■修練レポ■ 2018年10月度入門式&精勤賞授与&達磨祭
昨日から急に冷え込んできて、道場に行くのに薄手の長袖一枚で行ったら寒いのなんの( ̄▽ ̄;)
中学生の拳士に至っては、半袖&サンダルという真夏仕様の格好で、自転車で山を下りて道場に来たみたいで、失敗した(-“-;)を連呼してましたね(笑)
さて、昨日は全体に事前告知するのを忘れていましたが、2018年10月度入門式&達磨祭の行事デーでした(^^)
■ 2018年10月度 入門式 ■
今回で新しい施設で執り行う行事は二回目になるわけですが、いつもは開始を19:00過ぎにして、一般の拳士が集まるのを待ってから行事を開始していたんですね。
だけども、この時間割で行事を執り行うと、どうしても後半の達磨祭に参加できない少年部の拳士達が多数出てきていたので、今回は少年部の拳士も達磨祭に参加してもらいたいと思ったので、開始をかなり前倒しにして施設の扉が開いたらすぐに行事の準備に取りかかり、16:40頃には精勤賞授与式を執り行い、16:45には入門式に入りました(^^)
今回の入門式の対象者は6~9月の間に少年に入門した5名が対象で、この時期に一番最初に入門をしたハルトが入門者代表を務め、堂々と誓願文を読み上げてくれました(^o^)
誓願文、今までは結構ぶっつけ本番でお願いすることも多かったんですが、今回はふりがな付きの誓願文コピーを用意して、事前に練習してきてもらったので、大きく詰まったりすることもなく、とてもいい感じでした。
今回の入門した四人は兄弟が二組、同い年が一組という感じなので、比較的絡んでいきやすメンバーなのか、結構休み時間でも鬼ごっやらなにやらをして、なじんでいるようです。
どんな習い事でもそうですが、最初になじめないと、続けていくのが本当に難しいので、ちゃんとなじんで遊んでくれているのは、一安心ですね(^^)
■ 2018年達磨祭 ■
入門式が終わったところで引き続き達磨祭を執り行いました。
いつもより開始時刻が早かったので一般の拳士はちらほらしか参加できず、司会もないまま進行しましたが、まあ特に大きな混乱もなく、スムーズに執り行えたと思います(^o^)
今回は少年部の拳士全員が参列しての達磨祭でしたので、導師法話も大人向けの難しい表現は避けて、できるだけわかりやすい言葉を選んでお話をしました。
テーマはもちろん菩提達磨についてなわけですが、毎年達磨祭での法話は、
「達磨は何のために中国に来たのか」
「なぜ中国に来る必要があったのか」
「達磨が伝えた禅とは」
この三つを主題にしていて、子供達には「今日本に伝わっている仏教」と「達磨の伝えた仏教」の違いをかみ砕いて話をしつつ、繰り返し伝えたキーワードは、「自分がどうなのか」という事でした。
金剛禅の教えの実践とは、「自己確立」と「自他共楽」を追求する事になるわけですが、達磨禅はこの「自己確立」を座禅を通じて体得するものですよね。
金剛禅の主たる行は座禅ではなく、易筋行という動禅になるので、この易筋行を通じて、いかにして「自己確立」に目覚めるか、というのも一つの考え方になると思います(・・)(。。)
■ 2018年10月度 精勤賞授与&允可状授与式 ■
さて、次は各種表彰についてのご報告になります(=゚ω゚)ノ
まずはじめは、入門式の前に執り行った精勤賞授与式から。
2018年10月度精勤賞授与式で精勤賞を授与されたのは、精勤二年を授与されたラン、アツキの二名。
二人とも本当にお休みすることなく一生懸命道場に通って修練に励んでいるので、二年の精勤賞は中身が十分伴った内容でとてもよいと思いました(^^)
精勤賞の授与は僕が道院長になった頃から行っているんですが、昔賞状を授与された拳士の保護者の方がこんな感想を聞かせてくれたことがありました。
「学校やほかの習い事では、なかなかこういった賞状をもらうことが出来ないのですが、本人も少林寺拳法の練習だけは休まず頑張ってくれています。
そんな日々を気がつけば二年も続けていて、他では他人から認めてもらえる機会のない子でも、少林寺拳法だけは息子を認めてもらえたのは、とても嬉しく思いました」
と。
精勤賞って、やめずに続けていれば誰でも貰えるやん、と思う子供達もいるかと思いますが、中にはこういった思いで賞状を受け取ってくれる拳士もいる事を知ると、地道な活動ではありますが、やっていてよかったな、と思いました(^o^)
精勤賞の時に渡す記念品も、初回の頃から変わっていなくて、二年目はタオル、三年目はキーホルダーを渡しています。
タオルは市民大会で毎回もらうので、家で余りたおしててそこまで値打ちはないかと思いますが、キーホルダーはそうそう貰うものではないと思うんですね。
まして三年間諦めずに道場に通って初めてもらえる記念品なので、使う使わないは別にしても、捨てることはあまりないと思うんです。
たとえ様々な事情で少林寺拳法の修練に通うことが出来なくなったとしても、あるひふと机の片隅に片付けてあったこのキーホルダーを見て、一生懸命修練に励んだ仲間や道場の人たちのことを思い出して貰えればいいな、とそんな思いを込めて精勤三年の賞状と一緒にプレゼントしています(・・)(。。)
さて、長く続けていて授与されるものと言えば、昇段試験の允可状もそうですね。
こちらは続けるだけじゃなく、ちゃんと技術と学科の両方の試験に合格して初めていただけるものですが、今回允可状を授与されたお二人も、長い長い年月を経て、ついに中拳士三段を印可されました。
今回三段の試験に合格したのは、一般の拳士でシンタロウとミオの二人。
二人とも元々は大阪摂津峡道院に小学生の頃入門し、最初の先生は堀田先生、中野先生とそれぞれに違う先生に師事して修練に励み、縁あってその後大阪高槻道院に転籍してきました。
それからシンタロウは初段、二段と大阪高槻道院で、ミオは今回の三段が大阪高槻道院で受けた最初の允可状になります。
二人とも入門してから10年以上経っており、共に環境が変わっても諦めることなく少林寺拳法の修練に励み、こうして中拳士三段になることが出来ました。
環境が変わるというのは本当に少林寺拳法の修練を続けていく上で、大きな壁になるのですが、それをものともせずに、休むことなく頑張っていたのはすごいと思います(・・)(。。)
三段取得後も、そこで燃え尽きることなく、新しい技術習得を目指して今まで以上に頑張ってくれているので、次の正拳士四段まではまた年数がかかりますが、これからもしっかりと自分の目的をもって、少林寺拳法の修練に励んでいいって貰えればと思います(-人-)合掌
(北野)