大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

来年から運用法(乱捕り)の比重を高めます!

Posted on 2010年12月29日


来年から一般部が新科目表になる、というお話はちょくちょくしているのでご存じのことかと思いますが、その中身についてはあまり詳しくお話ししていませんよね。

具体的には来年の新春法会の時に配布する新科目表を見てもらうとして、とりあえず今回の改定の中で感じた事は、

6級から始まることで、基本技術の習得のハードルが少し上がった

ということ。

正確には、習得のハードルが上がったというよりも、3級なら3級の時点で求められる基本技術のレベルが、従来は見習い→3級ということで四ヶ月程度で学べる範囲のレベルで済んでいたところが、来年の四月以降は、見習い→3級までの期間が一年以上となり、従来の初段並の習得度が3級の時点で求められるようになります。

なので、今年入門して3級~1級を取得している拳士と、これから入門して6級から始まる拳士との間に、同資格時点での技術レベルに差が出てしまう事になるので、出来るだけ現3級~1級拳士が新3級~1級拳士とレベルが揃うようにしたいと思うので、普段の稽古の前半の修練のレベルをあげていきます(=゚ω゚)ノ

■剛法における受けは、早い段階で習得する■

まず、新科目表では6級の段階で「内受、上受、下受、打払受」の四動作を、4級の段階では「外受、打上受」、3級の段階で「十字受」を学んでいる事、となっています。

この七つの受けが出来ると、基本的な攻撃に対して何かしらの受けが出来るようになるので、この七つに関しては、とにかく早い段階でやるようにします。

その上で、

運用法(乱捕り)の比重を高める■

というのをします。

今までは法形で学ぶまでは、受けそのものを知らないという事が多く、運用法をやってみたとしても、どう受けていいかわからず、そこで立ち止まってしまっていたのを、とにかくまず七つの受けを習得してもらい、法形で反撃を習っているかどうかは別にして、どんな反撃に対してもとりあえず守る、ということが出来るようにしていきます。

受けの形だけをひたすら基本でやっていても、実際に受けれないと意味がないので、

受けの形を覚える→運用法で実践する

というのを一つのくくりとして修練をしていくので、茶帯になったばかりの拳士や、今白帯で来年の三月までに茶帯になる拳士には少し難しいかも知れませんが、頑張っていきましょう( ゚∀゚)o彡°

■運用法の試験は49歳まで必須になりました!■

何故運用法の比重を高めるのかというと、新科目表では3級から運用法の試験が行われ、その対象が従来は39歳までだったのが、49歳までが必須となりました!

実際の試験についても、従来は10個の法形を二人が全部組演武から、6個の法形を二人が半分ずつ交互にやるようになります。

組演武の試験が短くなる分、運用法の試験に時間をさけるようになっているので、対象年齢の拡大と共に、技術レベルの向上を図る意味合いでも、運用法が今までよりはずっと注目されるようになる感じですね。

と、いうわけなので、来年から最初の一時間の修練時間の中に、運用法につながっていくような基本修練と運用法をやっていこうかと思いますので、ちょっとずつでもいいので皆さん頑張っていきましょうね( ゚∀゚)o彡°

ネームプレート

余談。

うちのネームプレートを晒してみる(=゚ω゚)ノ

入り口にこれがはってあるので、訪問販売員や宗教の勧誘は減っているようです(笑)

(北野)