大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

■修練レポ■ 2023年 稽古納め。一年間お疲れ様でした!

Posted on 2023年12月23日
2023年 稽古納め

気がつけば小学校は冬休みに入り、道院の修練も稽古納め。

集合写真を撮るので出来るだけ集まってくださいねっ!とお声かけはしましたが、元々金曜日に来られない拳士もいますし、体調不良や年末年始の家族の予定てんこ盛りの子もいるので、全員揃うことはなかなか難しかったようですねぇ(*_*)

来年になったら、様子を見ながら比較的参座している拳士が多い日に、卒業生にお渡しする集合写真を取るようにしますね(=゚ω゚)ノ

 

さて、毎年稽古納めには、少林寺拳法に関するDVDなんかをプロジェクターで壁に映してみんなで鑑賞する日にしているんですが、少年部は年齢の低い子も結構いるので、開祖生誕100年記念のDVDを流しても、結構難しかったみたいです(>_<)

僕の下の娘も来年には本格的に修練に参加するので、少年部の拳士に顔見せって感じで昨日の修練に連れて行きましたが、今朝、「昨日見たDVD、何か覚えていることある?」と聞いたら、「全然」と剛速球な回答が(笑)

 

こういう開祖の自伝や、少林寺拳法の思想を伝えるDVDって、何歳ぐらいから理解できるようになるんだろうか?( ̄Д ̄;)

 

と改めて考えさせられました。

ビデオですらこの状態なので、漢字てんこ盛りの少年読本は、やっぱり単純に読本を読み上げるのではく、道院長が中身をかみ砕いて、小さな子供には小さな子供に分かる言葉で伝えていかないといけないですよね(・・)(。。)

 

それでも、昨日流したDVDの中で、開祖自身が「少林寺拳法は点数で人を評価する事を目的としていない」「出来ることを、出来たと実感できる工夫の中で人の成長を促す」ということを、語りかけていた部分は、とても大切だと思いました(^^)

少林寺拳法の活動の中には、一般財団法人が主催する大会もあり、そこで良い成績を取ることを一つの目標にする活動もありますが、金剛禅の活動としては、決してそれが主題ではない事を開祖自身が述べているわけですね。

 

自分自身の成長に励み、頼りになる自分を作る。

自信を身につけた人は、さらに人に優しく出来る人格を養い、自分に続く人たちを育てる。

 

こういった人間を一人でも多く育てることが金剛禅の活動の主題なのだから、小さな大会ですら良い結果を得ることが出来なくても、そんなことはものともせずに、自分に出来ることを精一杯取り組み、今日よりも明日、明日よりも明後日の方が、自分が少しでも出来ることが増えたと感じられる人に育ってくれれば、僕はよいと思っています(^^)

少年部・一般問わず、普段の修練の時にこういう話はモンのすごい回数していますが、この言葉がどれだけ拳士に響いたのかを感じられるには、ものすごく時間がかかることだと思います。

一日でも長く、諦めること無く修練に励んでくれている拳士が沢山いるからこそ、毎年の新春法会には、一般拳士の拳歴表彰で5年10年という拳歴を表彰できることは、とても幸せなことだと最近、特に思います(・・)(。。)

 

さて、今年1年振り返ってみると、大阪高槻道院として最大のイベントは、専有道場&修練場所が変わったことですね。

長年活動をしてきたクロスパル高槻でも、宗教活動に制限は無かったんですが、やっぱり借り物は借り物。

コロナウイルスまん延の時には、真っ先に閉鎖されたりもしました。

 

でも、新しい専有道場は十分な修練を行える広さもありますし、今まで僕の自宅に保管していた胴などの各種備品も、全て専有道場に移動させ、日々の修練に使えるようになったことも大きいです。

終わりの時間も、今まではクロスパル高槻の閉館時間には、完全退館をする必要があったので、時間を気にしながら修練を打ち切る事も多かったんですが、今は時間についてはフリーダム(笑)

21:45に一応一般の修練が終了しますが、その後残って修練を続ける拳士もいますし、四段以上の高段者だけで技術研修をする時間を確保できるようになったので、結局皆さん帰る時間は22:45ぐらいと、なんだかんだと毎回四時間近く修練しているような気がします(・・)(。。)

来年三月に特別昇格考試を控えた拳士がいるので、こういった高段者だけの修練時間を確保できるのは、本当によかったと思います(^o^)

 

2023年の大きな出来事は専有道場移転ですが、来年はどんな年にしようかな?

新しいご縁に恵まれる年になればいいな。

 

さて、次の稽古始めは1/5(金)で、この日は新春法会の行事と、9年ぶりにふるまいぜんざいが復活します!(=゚ω゚)ノ

拳士のご家族の方も招待しての行事なので、50人以上集まって頂ける行事となりました(^^)

修練をしなければ、今の専有道場の広さであればたぶん収容できる…と思いますが、椅子の準備は前もってやらないとてんやわんやになりそうなので、当日早い目に来ていただける方がいれば、是非準備にご協力をお願いします!(-人-)合掌

 

(北野)