■修練レポ■ 大会修練で一番大切なのは、大会前の最後の修練日
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少林寺拳法の大会は、競技部門があり、その中では採点もされれば、結果に対して表彰もされるため、競技性のない演武会ではありません。
今はそれほどたくさんは実施されていませんが、40年ほど前はグローブをつけての乱捕りの大会も行われていました。
演武であれ乱捕りであれ、競技をするからと言って、そこで得られる体験が、順位に縛られた自尊心を高めるだけのものであっては、少林寺拳法の思想から離れてしまいますね😣
少林寺拳法の大会は日本国内だけでなく、世界各地の少林寺拳法連盟でも開催され、四年に一度世界大会も開催されます。
ですが全ての大会名は「Taikai」と命名されており、トーナメントとは表現しません。
「Taikai」という名称の中に、少林寺拳法の思いがあるからですね😉
さて、明日は少林寺拳法大会の中でも最も小規模な市民大会の開催日です。
高槻市にある四つの道院・支部の拳士が集まり、それまで頑張ってきた成果を発表し、お互いの親睦をかねて行われます。
小さい大会とは言え、大会の実施要綱は府民大会や全国大会とそんなに変わるわけではないので、キチンと採点もされますし、結果に対して表彰も行われます。
ですが、僕が一番大切にしているのは大会本番の日ではなく、大会前の最後の修練日。
この日に大会に出場する一人一人の拳士を、彼らがそれぞれに成長したことを褒める日でもあります。
大会当日に何か表彰される結果が出たとしても、特に褒めることはしません。
金剛禅総本山少林寺の修行の場である道院は、その中での活動内容に価値があるのであって、大会に付随する結果に価値があるわけではないと考えるからです。
この考え方は僕個人の考え方なので、少林寺拳法グループ全体が同じ価値観を持っているわけではありませんが、大会の結果を大げさに褒めることを繰り返すと、大会の結果に一喜一憂する拳士が育つ可能性があります😣。
大会の結果が自分の期待と異なったとき、思い悩み、酷いときには少林寺拳法自体を辞めてしまうこともあるからですね。
少林寺拳法は、自信に満ちあふれた、負けない心を持った人間を育てること。
明日が市民大会本番ですが、三ヶ月半、みんなよく頑張ってきました😊
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大阪高槻道院
活動日のご案内
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【修練日】
月曜日/金曜日
18:30~19:30 (少年部)
19:30~22:00 (一般)
日曜日
09:30~11:30 (大人と合同)
【修練場所】
JR高槻駅から徒歩五分!
詳しくは👇
https://shorinji-takatsuki.jp/profile
(北野)