■修練レポ■ 特別昇格考試を受験してきました
昨日は小雨がポツポツ降る中、始発の電車に乗って昇段試験を受験するために、香川県の金剛禅総本山少林寺に行ってきました。
本山にはなんだかんだと、道院長研修会やら僧階補任講習会やら毎年何かしら行事があるので、帰山することは多いのですが、特別昇格考試は武階や法階をあげるときしか行くことは無いので、かなり久しぶり。
今回は七段を受験する為に行きましたが、無事合格いたしました。
七段という数字に特に思い入れはないですが、僕の師匠である田邊眞裕先生が准範士七段で道院長を引退されたので、ついにというか、ようやくというか資格だけは同じところに到達したんだな、という思いはあります。
1989年の10月に金剛禅総本山少林寺に入門し、2009年に僕が五段を取得するのを見届けてから引退されるまでの20年間、ずっと一人の先生を師事し、この道を歩んできました。
昔授与された允可状の日付をたどってみると、初めて合格証書を頂いたのが1990年の2月。
当時は見習い→三級という流れで資格があがったので四ヶ月ほどで三級になったようです。
田邊先生に師事した二十年間、1998-2003年の大学生後半の時期に日本にいなかったのもあって、若干の休眠をしていますが、そこからは今日に至るまで、道衣を日を数える方が少ないぐらい、少林寺拳法と関わる人生を歩んできた気がします。
初段受験の時は、田邊先生と二人でバスと電車を乗り継いで、守口市の体育館に試験を受けに行った日のことを、今でも鮮明に覚えています。
「合格したら、帰りにカレーを食べて帰ろう」
というのが、田邊先生のマイルールだったようで、その時食べたカレーが大切な思い出の一つになっています😊
田邊先生時代を含めて、大阪高槻道院には数百名以上の拳士(正確な数は分かりませんが千人近いかと思います)が入門や転籍をしてきましたが、おそらく田邊先生の大阪高槻道院に入門し、田邊先生の弟子の一人、純粋な大阪高槻道院の拳士として七段にたどり着いたのは、僕だけかと思います。(転籍して一時的に在籍された方が七段を取った例はいくらかあると思います)
田邊先生が道院長を引退された今となっては、僕が最初で最後の七段になった弟子になるかもしれません。
そういう意味では、田邊先生に出会えた法縁、それが今なお続き、僕が今でも大阪高槻道院に在籍し、なんとか田邊先生の法灯を守り続けることが出来るのも、今でも僕や大阪高槻道院を支えてくれている古くからの幹部の皆さんや、大人の習い事で少林寺拳法を初めて、今では少林寺拳法をライフワークにしてくれている一般拳士の皆さん、新しい息吹を吹き込んでくれる少年部や、彼らを支えてくれるご家族があっての事だと思います。
遙か大先輩の武内章臣先生や、武専で何十年もお世話になっている先生方、地元の高槻市や茨木市の先生方など、恩に余る先生方が周りにたくさんいらっしゃいます。
ですが、僕の中では少林寺拳法──金剛禅の「師匠」は田邊眞裕先生ただ一人で、これからも「師匠」と呼べるのは、やっぱり田邊先生ただ一人ですね😊
これからも田邊先生の弟子の一人として、皆さんと一緒に少林寺拳法の修練に励み、この大切な教え──金剛禅を守り広げていければと思います🙏
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大阪高槻道院
活動日のご案内
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【修練日】
月曜日/金曜日
18:30~19:30 (少年部)
19:30~22:00 (一般)
日曜日
09:30~11:30 (大人と合同)
【修練場所】
JR高槻駅から徒歩五分!
詳しくは👇
https://shorinji-takatsuki.jp/profile
(北野)








