■修練レポ■ 2013年10月度 精勤賞授与式&入門式&達磨祭
さて、今回は写真が多いので早速本題にはいります(=゚ω゚)ノ
先週の金曜日に達磨祭の行事を執り行いました。
行事だけで言えば、達磨祭だけでいいんですが、毎回各行事の前に入門式も行っているので、大阪高槻道院の人たちは、まぁ、行事=入門式と行事、というイメージがあると思います。
んで、今回からさらに「精勤賞授与式」を入門式の前に執り行うことにしました(=゚ω゚)ノ
精勤賞とは、少林寺拳法に入門してから諦めることなく修練に参加している少年部の拳士に贈られる賞で、大阪高槻道院では二年以上少林寺拳法の修行を続けている拳士に授与されます。
前回は精勤袖章をちょろっと渡しただけで、あんまり「がんばりましたっ!」っていう感じがなかったんですが、今回からは、ちゃんと賞状も発行し、さらに記念品も贈呈することにしました(^^)
やっぱり、何か形で残る感じで表彰した方が、本人の励みにもなりますしね(^o^)
今回精勤賞を授与したのは、精勤二年は7名、精勤三年が2名、精勤三年以上が2名(通常は三年までしか表彰しませんが、前回表彰していなかったので、今回は特別に)の11名の拳士となります。
合わせて班長の任命式を行い、本格的に少年部のリーダーとして活躍してもらう四名の拳士が班長となりました(^^)
精勤賞授与式が終わった後は、椅子を並べ、いつもの行事の準備(=゚ω゚)ノ
今回入門式の対象となった拳士は、市民大会後に入門した、新入門11名+転籍1名の12名で、一般部に入門した方は、全員他武道の経験者の方となりました(^^)
入門式の誓願文に、「初生の赤子として修行に励む」といった一文があります。
初生の赤子とは、「生まれたての赤子のように」という意味ですが、この言葉は少年部の拳士に向けてと言うよりは、社会経験が豊富な一般部の拳士に向けての言葉と言ってもいいと思います。
今回新入門として入門式に参加した一般部の三名の拳士は、それぞれが他武道の修行を何年も励まれ、場合によっては、その武道そのものが自身の価値観や、精神的なバックボーンとなっていることもあろうかと思います。
そういった多様な経験をなさっている中で、あえて少林寺拳法の門を叩き、全く違う世界に飛び込んでこられた勇気は、大変素晴らしいと思います(^^)
そういった方達に向けて、あえて入門式の誓願として「生まれたての赤子のように一生懸命修行に励みます」と誓ってもらうのは、修行をはじめる前から、「少林寺拳法はここが違う、あそこが違う」といった先入観をもって修行に取り組むのは、不毛なことだからですね。
自身が経験してきた他武道と違うのは、違う武道なのだからあたりまえですよね。
違う武道として、自身の中で比較して、新たな発見をしてもらうことは大いに結構なことだと思いますが、自身の経験してきた武道の優位性を確認するために、修行を続けていくのであれば、初めから少林寺拳法を選ばなければいい話になります。
僕は、他武道の経験者の方には、「自分自身が経験してきたことは大切に守ってください。その中に少林寺拳法を加え、それぞれの持つ特徴と優位なところを、十分生かしていけるように、修行に励んでください」と言っています。
実際に指導においても、「他武道ではこういった形で行うが、少林寺拳法ではこういった形で行う」といった指導はしますが、「少林寺拳法の方が優れている」という事は絶対に言いません。
何が優れているかは、本人が自分で判断することであって、指導する側が押しつけるものではないからですね。
今回新しく入門なさった方達も、是非、こういった考え方にのっとって、自分にできる限り、諦めることなく修行に励んでもらえればと思います(^o^)
入門式が終わった後は、軽く休憩を挟んで達磨祭を執り行いました(=゚ω゚)ノ
達磨祭は達磨大師の命日にちなみ、達磨大師にまつわるお話などをする場になるわけですが、毎回僕が達磨大師にまつわる話をしているので、今回はそのあたりのお話は田邊先生にお任せして、僕は仏教と少林寺拳法との関係についての法話をさせていただきました(^^)
ここでそのあたりのことを書き出すと長くなるので省略しますが、一般部では普段から聞いている話でも、少年部の保護者の方は初めて聞く話も多かったのではないでしょうか(^o^)
このホームページでも、「金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院」と名乗っているように、少林寺拳法は単に突いたり蹴ったりすることだけを指導している団体ではないことは、何となくはわかると思います。
でも、いざ入門したときに、やっぱり突いたり蹴ったりしか教えていないのであれば、何も少林寺拳法でなくてもいいと言えばいいという話になる。
あえて少林寺拳法を選び、成長著しい小学生の間、少林寺拳法に何年も通わせて頑張ってもらうのだから、そこの他武道にはない少林寺拳法らしさ、が必要だと思うんですね。
そういった意味で、今回の達磨祭の法話として行ったお話は、少林寺拳法の教えの中核であり、あえて少林寺拳法を選んで修行を続けてもらう意義になるのではないかなぁと思います(^^)
さて、長くなってきたので、今回の行事についてのご報告はこれぐらいにして、次の行事は、年明けに行う「新春法会」になります!
次回も、今回と同じように精勤賞授与式を執り行います(=゚ω゚)ノ
また、新春法会はおぜんざいが出る行事なので、入門式が終わった後も帰らずに頑張って最後までいてくださいねっ!(=゚ω゚)ノ
(北野)