■修練レポ■ 2024年4月度 少導師補任式
四月も終わりに近づき、進学・進級した小中学生達も落ち着いてきたのか、ちょっとずつ修練日の問い合わせや、諸費用の問い合わせが増えてきました😊
日曜修練も、親子で参加出来ます!アピールをしているかいもあってか、四月入ってから親子で体験を続けてくれている方もいて、今年はコロナ禍の時よりもずっと人が良く動く年になりそうな感じがします😉
金剛禅の制度の中に「僧階」という制度がありますが、これは日々の技術修練に対する試験制度である「武階」とは異なり、仏教教団としての金剛禅をより深く学び、実生活に金剛禅を活かす目的に作られた制度になります。
僧階のスタートラインは少導師であり、少導師に補任されてから、権中導師、中導師という風に階級があがっていきますが、僧階の階級は自学習が中心なので、誰かに教わって期間が過ぎたから上の僧階に上がれるというものでもありません。
かなりしっかりと勉強して沢山の論文を書いていかなくてはいけないので、敷居が高い制度ではありますが、それだけに僧階の資格があがっていっている拳士は、意識も高いですし努力家でもある証拠だと思います☺️
今年も大阪高槻道院の拳士がこの、自助努力の高みを目指して僧階に補任された拳士が出てくれたので、2024年4月度の少導師補任式を執り行いました😊
金剛禅は少林寺拳法の中核をなす組織で、少林寺拳法の歴史的にも金剛禅なくしては語ることができませんが、海外には金剛禅が広がっていないので、外国の拳士から見ると、実に不思議な組織にも見えるようです。
特に最近はInstagramやX.comなんかも駆使して、少林寺拳法・金剛禅の両方を発信しているので、時々海外の方(必ずしも拳士とは限らないです。空手家もおられるし、一般的な武道家もおられます)から、「君の組織はなんなのだ?」と、英語で質問メールが飛んでくるようになりました。
最近はAIがすさまじい発展を遂げているので、お互いがAI駆使して英語でやりとりして、金剛禅や少林寺拳法について会話できるのは、本当に良い時代になったと思います☺️
金剛禅を世界に広げるのには相当な困難がありますが、まずは日本国内から、そして身近な自分の道院の中から、こうやって一人でも多くの僧階取得者を増やし、金剛禅は技術を学ぶだけではないんだ、という事を理解してもらえればと思っています😊
(北野)