■修練レポ■ 2024年1月度 允可状授与式
1月に受験をした昇段試験の允可状が届いたので、合格した拳士に允可状を授与しました😊
今回無事昇段試験に合格したのは、少年部から准拳士初段に合格したアオノ、カズキ、一般から准拳士初段に合格したダイスケさん、マナブさんの四名になります。
試験当日は全員の昇段試験の受験状況をずっと見て確認しておりましたが、まだまだ課題が多い中での昇段試験合格だったかと思います😵
どのような点について課題があるのか、については昇段試験当日に本人達に伝えましたが、大切なのはこれから「黒帯」を締めて修練に励んでいくわけですから、やっぱり自分自身がこれからどんな風に成長していかなくてはいけないか?という事を意識して、初段にふさわしい人格や技術を身につける努力を続けてほしいですね。
昔から少林寺拳法の昇段試験は、十分な技術や人格が伴っているから段位を允可されるというよりは、段位を允可されるという事を通じて、その段位に恥じない拳士を目指してさらなる努力を続けていくという願いを込めての允可になります。
「允可」という言葉が使われていることにも意味があって、他の資格試験のように「○○の試験に合格をした」という証明書ではなく、允可された資格にふさわしい人間になることを目指す事を願って、「師家より○○段位を名乗ることを許可される」という意味合いがあります。
今回初段位を允可された少年部拳士も、2024年度の年度更新をして、小学校を卒業するからここで辞めますということはなく、中学生になって頑張っていきます!という意思表示をしてくれたのは、とても嬉しいですね☺️
一般のお二人も、ここに至るまでに様々な苦労や壁がありましたが、それでも諦めること無くチャレンジを続けたその強い意志に、感服しました。
普通なら心が折れてもおかしくないぐらい、色んな辛い思いもあったかと思いますが、黒帯を締めて新しい科目にチャレンジをし、これから続く同世代の拳士に一生懸命自分たちが苦労したことを伝え、一緒に修練に励んでいる姿をみると、これが少林寺拳法のあるべき姿だな、と本当に思います。
少林寺拳法の昇級・昇段は、拳士本人が変わりゆく自分の環境に左右されず、自分の強い意志を持ち、諦めずに励むことで通過できる道だと思います。
逆に言えば、諦めずに努力を続ければ、勝ち抜きで資格を得られる他の団体とは異なり、一人一人の修行の成果を評価し、段位を允可される世界でもあります。
努力する者が報われ、もっと頑張っていきたい!そう思える、昇級/昇段試験になるよう、僕も幹部も、その他の仲間の拳士達も、みんながお互いに手を取り合い、励まし合って乗り越えていければと思います☺️
(北野)