第13回 独自ドメインの決め方
さて、第12回までのお話しで道院のサイトをつくるにあたって考えなくてはいけないことは大体書いたわけですが、その中で強調していた「独自ドメイン」についてのお話しをしてみようかと思います(=゚ω゚)ノ
まず、「URL(アドレス)」というのはインターネットの世界でいう「住所」です。そのアドレスの一番最初に表記される部分を「ドメイン」といい、そのドメインを独自に使うということは、言い換えれば、先生方のサイトが「○○道院固有のもの」であると主張するという事にほかなりません。
これは検索結果においても大いに重要なことで、「https://www.どこそこプロバイダー.ne.jp/~道院の名前」みたいなアドレスよりも、「https://道院の名前.net」などの方が「独自・固有である」という判定がされ、より上位に表示される、という事になります。
■独自ドメインにはキーワードを含めよう!■
検索サイトのロボットは、収集する情報が「有益かどうか」という判断を決まった判定基準で仕分けしていきます。ただ何気なく書いているページでも収集はしてくれますが、検索の上位に来るかどうかと言えば、やはり「主張」していないページは、ロボットは「重要度が低い」という理由で、検索結果の下位に置きます。
この「サイトを主張する」方法の一つが「独自ドメイン」を使うということであります(=゚ω゚)ノ
じゃあ、「独自ドメイン」というからには何かしら名前をつけなくてはいけないわけですが、どういう名前にした方が良いのでしょうか?
結論から言えば、「サイト全体を表すキーワードを含める」のが一番良いとされています。
幸い、この講座は「少林寺拳法連盟の道院のサイト」を立ち上げるという事で書いていますから、もっとも有力なキーワードは「shorinjikempo」であることは間違いありません。
なので、独自ドメインのパターンとしては、
https://www.shorinjikempo.○○
が考えられます。
○○の部分には、
.com
.net
.or.jp
.jp
.tv
.info
.ws
等々
色んな国・組織ドメインが利用できますが、
https://www.shorinjikempo.or.jp
は現在本部が使用しているので、先生方は利用できません。
じゃあ、ほかの国・組織ドメインならいいかというと、「shorinjikempo」という単独キーワードは、本部が商標登録していますので、「shorinjikempo.○○」ドメインを利用すると、将来的に問題が起きる可能性が大なので、あまりオススメできません。
なので、先生方が独自ドメインを決める際には、
https://www.shorinjikempo-××.○○
として、「-(ハイフン)」の後ろにもう一つキーワードを加えたドメインをお考えいただくといいかと思います(=゚ω゚)ノ
■二つ目のキーワードは何がいいか?■
ドメインに含めるキーワードの一つ目は、「shorinjikempo」が良いと書きました。続けて「-(ハイフン)」で区切り、二つ目のキーワードを使用して、先生方の道院のサイト独自のドメインを考えていくわけですが、二つ目のキーワードは何がいいのでしょうか?
結論から言えば、「先生方の道院のサイトをすぐに思い浮かべるようなキーワード」であるのが一番望ましいです。
大阪高槻道院の場合は、「shorinjikempo」の後ろに「takatsuki」と地名を入れました。
「takatsuki」というキーワードは、「高槻」「高槻市」「たかつき」「タカツキ」と、日本語の読みとして用いられるため、検索時に「少林寺拳法 高槻」と入力したときに表示するドメインとしてふさわしいだろうと考えてドメイン名に使用しました。
少林寺拳法の道院の名前は、原則として「地名」を含んでいるかと思いますので、是非地名を生かしたドメイン名になさることをオススメします(=゚ω゚)ノ
■
shorinjikempo-地名.○○の欠点■
上に書いた「shorinjikempo-地名.○○」というドメインを用いる場合の欠点が一つあります。それは、
ドメイン名が長くなりがち
ということです。
ドメイン名が長いと口頭で伝えるのが困難になりますし、広告・名刺などの印刷物に書くときも、長いと結構不便だったりします(-ω-;)
キーワードとして使用している「shorinjikempo」を省くか、「地名」の部分を短くするか、全く違うキーワードを検討するか、大変難しい問題ではありますが、「kempo-takatsuki.net」なんていうのを使うと、ほかの団体と誤解される可能性がありますよね。
バリューアップのガイドラインにもあるように、「shorinjikempo」は固有の名称であり、その中身や活動が誤解されてはいけない、という目的があります。
ドメイン名を中途半端に省略した結果、ドメイン名で少林寺拳法が誤解されることがあってはいけないと思います。
そういった意味では、やはり「shorinjikempo」というキーワードを使用するときは、省略せずにフル表記が望ましいですし、このキーワードを加えることでドメイン名が長くなりすぎるときは、すぱっとあきらめて、
https://www.takatsukisibu.net
みたいな感じにしてしまった方がいいかと思います。
次回は、第14回 独自ドメインを自分で取る方法です!
前回は、第12回 バリューアップ -商標ロゴ・写真編-です!