2020年10月度 精勤賞授与式
例年であれば10月と言えば高槻市が主催するスポーツ祭が開催されたり、11月の市民大会に向けての修練が始まったりして結構忙しくしている時期なのですが、今年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、ありとあらゆるスポーツイベントが中止となり、比較的穏やかな日々が続いていますねぇ(・・)(。。)
そんな中でも、そろそろ少しは行事を回していこうじゃないかという雰囲気も出てきてはいるので、人数を絞ってではありますが今週末に大阪府連が実施する「少林寺拳法健康プログラム指導者資格認定・更新研修会」が開催されます。
今回の研修会は僕と一般の拳士二名で受講しますので、受講した内容については来週以降、紹介できそうであれば紹介させていただきます(=゚ω゚)ノ
さて、本日のお題に入りますと、先日執り行いました達磨祭の時に、少年部拳士を対象とした2020年10月度の精勤賞授与式も執り行いましたので、そのご報告となります(=゚ω゚)ノ
今回精勤賞を授与されたのは、精勤三年を授与されたワカコ、精勤二年を授与されたハルト、リクト、ユウセイ、タイチロウ、リクトの六名になります。
今回は五月に執り行えなかった拳士と合わせての授与となりました(^^)
精勤賞というのは大阪高槻道院が独自に、一生懸命諦めることな修練に励んでいる拳士を表彰するもので、少年部は二年目・三年目の拳士を表彰しています(^^)
今年の新春法会から、一般の拳士を対象とした拳歴表彰もする事にしたので、五年・十年・十五年と、少年部では入門した時期の都合で表彰を受けることが出来なかった拳士も、一般で引き続き頑張っていればちゃんと表彰されるという内容に変わりました。
小学校低学年で入門して、ずーーーっと少林寺拳法を続けている拳士だと、二年・三年・五年・十年ぐらいまでは表彰されるわけですね(^o^)
少林寺拳法の目的は、大会で良い成績を取ることでは無く、日頃の修練を通じて自分に自信をつけ、他人のことを思いやれる人格を目指す、というもの。
そこには技術の上手い下手は重要では無くて、昇級・昇段などを通じて、自分は頑張れば成長できるんだ、ということを実感していくことのほうが大会で良い成績を取るよりも大切なわけですよね。
精勤賞・拳歴表彰を受けるためには、「諦めずに修練に励むこと」という、非常にシンプルながら一番難しい取り組みを続けないと、授与されることはありません。
精勤賞を授与するようになったきっかけは、大会で結果が残せない拳士でも、そこに至るまでの努力や二年三年と経過したときの人としての成長に対して、何か形の残る形で褒めてあげることは出来ないか、と考えて2013年から授与する事にしました(^^)
昔の話ですが、学校では運動が苦手で体育でも運動会でも、いつも他のみんなよりも足が遅く活躍できなかった拳士がいました。
っでも、「少林寺拳法だけはちゃんとこの子の頑張りを表彰してくれたので、中学生になっても諦めず続ける事が出来ました」と保護者の方からお礼の言葉を頂いた事があります(^^)
この言葉のなかに、精勤賞を授与する意義が込められていると思うんですね。
続けりゃもらえるじゃん、と思うのか、続けないと貰えない、と思うのかで、ずいぶん精勤賞の価値も変わってくると思います。
二年頑張れた自分
三年頑張れた自分
自分で頑張ったことを褒めることが出来る人間に育てば、三年表彰を受けた後には、ほとんどの拳士が初段まで取得することが出来ています(^^)
頑張っている自分を見つけるという本来の目的が正しく理解出来ていれば、少林寺拳法の目的は黒帯を取ることではない、という事に気づけると思います(・・)(。。)
どうぞ、今回精勤賞を授与された拳士達も、二年の拳士は三年を目指して、三年の拳士は一般に編入して授与される五年目指して、これからも強い心を持った自分を見つける修行に励んでいってもらえればと思います(-人-)合掌
(北野)