■修練レポ■ 卒業おめでとう! 2022
なんだかんだ気がつけばもう三月の半ばで、臨時修練場所での修練も終わり、本格的にクロスパル高槻での修練が再開しました(^^)
今の時期は六年生の子達の今後の進路なども決まり、大阪高槻道院の少年部での活動もあと数えるほどしかない時期ではありますよね。
気温の方は徐々に暖かくなってきていて、そろそろ春が来るのかなぁという日が続いていますね(^^)
春というのは、新しい出会いもありますが、その前に卒業という別れのシーズンでもありますね。
大阪高槻道院の少年拳士の中にも、今年六年生でこの三月で小学校を卒業する拳士が五名います。
毎年この時期になると、卒業生を含めた全員で記念写真を撮って卒業生の子達にお配りするんですが、今年は新型コロナウイルスの件もあって、そもそも普通の修練でも全員揃って修練するという日が少なく、今回も記念撮影をする日を何日か予定を組んで撮影に臨みました。
今年は六年生全員が揃っての記念撮影は出来ませんでしたが、元々月曜日しかこれない、金曜日しかこれないという子達がいるので、二回記念撮影することになりましたが、代わりに写真から完全に漏れた子がいなかったのは幸いでした(^o^)
今年も卒業記念品はフォトフレームですので、今回お送りするメールに集合写真の元写真を添付しますので、それを印刷して入れるとかして飾ってください(^_-)-☆
毎回の入門式では、「少林寺拳法で一番難しいのは続けること」というお話をしていますよね。
少林寺拳法を続けるのが難しいのは、昇段試験が通らないとか、技の習得が難しいとか、そゆ事とは全く違う次元の話で、「変わりゆく環境に順応しながら、自分の意思を強く持ち続けるのが難しい」ということ。
技術の習得や昇段試験なんていうのは、続けていれば誰でも必ず乗り越えられるものなので、そんなことが続けることを困難にする事はありませんが、自分のおかれている環境が変わったときに、どうしても続けるのが難しくなる時期が必ず来る、という事ですね。
ただ、「いつかまた、環境がゆるされるのであれば、もう一度少林寺拳法の修練を再開したい!」という思いは持ち続けて欲しいと思うわけです。
小学生の間、何年も何年も、週二回休まずに通い続けて、茶帯や黒帯になったにも関わらず、中学生になって環境が変わったから、”はいやめます、もう少林寺拳法をする事はありません、サヨナラ。”みたいな、そんな気持ちにだけは、絶対になって欲しくないんですね。
何年も何年も努力して評価されたことを、環境が変わったからと言って、ポイっと捨ててしまうのは、努力してきた自分を否定すること以外何ものでもないわけですし、大人になってから、「小学時代なにやってた?」と聞かれて、「水泳」や「ピアノ」とかは答えても、「少林寺拳法」とは答えないような、そういう拳士には育って欲しくないな、と僕は思うわけです( ´・ω・)
環境が変わってやむなく途切れたとしても、それは環境がそうさせただけで、自分が少林寺拳法を捨てたわけじゃない、そんな気持ちで卒業してもらえれば、きっとまたいつか、少林寺拳法を再開する日もくると思います(^o^)
なんだか、まるで今回卒業する子達がみんな少林寺拳法をやめてしまうみたいな勢いで文章を書いていますが、そんなことはないですよ(笑)
ほとんどの子はそのまま一般に編入して、中学生になっても引き続き少林寺拳法の修練に励む強い意志を見せてくれているので、是非、中学生になっても続けるのだから、初段を取っていない子は、まずは本年度中に初段を、今初段の子達は、中学二年生の終わりまでに二段を取れるよう、頑張っていって貰えればと思います(-人-)合掌
(北野)