■修練レポ■ 2025年 10月度入門式&達磨祭
このところ少しぐずついた曇り空が続いていましたが、今週からすっきりとした秋晴れに😊
このまま週末の小学校の運動会までお天気がもってくれるといいですねぇ。
さて、11/9(日)には高槻市少林寺拳法連盟が主催する高槻市民少林寺拳法大会が開催されますが、大阪高槻道院の拳士達も出場するしないにかかわらず、みんな一緒に八月から一生懸命大会に向けての修練に励んでいます。
そんななか、九月になってから新しく大阪高槻道院に仲間になった拳士もおり、昨日は2025年 10月度の入門式を執り行いました。
■ 2025年 10月度入門式 ■
今回の入門式の対象拳士は小学一年生の男の子で、9月に入門して10月から本格的に修練に通うようになりました。
小学一年生には誓願文を一人で読み上げるのは結構大変だと思いますが、自宅で事前に何度も何度も読む練習を頑張ってくれたので、この日はサポートで横についてもらう年上拳士も必要なく、難しい漢字も頑張って読み上げ、立派に入門者代表を務めてくれました☺️
普段の修練の時にしょっちゅう伝えている事ですが、少林寺拳法の修練の中で「出来ない」という言葉は使わない事が大切だと思います。
やる前から「出来ない!無理!」と拒絶してしまうと、どんなに少林寺拳法が人を育てる手段として教えを説いていても、入口のドアが閉まっているところに入っていくことは出来ないんですね。
少林寺拳法の修練や活動というのは、上手に出来る出来ないという程度の差はあっても、やってみればどんな小さな子でも出来る事は必ずあります。
少林寺拳法を続けて立派に成長していく拳士は、最初から「出来ない」ではなく、「やってみる!」という気持ちを持っている拳士達。
今回入門者代表を務めてくれたちびっ子拳士も、日曜日の修練では会ったことのないお兄ちゃんお姉ちゃん拳士達を前に、嫌がることなく頑張ってチャレンジできたことは、これから長く続く少林寺拳法の道に踏み出す、力強い第一歩になったと思います😉
■ 2025年 達磨祭 ■
入門式が終わったら、引き続き達磨祭を執り行いました。
新入門の拳士や黄帯拳士達は普段の修練が19:30終了のため、今回の達磨祭は参列せず退出となりましたが、その他の緑帯以上の拳士達や、修練の後半にある一般拳士達の一部が早く来てくれて、子供と大人が混じった達磨祭となりました。
達磨祭を執り行っている最中に一般拳士がどんどん集まってくるんですが、昨日は中学生や高校生の拳士達が、普段はクラブや塾でもっと遅くに来る事が多いのに、行事の日だからと早くから道場に来て参列してくれたのは、なんだか嬉しいですね😊
少林寺拳法の技術修練が楽しくて早く来たい!と思う気持ちは普通にあると思いますが、入門式や達磨祭といった技術修練ではない行事の時に早く来てくれるのは、金剛禅の行事を大切にしてくれる気持ちを持っている事の表れだと思います。
少林寺拳法の本質は技術修練ではなく、教えから生き方方を学び、日常生活に生かすこと。
金剛禅の行事は、この教えの伝授にフォーカスした特別な一日。
今回は達磨祭ということで、何故道場に達磨大師の像を置いているのか、あるいはそもそも何故祭壇があるのか?といったお話を、達磨大師の伝記や禅宗についての法話と合わせて、子供達にも分かるようにお話ししました。
今回参列した子供達は、なんだか今までの拳士と少し雰囲気が違いました。
みんな本当に真剣に献香・礼拝し、法話に耳を傾けてくれていました。
何人も連続して献香・礼拝をおこなっていると、子供達は単調なイベントが繰り返しているので、やっぱり飽きておしゃべりを始めたり、そわそわ落ち着きなく体を動かしたりしてしまいがち。
でも昨日の参列してくれた子供達は厳かな雰囲気を一切崩すことなく、誰一人おしゃべりすることなく、一人一人が献香・礼拝をおこなっている姿を真剣に見つめ、自分の番が来たときは、大人の拳士と変わらない堂々としたたたずまいで献香・礼拝を行っていました。
この姿を見れただけでも、子供達の心のどこかに金剛禅の教えが伝わっているんだな、と感じました☺️
■ 一般 修練風景 ■
入門式が少年部の時間からスタートしたので、達磨祭が終わったぐらいがいつもの一般の修練の始まる時間だったので、後半はいつもの通り一般の修練を行いました。
少年部から行事が始まったので一般の修練に参加していた一般拳士の半分以上は行事に参加出来ませんでしたが、こうやって修練写真を撮ってみると、そこそこ大人が集まって修練に励んでいるので、平日の夜でも皆さん本当に頑張って修練に参加してくれているんだなぁと思います😊
昨日の修練は僕は行事の後片付けをしていたので、準備運動から基本修練は助教に任せつつ、一通りの基本修練が終わったところで、柔法の掛け手のやり方や、そこから派生して力まない力の伝え方、足の動か方、相手のバランスの崩し方、守者の体のバランス力など、修行科目表からは読み解けないテーマについて、みんなでチャレンジしてもらいました。
一般拳士達もさすが日頃から頑張って修練に来ているだけに、誰一人「出来ない!」と言わず、「どうやるん? もういっぺんやらせて!」と、何度も何度も感覚を磨く事にチャレンジしていました。
達磨大師は「不撓不屈」の象徴。
諦めず、励み続けること。
とてもよい達磨祭となりました🙏
(北野)






















