりたい、というお願い事を書いてぶら下げたようです(^^)
てか、こないだのバーベキュー大会の飲料を買いに行った酒屋にも、七夕の飾り付けがあって、そこの短冊にも、ぱんやさんになりたい、と書いていたので、結構本気で思っているみたいです(笑)
さて、今日の本題に。
先日紹介した「金剛禅絵本プロジェクト」の続報というか、実際に絵本読み聞かせをやってみたので、ちょっと書いてみます(=゚ω゚)ノ
今回読み聞かせをしたのは、前回紹介した「ママがおこるとかなしいの」を使いました。
で、いきなり「絵本読むぞー」と言っても、子供らも(゚Д゚)ハァ? ってなるのは目に見えているので、まずは同じ時期に届いた金剛禅の会報「あ・うん」を見せて、金剛禅絵本プロジェクトというものがある、と言うことを紹介。
その後で、今絵本を読んでいる子がいるかどうかを聞いてみてから、何のために絵本を読むのか、というお話をして、そこから今回の絵本についての話をしました(^^)
幼稚園・保育園での絵本の読み聞かせは、まぁ聞いてようが聞いてまいが、とりあえず一方的に読んでいる事も多いですが、道院に来ている子供達は小1~小6と年齢幅もあり、ただ読むだけだと、絵本の内容によっては、レベルが低すぎて聞く気がない子は徹底的に聞かないので、今回は「何を言いたい絵本なのか、読み終わった後質問するぞ」と、事前に当てます宣言をしてみた。
すると、当てられて困る子は、一生懸命聞くんですね(笑)
読み終わってから、年齢に合わせて色々な質問を投げかけてみると、小さい子ほど、そもそも話を聞いていない(笑)
登場人物を聞いても、(゚Д゚)ハァ? という感じで、彼らには「まず集中して話を聞く練習をしようか」という話をする。
小6の子に質問しても、物語のストーリーは答えられるんですが、その物語が何を伝えたいのか、という突っ込んだ質問になると、案外答えられなかったりします。
でも、小2や小3の子でも、物語の真意に気がついて、そこから自分がどうしたらいいのか、という事を答えられた子もいました。
これって、読解力の差なんですね。
小学生の間は読解力という事をどこまで求められるかわかりませんが、中学・高校生になってくると、読解力は即受験とつながっているので、読解力のある子とそうでない子とでは、最終的な成績は大きく違ってくると思うんですね。
金剛禅絵本プロジェクトは、別に読解力を高めるためにやるわけではありませんが、少なくとも、「集中して物語を追う」と言うことは身につけてもらわないといけないと思うんですね。
そして、
「物語から何かを感じ取ること」
「感じたことを自分自身の生活に反映させること」
の三つを達成できれば、僕は少林寺拳法の修練の中で絵本の読み聞かせをやる意味はあると思っています。
体を動かす武道の修練に来て、読解力を求められるのもなかなか辛いかと思いますが、そこは単なる武道やスポーツではない少林寺拳法、という事で(笑)
少年部の方の読み聞かせは僕がやりましたが、一般の方はさすがに読解力云々の話をするのはあれなので、とりあえず来ていた若い拳士に読み聞かせしてもらいました(^^)
いやぁ、本人曰く、「23年間生きてきて、初めて絵本の読み聞かせをしました」というとおり、たどたどしさ満載の、なんとも初々しい読み聞かせでしたが、なかなか良かったですよ。
今から絵本読む練習をして、将来いいパパになって下さいね(^_-)-☆
あー、そこの一般拳士、いつ誰を指名して読み聞かせしてもらうかわからないので、心しておくように( ゚∀゚)o彡°
(北野)