■修練レポ■ 2015年10月度 入門式&達磨祭&修練風景
さて、次は2015年達磨祭についてです(=゚ω゚)ノ
いつもは、入門式→達磨祭という流れで行事を執り行っていくのですが、今回は入門式で入門者代表を務める予定の拳士が、少し遅れて道場に入ったので、先に達磨祭を執り行いました(^^)
達磨祭を先にやるという流れになると、いつもなら入門式後退出する予定の拳士が、入門式が終わるまで退出できない、という状況になるので、若干駆け足気味に行事を執り行った感じはしますが、道院長法話の時間だけはキッチリとりました(笑)
今回の達磨祭の法話は、達磨禅について。
といっても難しい理論を法話で話すと、子供達にはちんぷんかんぷんになるので、それをかみ砕いて、別の表現で行いました。
要約すると、
1.自分の中にある正しい心(仏性)に気がつくと言うこと
2.自分の中の仏性に気がつくためには、周りから何を言われようとも、正しいことを正しいやり方で行うこと
の二点。
人からよく思われたいとか、俺がこうしたんだから、おまえは俺にこうするべきだ、みたいな感情を捨てて、自分の内なる正しい心に問いかけて、行動すれば、必ず自分の仏性を感じることができるというお話。
この話だけだと、少林寺拳法と何の関係があるのか全くわからないので、達磨大師がどこから来て、どこに向かったのかとか、達磨大師は何を伝えようとしにきたのか、といったお話も併せて行いました。
達磨禅のお話は、金剛禅読本に書かれている、「正しい教えとはなにか?」という事につながってくる内容で、日頃から修練の時に読み上げている経典の、「己こそ己のよるべ」あたりの文言が、実は達磨禅と関係が深いと言うことにも気がついてもらえるんじゃあないでしょうか(^o^)
道院長法話が終わったところで、入門者代表の拳士が準備が出来たので、引き続き2015年10月度入門式を執り行いました(=゚ω゚)ノ
■2015年10月度入門式■
今回の新しく入門した拳士は、一般に一名、少年に一名の二名で、そのほか一般に転籍・復帰の拳士が三名の、計五名が10月度入門式の対象となりました(^^)
今回の入門者代表の拳士が茶帯を締めているのは、彼女は学校のクラブで先に財団法人少林寺拳法連盟に入会しており、今回は金剛禅の道院に兼籍(新入門)という形になりましたので、入門者代表として誓願文を読み上げてもらいました(^o^)
今回の入門式の道院長法話も、毎回毎回お話ししている、「少林寺拳法で一番難しいこと」について。
今回は未経験で新入門した拳士は一名でしたが、一般財団法人と兼籍をして修練に励むという、なかなか大変な道を選んで入門した拳士がいたり、転勤などを経験しながら、地域が変わってもなお少林寺拳法の修練に励んで行きたい言う方や、一度は塾の壁に阻まれて修練が途切れたけれども、再びチャンスが巡ってきたら、すぐに少林寺拳法の修行を再開した拳士など、まさに「あきらめることなく修練に励む」ということを、実践している方達が多く集まった入門式だったと思います。
やむなく一時期道場での修行が途切れたとしても、再び機会が巡ってくれば再開する、といった拳士たちが大勢大阪高槻道院には所属しており、このような「少林寺拳法で一番難しい事を実践してくれている」素晴らしい先輩達が、新しく入門した拳士たちを励まし・応援してくれることで、次の世代へと少林寺拳法の輪がつながっていくんだと思います(^^)
今回新入門された方も、転籍・復帰された方も、生涯あきらめることなく修練に励み、自己の研鑽だけでなく、後進の育成、社会への貢献を目指して、頑張っていって頂ければと思います(-人-)合掌
■2015/10/16のスナップ&一般の修練風景■
まぁ、スナップ&修練風景といっても、あんまり写真があるわけではないので、ちょこっとだけ(=゚ω゚)ノ
毎回ですが、行事が終わるたびにお供えを皆に配るんですが、何故にあんなにガッつくかな( ̄▽ ̄;)
ちゃんとみんな分あるんだから、キチンと並んで受け取ればいいのに(-ω-;)うーむ
この日の一般の修練は、行事自体はいつものハイクラス終了ぐらいの時間で終わったので、修練時間が短いという感じはなかったんですが、せっかくの機会なので、あえて普段はあまりやらないような技術修練を少しやってみました。
級拳士や初・二段ぐらいの拳士は、全く見たこともないような技術のオンパレードだったので、(゚Д゚)ハァ? 、みたいな顔でみんなやってましたが、ちゃんと長く続けて、順番に資格があがっていけば、みんな習得できる技術ばかりですよっ( ゚∀゚)o彡°
この日だったか、その前の修練日だったかに、「東京の柔法の達人として有名な某先生から教わった秘伝は、『柔法は足の置く位置が一番大切』」という話をしたんですが、この日の修練もこれがテーマになりましたねぇ。
昨日の大阪北道院の50修練記念式典にこられていた、高松の高名な先生の技術講習の中でも、やっぱり「柔法は自分の体がどこにあるかが肝要」というお話があったので、これは柔法の神髄なのかも知れませんね(^^)
僕は結構この部分については、しつこいぐらい口に出して具体的に指導しているので、是非是非、皆さんも意識して「足の置く位置」の研究に励んで下さいね(=゚ω゚)ノ
(北野)